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第27回小説でもどうぞで『勇者たち』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

選外佳作としては7回目(佳作は4回)で、テーマは「病気」でした。

〔小説でもどうぞ(第27回)〕
https://koubo.jp/article/24619

〔作品:齊藤想『勇者たち』〕
https://koubo.jp/article/24628


病気自慢コンテストという不謹慎な話です。
不謹慎なだけに、ジメジメとならないよう、できるだけ悪意を排除しています。
まず観客は全員病人です。出場者と観客を同じ立場にすることで、悪意を薄めました。
観客からのヤジには嫌味などなく、全員が江戸っ子的なキャラにしています。これも悪意を薄めるためです。
あとラストの1行ですが……

(続きは2月5日発行のメルマガにて)

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第18回小説でもどうぞで『悪役レスラー志望』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

選外佳作としては6回目(佳作は4回)で、テーマは「噂」でした。

〔小説でもどうぞ(第18回)〕
https://koubo.jp/article/14228

〔作品:齊藤想『悪役レスラー志望』〕
https://koubo.jp/article/14297

これは悪役レスラーを目指すしかないと思い込んでいる女子児童が、ある男子児童と変な噂を立てられたことで男子児童の本当の気持ちを知り、そして自分の夢を誇りに思う話です。
本作では本音をストレートに言うのではなく、遠回しに伝えるテクニックを使っています。
途中で「ヒール」の対義語となる「ベビーフェイス」という専門用語を出しています。
男子児童が「ベビーフェイス」という専門用語を知っていることで……

(続きは5月5日発行のメルマガにて)

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第17回小説でもどうぞで『ミケの牢獄』が選外佳作に選ばれました  [予選通過]

選外佳作としては5回目(佳作は4回)で、テーマは「家」でした。

〔小説でもどうぞ(第17回)〕
https://koubo.jp/article/13928

〔作品:齊藤想『ミケの牢獄』〕
https://koubo.jp/article/13964

本作は擬人法の応用です。普通の擬人法は「人間と見せかけて、実は○○でした」というパターンなのですが、本作は「○○と見せかけて、実は人間でした」という逆パターンです。
このパターンの傑作に乙一『犬』があります。短編集『GOTH』に収録されています。オチが分かっていても頭が混乱するほど、見事な逆擬人法です。
細かいテクニックですが、……

(続きは4月5日発行のメルマガにて)

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Yomeba!第11回ショートショート募集で「告白草」が印象に残った作品に選ばれました! [予選通過]

2年ぐらい前ですが、記録として記事をUPします。
印象に残った作品としては、このときが初めてです。

〔yomeba!〕
https://yomeba-web.jp/ss/ss-offer11/

〔作品 齊藤想『告白想』〕
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2020-10-28-1
※作品は上記URLを参照

本作は受賞には至りませんでしたが、「印象に残った作品」として取り上げられたので、メルマガで紹介いたします。
ストーリーは「告白草」という野菜を食べたら、誰かの告白が聞こえてくるという、ある意味では新製品ネタの変種です。
ようするに、新薬が野菜になっただけです。
アイデアとしては平凡なので、ここからは技術の出番です。
主人公は3つの告白を受け取りますが、この告白の方向性を揃えました。
では、なぜこのような告白を主人公に食べさせたのか、という部分がオチになります。
このオチを活かす技法が、ミスリーディングです。
読者に「きっとこういう理由だろう」と思わせておいて「実はこんな理由だったのか!」と足払いを食らわせるのです。
自分は「老人が自分の楽しみのために告白を聞かせた」→「実は主人公の心の反映だった」という流れを考えてみたのですが、作品としていまいちでした。
結果としては冴えませんが、考え方の参考としていただければと思いまして。

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第14回小説でもどうぞで『忘却』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

選外佳作としては4回目(佳作は3回)で、テーマは「忘却」でした。

〔小説でもどうぞ(第14回)〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo14.html

〔作品:齊藤想『喪失』〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo14/douzo14_b2.html

本作は冒頭を工夫しています。
「タレントの名前が覚えられない」という日常系のあるあるから始まります。
ただ、夫婦で「そだね~」とうなずきあうだけではストーリーになりません。
そこで対立軸を作ろうと、妻に夫を責める役目を与えました。こうしたちょっとした緊張感を与えることで、ぐっと書きやすくなります。
冒頭以外は流れのままに書いていますが、構造としては……
(続きは1月5日発行のメルマガにて)

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第13回小説でもどうぞで『緑の瞳の彼女』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

選外佳作としては3回目(佳作は3回)で、テーマは「休暇」でした。

〔小説でもどうぞ(第13回)〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo13.html

〔作品:齊藤想『緑の瞳の彼女』〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo13/douzo13_b1.html

技法としては、非常に分かりやすい擬人法です。
主人公はカマキリなのですが、それをいかに人間だと思わせるかが勝負です。
ただ、まるっきり人間だと思わせる描写は、ヒントのないミステリみたいでアンフェアなので、あとで「あの描写は、実は人間のことじゃなかったんだ」と思わせるシーンを挟むのがポイントです。
今回は「澄んだ緑色の瞳」「逆三角形の顔」が、ヒント第1段で……(続きは12月5日発行のメルマガにて)

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第12回小説でもどうぞで『倉庫チーフ田中さん』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

選外佳作としては2回目(佳作は3回)で、テーマは「休暇」でした。

〔小説でもどうぞ(第12回)〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo12.html

〔作品:齊藤想『倉庫チーフ田中さん』〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo12/douzo12_b4.html

今回はテーマをストレートに扱い「休暇を取らない社員」を主人公にしてみました。
真面目だけど仕事はできない。そんな彼に、係長はなんとかして休ませようとします。
本作は技法を2つ使っています。
まずは逆転です。
「仕事をするために出勤する」が普通ですが、主人公の田中さんは……(続きは11月5日発行のメルマガにて)

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第45回TO-BE小説工房で『年輪』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

4年前ですが、記録のために記事をUPします。
選外佳作としては3回目で、テーマは「暦」でした。

〔TO-BE小説工房〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/article/tobe-2/tobe_45/tobe_45_b3.html

〔作品:齊藤想『年輪』〕
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2018-12-28-2
※作品は上記URLを参照

今回は叙述トリックを採用しました。
若者と思わせて、実は超高齢者という話です。
この手の作品を書くときに注意すべきは、いかに最後まで読ませるかです。
ラストで驚かせることだけに集中してしまうと、中盤は「平凡な若者の話」となり飽きられてしまいます。途中まで面白く読ませてこそ、どんでん返しが効いてきます。
ということで、表向きは「熟女をナンパする話」としました。
主人公が高齢者である伏線をちりばめながら主人公に怪しげなナンパをさせてみましたが、もうちょっと描写を工夫すべきでしたね。
とはいえナンパの経験がないものでなかなか難しいのですが(汗)

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第41回TO-BE小説工房で『困った隣人』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

4年前ですが、記録のために記事をUPします。
選外佳作としては2回目で、テーマは「隣人」でした。

〔TO-BE小説工房〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/article/tobe-2/tobe_41/tobe_41_b6.html

〔作品:齊藤想『困った隣人』〕
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2018-08-19-6
※作品は上記URLを参照

本作ではストレートに、エキセントリックな隣人を登場させました。一度、キャラを作ってしまえば、あとは流れに乗って書き続けるだけです。
ポイントは困った隣人の迷惑行為を、エスカレートさせることです。
このエスカレートさせる方向に、ポイントがあります。
最初は「社会常識」といった外部的なところから攻撃が始まり、物語が進むにつれて「日常生活」といった生活の内部にまで手を突っ込ませます。外堀から内堀といった要領です。
これ、意外と応用範囲が広いです。エスカレートというと激しくさせたくなりますが、心理的な距離感を用いると表現の幅が広がります。
問題はラストです。悪い人が悪い人で終わっては締まらないので、彼女にも少しは善人になってもらわないと困ります。
ということで、隣人なりに良心の呵責を覚えているというオチにしました。
多少の強引さはご勘弁を願いまして(汗)

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第32回TO-BE小説工房で『最終切符』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

5年ぐらい前ですが記録のために記事をUPしています。
これが選外佳作としては初めてで、テーマは「切符」でした。

〔TO-BE小説工房〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/article/tobe-2/tobe_32/tobe_32_b2.html

〔作品:齊藤想『最終切符』〕
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2017-11-26
※作品は上記URLを参照

今回はショートショートの技法を使いました。
冒頭に切符を出して、そこでは「二人を繋ぐアイテム」としての役割を持たせます。
後半にその切符が効力を発揮すると思いきや、実はその希少性からたまたま「高付加価値がついた」だけであり、金儲けの道具となります。
と思わせて、やっぱり「二人を繋ぐアイテム」に戻った、という二段構えになります。
ショートショートの重要な技法に「意味の二重性」があります。
今回は切符に「二人を繋ぐアイテム」と「高付加価値のついた商品」という二重性を持たせました。Aと思わせてBだった、というのは基本形になります。今回はさらに捻ってAに戻してみました。
この意味の二重性は基本的な技法なので、ぜひともマスターしてください。

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