たかたらさんが、講座で書いた作品をUPしてくれました。 [ショートショートの紹介!]
たかはらさんが、ぼくの講座で書いてくれた作品を、インターネットにUPしていただきました。
【小説家になろう】
http://syosetu.com/
【たかはらさんの作品はこちらから】
http://mypage.syosetu.com/595549/
小説家になろうは、大場鳩太郎様を初めとして、多くのプロ作家を輩出した注目サイトです。そこにたかはらさんも、いざ参戦!といった感じです。
自分が書いた作品ではないのですが、タイトルを見ただけでいろいろと思い出してしまい、順番に読み返してしまいました。
ということで、作品からひとつ紹介します。
―――
たかはら 『くっつけ屋とひとしずくの勇気』
僕に手を振り、去って行く彼女の背中がどんどん小さくなる。最後の緊張気味で、どこか少しさみし気な笑顔が、胸に刺さった。それは僕が初めて見る彼女の表情だった。僕はその場に立ち尽くして、ため息をつく。全くなんて皮肉な商売なんだろう。
持ち前の世話好きと、小売店の長男に生まれて身についたこの人当たりの良さで、十歳の時にはすでに看板を背負っていた「くっつけ屋」 今までに恋愛を実らせた件数は両手の指を五回は屈伸させなければ数えきれない。そんなに頑張って来たのはみんなの「笑顔のため」だった。それが三ヶ月前。僕のもとにやって来た彼女を見て、世界が一変した。好井由紀。僕が小学校のころからひそかに好きだった彼女が、よりによって僕の親友の園原の写真を持って現れたのだから、たとえ僕がその場で発狂したとしてもきっと神様は許してくれたと思う。
「くっつけ屋」の看板に恥じないよう、好井に喜んでもらえるよう、僕は精いっぱいのレクチャーをした。何せ自分の親友のことだから、手に取るように好みも分かるし、考え方や価値観も分かる。好井は熱心にそれをメモし、実践してくれた。園原がエビフライが好きだと教えればエビフライ入りの弁当を手に火傷をしながら作ってきてくれたし、あいつの志望校が市内トップの中央高校だと教えれば、必死になって勉強して合格圏内に入ってくれた。僕が頑張れば頑張るほど、彼女は僕から離れていくこの皮肉。それでも僕は、胸の奥の黒いものをひた隠しにしながら、彼女に苦手な英語を教えたりもした。辛くはなかった。彼女が嬉しそうにしてくれるから。だからすぐにでも口から飛び出そうだった「黒々としたものたち」は、彼女の笑顔ですぐに大人しくなってくれたんだ。
でも、いつからか好井が僕に対してすっきりと笑わなくなった。好井に「瀬川くんには好きな人はいないの?」と聞かれてからだったろうか。あのときは何て答えたんだろう。そうだ確か「みんなの笑顔が僕の好きな人だから」とかなんとか答えた気がする。営業スマイルで笑った僕を彼女がさみし気に見たのを思い出した。今思えばあれが分岐点だったんだろう。きっと僕にあきれたんだと思う。
ありがとう、好井。好きだった。小学校のころから、ずっと。
僕は届かない思いを彼女の消えた校舎裏へと投げた。好井。僕に弱さを教えてくれてありがとう。僕のずるさを教えてくれてありがとう。次の時には、きっと逃げないから。きれいな言い訳に、逃げたりしないから。
俯いたとき、目からぽたぽたと雫が零れ落ち、乾いた地面にこげ茶色の染みを作った。ひっきりなしに落ちてくるそれはまるで僕の胸の奥の「黒々たち」のようで、彼らはわらわらと増殖し続けて口々に僕を責めたてた。「また逃げる気かよ」「次の時には~、なんて、言い訳だろ?」「かっこつけんなよ」 ――さあ今だ。走り出せ! それらは僕に呼びかける。あのときの好井のさみし気な笑顔が胸に浮かんだ。……好井、好井! 涙も払わずに僕は走りだした。好井が前のように笑ってくれるなら、「くっつけ屋」なんて看板は、もういらない。
好井は校舎裏へと曲がったすぐ先にいた。あいつはまだ来ていないようで、好井は少し俯いて暗い顔をしていた。
「好井!」
僕が呼ぶと、彼女はびくっとしてこっちを振り返った。
「くっつけ屋は、返上した! ――好井。僕は好井が好きだ! 小学生のころから、ずっと、ずっと好きだったんだ!」
必死だった。息が上がっていたけれど、切れ切れだったけれども勢いで言い切った。好井は目を丸くして、僕を見ながら瞬きを何度もしている。そりゃそうだ。いままで「安全だ」と思いきって何でも相談してきた僕が、いきなりこんなことを言い出したら。
「――困らせるつもりはないんだ。ただ、最後に僕の気持ちを伝えたくて」
とにかく、言うべきことは全部言えた。これ以上は困らせなくなかったから、僕は「がんばれよ?」と一言残してその場を去ろうとした。だけどその時背中から好井が抱き付いてきたんだ。
「よかった――。追いかけてくれなかったらどうしようって思ってたの」
最初は園原くんが好きだったけど、一生懸命な瀬川君のことをいつの間にか好きになってた。彼女が背中越しに僕に言った。もし本当に神様という人がいるのなら、僕は彼にこう言うだろう。
こんな皮肉なら、僕は何度味わったっていい、と。
―――
このときのテーマは『皮肉』でした。
ですが、なにより「くっつけ屋」というアイデアが良いですし、さらにその設定を下支えする「持ち前の世話好きと、小売店の長男に生まれて身についたこの人当たりの良さで」という一文が上手いです。
ここがないと、くっつけ屋というアイデアが上滑りして、現実感の無い話になってしまいます。
とまあ、ぼくがいろいろ書くより、素直に読んでいただくのが一番ですね(汗)
GWの友として、たかはらさんの作品をぜひともご覧ください!
【ちなみに、講座はこちらです(汗)】
http://www.arasuji.com/shohen.html
【小説家になろう】
http://syosetu.com/
【たかはらさんの作品はこちらから】
http://mypage.syosetu.com/595549/
小説家になろうは、大場鳩太郎様を初めとして、多くのプロ作家を輩出した注目サイトです。そこにたかはらさんも、いざ参戦!といった感じです。
自分が書いた作品ではないのですが、タイトルを見ただけでいろいろと思い出してしまい、順番に読み返してしまいました。
ということで、作品からひとつ紹介します。
―――
たかはら 『くっつけ屋とひとしずくの勇気』
僕に手を振り、去って行く彼女の背中がどんどん小さくなる。最後の緊張気味で、どこか少しさみし気な笑顔が、胸に刺さった。それは僕が初めて見る彼女の表情だった。僕はその場に立ち尽くして、ため息をつく。全くなんて皮肉な商売なんだろう。
持ち前の世話好きと、小売店の長男に生まれて身についたこの人当たりの良さで、十歳の時にはすでに看板を背負っていた「くっつけ屋」 今までに恋愛を実らせた件数は両手の指を五回は屈伸させなければ数えきれない。そんなに頑張って来たのはみんなの「笑顔のため」だった。それが三ヶ月前。僕のもとにやって来た彼女を見て、世界が一変した。好井由紀。僕が小学校のころからひそかに好きだった彼女が、よりによって僕の親友の園原の写真を持って現れたのだから、たとえ僕がその場で発狂したとしてもきっと神様は許してくれたと思う。
「くっつけ屋」の看板に恥じないよう、好井に喜んでもらえるよう、僕は精いっぱいのレクチャーをした。何せ自分の親友のことだから、手に取るように好みも分かるし、考え方や価値観も分かる。好井は熱心にそれをメモし、実践してくれた。園原がエビフライが好きだと教えればエビフライ入りの弁当を手に火傷をしながら作ってきてくれたし、あいつの志望校が市内トップの中央高校だと教えれば、必死になって勉強して合格圏内に入ってくれた。僕が頑張れば頑張るほど、彼女は僕から離れていくこの皮肉。それでも僕は、胸の奥の黒いものをひた隠しにしながら、彼女に苦手な英語を教えたりもした。辛くはなかった。彼女が嬉しそうにしてくれるから。だからすぐにでも口から飛び出そうだった「黒々としたものたち」は、彼女の笑顔ですぐに大人しくなってくれたんだ。
でも、いつからか好井が僕に対してすっきりと笑わなくなった。好井に「瀬川くんには好きな人はいないの?」と聞かれてからだったろうか。あのときは何て答えたんだろう。そうだ確か「みんなの笑顔が僕の好きな人だから」とかなんとか答えた気がする。営業スマイルで笑った僕を彼女がさみし気に見たのを思い出した。今思えばあれが分岐点だったんだろう。きっと僕にあきれたんだと思う。
ありがとう、好井。好きだった。小学校のころから、ずっと。
僕は届かない思いを彼女の消えた校舎裏へと投げた。好井。僕に弱さを教えてくれてありがとう。僕のずるさを教えてくれてありがとう。次の時には、きっと逃げないから。きれいな言い訳に、逃げたりしないから。
俯いたとき、目からぽたぽたと雫が零れ落ち、乾いた地面にこげ茶色の染みを作った。ひっきりなしに落ちてくるそれはまるで僕の胸の奥の「黒々たち」のようで、彼らはわらわらと増殖し続けて口々に僕を責めたてた。「また逃げる気かよ」「次の時には~、なんて、言い訳だろ?」「かっこつけんなよ」 ――さあ今だ。走り出せ! それらは僕に呼びかける。あのときの好井のさみし気な笑顔が胸に浮かんだ。……好井、好井! 涙も払わずに僕は走りだした。好井が前のように笑ってくれるなら、「くっつけ屋」なんて看板は、もういらない。
好井は校舎裏へと曲がったすぐ先にいた。あいつはまだ来ていないようで、好井は少し俯いて暗い顔をしていた。
「好井!」
僕が呼ぶと、彼女はびくっとしてこっちを振り返った。
「くっつけ屋は、返上した! ――好井。僕は好井が好きだ! 小学生のころから、ずっと、ずっと好きだったんだ!」
必死だった。息が上がっていたけれど、切れ切れだったけれども勢いで言い切った。好井は目を丸くして、僕を見ながら瞬きを何度もしている。そりゃそうだ。いままで「安全だ」と思いきって何でも相談してきた僕が、いきなりこんなことを言い出したら。
「――困らせるつもりはないんだ。ただ、最後に僕の気持ちを伝えたくて」
とにかく、言うべきことは全部言えた。これ以上は困らせなくなかったから、僕は「がんばれよ?」と一言残してその場を去ろうとした。だけどその時背中から好井が抱き付いてきたんだ。
「よかった――。追いかけてくれなかったらどうしようって思ってたの」
最初は園原くんが好きだったけど、一生懸命な瀬川君のことをいつの間にか好きになってた。彼女が背中越しに僕に言った。もし本当に神様という人がいるのなら、僕は彼にこう言うだろう。
こんな皮肉なら、僕は何度味わったっていい、と。
―――
このときのテーマは『皮肉』でした。
ですが、なにより「くっつけ屋」というアイデアが良いですし、さらにその設定を下支えする「持ち前の世話好きと、小売店の長男に生まれて身についたこの人当たりの良さで」という一文が上手いです。
ここがないと、くっつけ屋というアイデアが上滑りして、現実感の無い話になってしまいます。
とまあ、ぼくがいろいろ書くより、素直に読んでいただくのが一番ですね(汗)
GWの友として、たかはらさんの作品をぜひともご覧ください!
【ちなみに、講座はこちらです(汗)】
http://www.arasuji.com/shohen.html
第2回電撃チャンピオンシップ開催中!その2 [ショートショートの紹介!]
【電撃チャンピオンシップ】
http://dengekibunko.dengeki.com/magazine/participation/championship/
昨日の続きです。
勝手な感想ですので、お気を悪くされたらごめんなさい。
No6猫震
『最強の偶像と、それを包む光の海』
このオチは、意味が分かる人には通じるのだと思いますが、ぼくにはその手の知識が無いので飲み込めませんでした。ごめんなさい。
No7佐藤いふみ
『ナタデココ・ハードボイルド』
エロの入ったハードボイルド物です。設定がエロビデオにありそうな感じなので、オチか設定でもうひとひねりあると良かったかも。
題名につけたナタデココにもっと意味を持たせたいと思うのは、ぼくだけかな?
No8ケガ・フカワ
『最強の願い』
不覚にも笑ってしまいました。この、ものすごく哲学的な流れの中で、ラストのあまりに意表を突くオチ。作者は読者を楽しませるツボを知っている気がします。
細かいところですが、最後まで父親視点に統一した方が良かったかも。
No9大場鳩太郎
『最強の姉妹 EメールのEはESPのE』
ライトノベルとして読めばおもしろいです。ただ、ショートストーリーとして考えると完結してないのが残念なところ。長編の冒頭を切り詰めたような感じ。
10作品のなかで、一番評価が難しい作品かもしれません。
No10熊雑草
『“最強”のネコ?』
冒頭のエピソードがとてもいいです。何気ないようで、主人公であるネコの描写だけでなく、家族の雰囲気や、家族におけるネコの位置づけもにおわせています。
設定に拘りをかんじますが、制限文字数を考えると、多少設定を削ったほうが読みやすかったかなあとか思ったり。
ということで、全10作品を読みました。
ぼくの一押しは
No4インク『最強の問題』
No8ケガ・フカワ『最強の願い』
この2作品です。単純におもしろさといえばケガ・フカクさん『最強の願い』ですが、インクさん『最強の問題』の完成度にも曳かれます。後で、あれはこういう意味か!と気がつかせてくれる二度目のおいしさがあるといいますか。
毎回、ぼくの予想はまったく当らないので、勝手にぼくの一押しにさせていただいだ御両名には申し訳ありません……。
さてさて、結果はどうなりますやら。
http://dengekibunko.dengeki.com/magazine/participation/championship/
昨日の続きです。
勝手な感想ですので、お気を悪くされたらごめんなさい。
No6猫震
『最強の偶像と、それを包む光の海』
このオチは、意味が分かる人には通じるのだと思いますが、ぼくにはその手の知識が無いので飲み込めませんでした。ごめんなさい。
No7佐藤いふみ
『ナタデココ・ハードボイルド』
エロの入ったハードボイルド物です。設定がエロビデオにありそうな感じなので、オチか設定でもうひとひねりあると良かったかも。
題名につけたナタデココにもっと意味を持たせたいと思うのは、ぼくだけかな?
No8ケガ・フカワ
『最強の願い』
不覚にも笑ってしまいました。この、ものすごく哲学的な流れの中で、ラストのあまりに意表を突くオチ。作者は読者を楽しませるツボを知っている気がします。
細かいところですが、最後まで父親視点に統一した方が良かったかも。
No9大場鳩太郎
『最強の姉妹 EメールのEはESPのE』
ライトノベルとして読めばおもしろいです。ただ、ショートストーリーとして考えると完結してないのが残念なところ。長編の冒頭を切り詰めたような感じ。
10作品のなかで、一番評価が難しい作品かもしれません。
No10熊雑草
『“最強”のネコ?』
冒頭のエピソードがとてもいいです。何気ないようで、主人公であるネコの描写だけでなく、家族の雰囲気や、家族におけるネコの位置づけもにおわせています。
設定に拘りをかんじますが、制限文字数を考えると、多少設定を削ったほうが読みやすかったかなあとか思ったり。
ということで、全10作品を読みました。
ぼくの一押しは
No4インク『最強の問題』
No8ケガ・フカワ『最強の願い』
この2作品です。単純におもしろさといえばケガ・フカクさん『最強の願い』ですが、インクさん『最強の問題』の完成度にも曳かれます。後で、あれはこういう意味か!と気がつかせてくれる二度目のおいしさがあるといいますか。
毎回、ぼくの予想はまったく当らないので、勝手にぼくの一押しにさせていただいだ御両名には申し訳ありません……。
さてさて、結果はどうなりますやら。
第2回電撃チャンピオンシップ開催中!その1 [ショートショートの紹介!]
【電撃チャンピオンシップ】
http://dengekibunko.dengeki.com/magazine/participation/championship/
ただいま電撃マガジンで、電撃チャンピオンシップが開催中です。
このチャンピオンシップに出場するのが大変で、まず電撃チャンピオンロードで受賞しなければなりません。
そこをくぐり抜けた10名の猛者のなかに、仲間の佐藤いふみさんもいます。
ぜひともがんばって欲しいと思います。
【佐藤いふみさんのブログ】
http://yfumi123.blog.so-net.ne.jp/
ということで、恒例の(恒例というほどでもありませんが)、出場作品の個人的感想と、まったく当たらない優勝予想を2回に分けてしてみたいと思います。
ということで、第1回はエントリナンバー1~5まで。
好き勝手に書いていますので、出場者の皆様が気を悪くされたらごめんなさい。
No1こまりまっくす
『最強の変態 ~ぼくが全裸になる理由~』
前半がまどろっこしく感じたものの、オチは充分に楽しめました。
ちょっとネタバレになってしまいますが、全裸になるとよけいに心拍数が上がるような気がします。もっとよりよい設定があったはず。惜しい!というのが僕の実感です。
No2吉高
『王子が最強の称号を欲しがっています』
登場するキャラは魅力的ですが、この制限文字数のなかでキャラを伝えきるのは難しかったのかもしれません。なんとなく、文中から作者の苦労が滲み出ています。
変な感想かもしれませんが、作者の人柄を感じる作品だとぼくは思いました。
No3橙乃光
『最強の属性』
ある種の恋愛物として、昔から良くあるストーリーと感じました。悪く言えば類型的ですが、よく言えば安心感のある物語だと思います。
個人的にはどこかでひとひねりあると、嬉しかったかもしれません。個人的な趣味の問題なんですけどね。
No4インク
『最強の問題』
おもしろいです! 最後のオチの鮮やかさといい、オチを読んでから気がつくさりげない伏線といい、完成度が極めて高いです。
ひねった感想を書くと、オチ直前の展開に、若干展開に無理があると言えなくもないですが、ショートショートとしては充分許容範囲内だと思います。
No5月鳴人鳥
『いただきコック!』
漫才のような展開に、分かりやすいですが、きれいなオチが付いています。
とぼけた女性キャラが魅力的ですが、ネタバレにならないよう慎重に書くと、最後のボケは男性から言わせた方が、最後のオチがしっくりくるかあと感じました。
ということで、No6以降はまた明日。
http://dengekibunko.dengeki.com/magazine/participation/championship/
ただいま電撃マガジンで、電撃チャンピオンシップが開催中です。
このチャンピオンシップに出場するのが大変で、まず電撃チャンピオンロードで受賞しなければなりません。
そこをくぐり抜けた10名の猛者のなかに、仲間の佐藤いふみさんもいます。
ぜひともがんばって欲しいと思います。
【佐藤いふみさんのブログ】
http://yfumi123.blog.so-net.ne.jp/
ということで、恒例の(恒例というほどでもありませんが)、出場作品の個人的感想と、まったく当たらない優勝予想を2回に分けてしてみたいと思います。
ということで、第1回はエントリナンバー1~5まで。
好き勝手に書いていますので、出場者の皆様が気を悪くされたらごめんなさい。
No1こまりまっくす
『最強の変態 ~ぼくが全裸になる理由~』
前半がまどろっこしく感じたものの、オチは充分に楽しめました。
ちょっとネタバレになってしまいますが、全裸になるとよけいに心拍数が上がるような気がします。もっとよりよい設定があったはず。惜しい!というのが僕の実感です。
No2吉高
『王子が最強の称号を欲しがっています』
登場するキャラは魅力的ですが、この制限文字数のなかでキャラを伝えきるのは難しかったのかもしれません。なんとなく、文中から作者の苦労が滲み出ています。
変な感想かもしれませんが、作者の人柄を感じる作品だとぼくは思いました。
No3橙乃光
『最強の属性』
ある種の恋愛物として、昔から良くあるストーリーと感じました。悪く言えば類型的ですが、よく言えば安心感のある物語だと思います。
個人的にはどこかでひとひねりあると、嬉しかったかもしれません。個人的な趣味の問題なんですけどね。
No4インク
『最強の問題』
おもしろいです! 最後のオチの鮮やかさといい、オチを読んでから気がつくさりげない伏線といい、完成度が極めて高いです。
ひねった感想を書くと、オチ直前の展開に、若干展開に無理があると言えなくもないですが、ショートショートとしては充分許容範囲内だと思います。
No5月鳴人鳥
『いただきコック!』
漫才のような展開に、分かりやすいですが、きれいなオチが付いています。
とぼけた女性キャラが魅力的ですが、ネタバレにならないよう慎重に書くと、最後のボケは男性から言わせた方が、最後のオチがしっくりくるかあと感じました。
ということで、No6以降はまた明日。
第3回 ツイッター小説大賞 [ショートショートの紹介!]
第3回ツイッター小説大賞が発表されました。
いつもお世話になっている海野久実さんが優秀賞を受賞されました。
【ツイッター小説大賞】
http://twnovel.net/
【海野久実さんの作品】
http://twnovel.net/entry/113
【海野久実さんのブログ】
http://marinegumi.exblog.jp/
海野さんおめでとうございます。
ツイッターはわずか140文字の世界です。
たったそれだけなのに、これだけ幅広世界が広がるとは驚きです。
受賞作品を読みますと、まだ創世記といった感じで、むりやり文字を削り取った作品が散見されますが、そのなかでも海野さんの作品とあと、七歩さんの作品は実に見事で、140文字の可能性を見せてくれたと思います。
たった17文字の俳句が、あれだけの広がりを見せてくれるように。
【七歩さんの作品】
http://twnovel.net/entry/48
第4回が開催されたなら、参加してみようかな。
そんな気分になりました。
受賞された皆様、本当におめでとうございます!
いつもお世話になっている海野久実さんが優秀賞を受賞されました。
【ツイッター小説大賞】
http://twnovel.net/
【海野久実さんの作品】
http://twnovel.net/entry/113
【海野久実さんのブログ】
http://marinegumi.exblog.jp/
海野さんおめでとうございます。
ツイッターはわずか140文字の世界です。
たったそれだけなのに、これだけ幅広世界が広がるとは驚きです。
受賞作品を読みますと、まだ創世記といった感じで、むりやり文字を削り取った作品が散見されますが、そのなかでも海野さんの作品とあと、七歩さんの作品は実に見事で、140文字の可能性を見せてくれたと思います。
たった17文字の俳句が、あれだけの広がりを見せてくれるように。
【七歩さんの作品】
http://twnovel.net/entry/48
第4回が開催されたなら、参加してみようかな。
そんな気分になりました。
受賞された皆様、本当におめでとうございます!
ショートショートの紹介 [ショートショートの紹介!]
インターネットにある傑作ショートショートを勝手に紹介するコーナーです。
勝手に転記すると著作権法にひっかかりますので、URLだけ紹介します。
【りんのショートショート『忘年会の記憶』】
http://rin-ohanasi.blog.so-net.ne.jp/2012-12-20
いつも素晴らしい作品を発表されているりんさんのHPからひとつ紹介します。
どれも安心して読める作品ですが、その中でも本作はりんさんの特徴であるほんわかとしたユーモアが遺憾なく発揮されていると思います。
季節的にもぴったりです。
【Tome文芸館『人形の館』】
http://poetome.exblog.jp/19687330/
ちょっと奇妙で、ホラーテイストの作品を読みたくなると、Tome館長さんのブログにお邪魔しています。
この作品も、なんとなく奇妙で、最後にゾクっとさせられます。
添えられている写真も、なんとなく不気味です。
【虎犇秘宝館『シロクマのことだけは考えるな』】
http://blog.goo.ne.jp/torabishi/11
ほぼ毎日ショートショートのUPを続ける驚異的なブログ。
りんさんとは違った意味で、軽妙な笑いに特徴があります。
小噺の味わいといいますか。
本作も、とても虎犇さんらしいなあと思います。
【日記(酒にまんがに本)『羽ばたけ』】※田辺ふみさんのブログです。
http://blog.goo.ne.jp/fumioyadi/e/3dfa505f4bf689d00917f4ecdf322d8d
SFマガジン11月号の選評に残った作品です。
田辺ふみさんはSFマガジンに毎月投稿されていますが、SF好きなだけあって、SF系のセンスがとてもいいと思います。
本作も哀愁があり、ぼくの好みのど真ん中だったりします。
リーダーズ・ストーリーへの掲載を目指す方は、ぜひとも参考して欲しいと思います。
どれも素晴らしい作品ばかりですので、ぜひともご覧ください!
勝手に転記すると著作権法にひっかかりますので、URLだけ紹介します。
【りんのショートショート『忘年会の記憶』】
http://rin-ohanasi.blog.so-net.ne.jp/2012-12-20
いつも素晴らしい作品を発表されているりんさんのHPからひとつ紹介します。
どれも安心して読める作品ですが、その中でも本作はりんさんの特徴であるほんわかとしたユーモアが遺憾なく発揮されていると思います。
季節的にもぴったりです。
【Tome文芸館『人形の館』】
http://poetome.exblog.jp/19687330/
ちょっと奇妙で、ホラーテイストの作品を読みたくなると、Tome館長さんのブログにお邪魔しています。
この作品も、なんとなく奇妙で、最後にゾクっとさせられます。
添えられている写真も、なんとなく不気味です。
【虎犇秘宝館『シロクマのことだけは考えるな』】
http://blog.goo.ne.jp/torabishi/11
ほぼ毎日ショートショートのUPを続ける驚異的なブログ。
りんさんとは違った意味で、軽妙な笑いに特徴があります。
小噺の味わいといいますか。
本作も、とても虎犇さんらしいなあと思います。
【日記(酒にまんがに本)『羽ばたけ』】※田辺ふみさんのブログです。
http://blog.goo.ne.jp/fumioyadi/e/3dfa505f4bf689d00917f4ecdf322d8d
SFマガジン11月号の選評に残った作品です。
田辺ふみさんはSFマガジンに毎月投稿されていますが、SF好きなだけあって、SF系のセンスがとてもいいと思います。
本作も哀愁があり、ぼくの好みのど真ん中だったりします。
リーダーズ・ストーリーへの掲載を目指す方は、ぜひとも参考して欲しいと思います。
どれも素晴らしい作品ばかりですので、ぜひともご覧ください!
意味が分かると怖い話【いじめ】 [ショートショートの紹介!]
このシリーズは流行になっているのかな?
YouBetuで良く見かける「意味が分かると怖い話」です。
ぼくが見たのは、これ。
http://www.youtube.com/watch?v=l9-Ilq0LgDk
この最初の「くちゃーに」が絶品で、この意味を考えているうちに次々と新しいストーリーがでてきて頭が働かなかった。
結局、分かったのは2つだけ。あとは解説を見て、なるほど、と思った次第。
その中でも、やはり「くちゃーに」が好きだなあ。
画面の速度も、速すぎず遅すぎず、とても読みやすく調整されていますので、ご安心を。
自分も作ってみたくなりました。
YouBetuで良く見かける「意味が分かると怖い話」です。
ぼくが見たのは、これ。
http://www.youtube.com/watch?v=l9-Ilq0LgDk
この最初の「くちゃーに」が絶品で、この意味を考えているうちに次々と新しいストーリーがでてきて頭が働かなかった。
結局、分かったのは2つだけ。あとは解説を見て、なるほど、と思った次第。
その中でも、やはり「くちゃーに」が好きだなあ。
画面の速度も、速すぎず遅すぎず、とても読みやすく調整されていますので、ご安心を。
自分も作ってみたくなりました。
ショートショートを5本紹介 [ショートショートの紹介!]
ぼくのお気に入りのショートショートを勝手に紹介するコーナーです。
今回はリンクを貼らせていただいている皆様の作品を、勝手に紹介しています。
ということで、よろしくお願いいたします。
【まりん組図書係 海野久実さん『僕のクローン』】
http://marinegumi.exblog.jp/16493414/
クローンネタの傑作だと思います。ショートショートではなく、掌編の味わいです。終末的な話はいろいろありますが、孤独な人間の行動といいますか、10枚の中で人間心理までしっかりと書き込まれていると思います。
この作品は特にオススメなので、ぜひとも多くのひとに読んでもらいたいと思います。
【虎犇秘法館 矢菱虎犇さん『少年と犬、そして』
http://blog.goo.ne.jp/torabishi/e/3ca44f64c825580709f861c01aa02508
なんか、このセンスがとても好きです。
この発想はなかなかでてきませんからね。参考になります。
【トシの小説ブログ 川越敏司さん『死が二人を分かつまで』】
http://p.booklog.jp/book/58203
結婚式でおなじみのフレーズからの発想が光る一品です。
SFマガジン落選作だそうですが、文章力といい発想といい、少なくとも選評にはのらないといけない作品だと感じたのですが、なぜだろう?
【リンのショートストーリー リンさん『間引き』】
http://rin-ohanasi.blog.so-net.ne.jp/2012-10-03
リンさんの優しさが伝わる作品です。間引きする野菜たちへの引け目って、すごくよく分かります。
今回はリンクを貼らせていただいている皆様の作品を、勝手に紹介しています。
ということで、よろしくお願いいたします。
【まりん組図書係 海野久実さん『僕のクローン』】
http://marinegumi.exblog.jp/16493414/
クローンネタの傑作だと思います。ショートショートではなく、掌編の味わいです。終末的な話はいろいろありますが、孤独な人間の行動といいますか、10枚の中で人間心理までしっかりと書き込まれていると思います。
この作品は特にオススメなので、ぜひとも多くのひとに読んでもらいたいと思います。
【虎犇秘法館 矢菱虎犇さん『少年と犬、そして』
http://blog.goo.ne.jp/torabishi/e/3ca44f64c825580709f861c01aa02508
なんか、このセンスがとても好きです。
この発想はなかなかでてきませんからね。参考になります。
【トシの小説ブログ 川越敏司さん『死が二人を分かつまで』】
http://p.booklog.jp/book/58203
結婚式でおなじみのフレーズからの発想が光る一品です。
SFマガジン落選作だそうですが、文章力といい発想といい、少なくとも選評にはのらないといけない作品だと感じたのですが、なぜだろう?
【リンのショートストーリー リンさん『間引き』】
http://rin-ohanasi.blog.so-net.ne.jp/2012-10-03
リンさんの優しさが伝わる作品です。間引きする野菜たちへの引け目って、すごくよく分かります。
勝手に紹介シリーズ [ショートショートの紹介!]
ネットには掌編小説がたくさん発表されていますが、どれから読んだらいいのか分からないというひとたちのために、ぼくがいいと思った作品を勝手に紹介するコーナーです。
基本的にFC2小説から拾ってきています。
季移流さん『さかな』
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=tc&nid=154045
魚屋で買ってきた魚が喋るという作品ですが、ゆるーい会話のなかに独特の味わいがあると思います。同じ作者さんで『ラップる』という作品がありますが、これまた意味がわからない作品ですが、なんとなく突き抜けたインパクトがあります。
まいんスタンパーさん『まっすぐまっすぐ』
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=rd&nid=153968&pg=1
途中までよくある話と思わせて、最後の1行で意表をつくオチがまっています。
これ1枚だからいいんでしょうね。ショートショートというより、小噺の切れ味です。
Tome館長さん『エスカレーター』
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=rd&nid=154082&pg=1
Tome館長さんの作品は、独特の味に満ち溢れていますが、本作もわけわからない加減が好きです。特に途中で主人公を手助けしてくれる人物が現れるのですが、それが「店員」ではなく「住人」であるところに、センスを感じます。
さいきん、掌編の紹介をずいぶんご無沙汰していましたが、またボチボチ探しにいこうと思います。
自分が作品を書く上でも刺激になりますしね。
基本的にFC2小説から拾ってきています。
季移流さん『さかな』
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=tc&nid=154045
魚屋で買ってきた魚が喋るという作品ですが、ゆるーい会話のなかに独特の味わいがあると思います。同じ作者さんで『ラップる』という作品がありますが、これまた意味がわからない作品ですが、なんとなく突き抜けたインパクトがあります。
まいんスタンパーさん『まっすぐまっすぐ』
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=rd&nid=153968&pg=1
途中までよくある話と思わせて、最後の1行で意表をつくオチがまっています。
これ1枚だからいいんでしょうね。ショートショートというより、小噺の切れ味です。
Tome館長さん『エスカレーター』
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=rd&nid=154082&pg=1
Tome館長さんの作品は、独特の味に満ち溢れていますが、本作もわけわからない加減が好きです。特に途中で主人公を手助けしてくれる人物が現れるのですが、それが「店員」ではなく「住人」であるところに、センスを感じます。
さいきん、掌編の紹介をずいぶんご無沙汰していましたが、またボチボチ探しにいこうと思います。
自分が作品を書く上でも刺激になりますしね。
パブーで最近気になった作品 [ショートショートの紹介!]
【ロックンロール1】
http://p.booklog.jp/book/51771
ものすごく独特の世界観があると思います。
無料で公開されていますが、作者はプロ漫画家です。
下等生物(とみなされている存在)をそのまま列車にしてしまう発想がすごいです。
とても物悲しい話です。
【濡れたつばさの銀のいろ】
http://p.booklog.jp/users/chinshiru?p=7
第12回日本ミステリー文学大賞新人賞最終候補作だそそうです。
雑誌に掲載された選者の選評もついています。
同じ賞を目指している方の参考になるかもしれません。
【結婚式の写真の本】
http://p.booklog.jp/book/52331
革職人兼写真家として活動されているOTTOさんが自らの結婚式とその前後の様子を撮影したものです。短文もついています。
これといった仕掛けはありませんが、それだけに、二人の雰囲気が伝わっていきます。
とてもいい本だと思います。
http://p.booklog.jp/book/51771
ものすごく独特の世界観があると思います。
無料で公開されていますが、作者はプロ漫画家です。
下等生物(とみなされている存在)をそのまま列車にしてしまう発想がすごいです。
とても物悲しい話です。
【濡れたつばさの銀のいろ】
http://p.booklog.jp/users/chinshiru?p=7
第12回日本ミステリー文学大賞新人賞最終候補作だそそうです。
雑誌に掲載された選者の選評もついています。
同じ賞を目指している方の参考になるかもしれません。
【結婚式の写真の本】
http://p.booklog.jp/book/52331
革職人兼写真家として活動されているOTTOさんが自らの結婚式とその前後の様子を撮影したものです。短文もついています。
これといった仕掛けはありませんが、それだけに、二人の雰囲気が伝わっていきます。
とてもいい本だと思います。
パブー『第1回エッセイコンテスト』大賞作品が発表されました [ショートショートの紹介!]
応募総数331作品のなかから、大賞1作品、佳作3作品が選ばれています。
【パブー『第1回エッセイコンテスト』結果発表!】
http://delivery.paperboy.co.jp/c/agftaqzQ3pvhxmae
受賞した4作品のうち、ぼくが一番面白いと感じたのは佳作の『ちくわが宙を舞ったとき』です。
ちくわが宙を舞うというシーンが面白いですし、なにより、人の目を奪うタイトルが秀抜です。
内容もはKや著者との思い出なのですが、その「ちくわを投げる」というエキセントリックなところが、全編を通じた軸になっていて、構成も上手いと思います。
他の3作も、なかなか読み応えがあります。
あと『おすすめできない本』は創作論についての本を紹介しています。
興味のあるかたはぜひ。
★★★小松左京に出会う会★★★
『小松左京に出会う会』については4/14に紹介しましたが、開催日である7/16が近づいてきましたので改めて宣伝です!
日時 7月16日(月・祝日)13時~17時
場所 サンケイホールブリーゼ(JR大阪駅桜橋口より徒歩5分)
HP:http://www.sankeihallbreeze.com/
入場料 大人1000円、学生500円(5月1日発売)
第一部 「さよなら小松左京」出演 桂米朝(但し体調による) 他
第二部 「さよならジュピター」上映
<参考記事>
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2012-04-14
【パブー『第1回エッセイコンテスト』結果発表!】
http://delivery.paperboy.co.jp/c/agftaqzQ3pvhxmae
受賞した4作品のうち、ぼくが一番面白いと感じたのは佳作の『ちくわが宙を舞ったとき』です。
ちくわが宙を舞うというシーンが面白いですし、なにより、人の目を奪うタイトルが秀抜です。
内容もはKや著者との思い出なのですが、その「ちくわを投げる」というエキセントリックなところが、全編を通じた軸になっていて、構成も上手いと思います。
他の3作も、なかなか読み応えがあります。
あと『おすすめできない本』は創作論についての本を紹介しています。
興味のあるかたはぜひ。
★★★小松左京に出会う会★★★
『小松左京に出会う会』については4/14に紹介しましたが、開催日である7/16が近づいてきましたので改めて宣伝です!
日時 7月16日(月・祝日)13時~17時
場所 サンケイホールブリーゼ(JR大阪駅桜橋口より徒歩5分)
HP:http://www.sankeihallbreeze.com/
入場料 大人1000円、学生500円(5月1日発売)
第一部 「さよなら小松左京」出演 桂米朝(但し体調による) 他
第二部 「さよならジュピター」上映
<参考記事>
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2012-04-14