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【映画】スーサイド・スクワッド/”極”悪党、集結 [映画評]

マーゴットロビー主演のおバカ映画第3弾です。


ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2022/08/03
  • メディア: Blu-ray



冒頭からバカバカしいですが、そのバカバカしさが最高に面白いです。
秘密作戦のため、いつものように特殊技能を持つ悪党が南米の島に送り込まれます。
そのなかに、ハーレイ・クインもいるのですが、銃器のエキスパート、ブーメランの達人はいいとして、両腕をもいで遠隔操作できる達人、なんだかよく分からないアメコミヒーロー風で槍を持つ男、さらには人外のイタチ人間までいます。
で、当然ながらハーレイクインを残して全滅しますが、実はこれは陽動作戦で、本命はイドリスエルバ演じるブラッドスポート率いる、これまた変な犯罪者集団です。
こちらも人外のサメ人間までいます。
このブラッドスポートですが、銃器の達人という設定で、第1弾のウイルスミス演じるデットショットと同じ役回りです。娘がいるのも同じです。
さて映画ですが、島に潜入したおバカ軍団が暴れながら、目的である塔の爆破を目指します。
この塔ですが、実はヒトデ型の宇宙生物を、軍事目的で研究している施設でした。
施設の爆破に成功しますが、ヒトデ型宇宙人が暴れまわり、街を破壊しまくります。
動きといい、円谷プロのウルトラマンのノリです。
目的を達成したおバカ軍団ですが、街が破壊されるのを放置できず、ヒトデ型宇宙人を退治に向かいます。
という感じのストーリーです。
とにかく楽しめる映画だと思います。
残虐なシーンはありますが、ただ残虐なだけで、なんというかゲーム的な残虐性です。
基本的にはおバカなノリで進んでいき、最初から最後までバカバカしいです。
『スーサイドスクワット』はデットショットの家族愛、『ハーレイクインの華麗なる覚醒』はウーマンリブ的なノリがありましたが、そういった余分なテーマを排除して、とにかく観客を楽しませようという気持ちが伝わる快作だと思います。
映画はこれでいいんじゃないかと。
個人的には3作のうちで一番好きです。
製作費1億85百万ドルに対して興行収入1億67百万ドルと赤字となりましたが、観客の評価は良く、コロナ禍でなければと思わせる映画です。

マーゴットロビー主演のおバカ映画を楽しみたいひとのために!
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【映画】コンフィデンスマン/ある詐欺師の男 [映画評]

過去の因縁が絡み合う何重にもしかけられたコンゲームです。


コンフィデンスマン/ある詐欺師の男 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2013/02/22
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主演はサミュエルLジャクソン。2013年のアメリカ映画です。
主人公は殺人罪で25年の服役を経て、出所したばかりのベテラン詐欺師です。
彼にはかつて相棒がいましたが、詐欺がバレて追い詰められ、主人公はやむを得ず相棒を殺害せざるを得なくなった経緯があります。
その相棒の息子が、主人公を大掛かりな詐欺に誘います。
主人公は拒否しますが、何重にもしかけられた色仕掛けもあり、しかもその女性が実は娘だったことを知らされ、ついに拒否できなくなります。
いよいよ本番です。
詐欺の相手は、相棒の息子のボスです。娘が25万ドルの詐欺を行い、その賠償として父親がボスに口座情報を渡します。
その口座を見て、ボスは主人公に資金洗浄のため800万ドルを渡す。正確には800万ドルの口座情報を渡す代わりに、現金を受け取れと持ち掛けます。
が、ここは、こんなに上手くいくかなあというのが実感です。
初対面の相手をろくに調べもせずに、ホイホイ信じるのは、単なるカモにしか見えません。
実はこの詐欺自体がまた別の詐欺で、騙しだまされの展開となりますが、最期は銃で解決してしまうのがなんともかんとも。
最後に娘だけ助かりますが、その娘の笑み、「変わろうとしなければ変わらない」という述懐を毎日繰り返すことで、実はすべてが娘の企みであったことが示唆されて映画は終わります。
前半はとても面白いですが、肝心の終盤でパワーダウンが残念です。
構成としては、3の法則が頻繁に使われています。
相棒の息子が主人公を詐欺に誘うのですが、失敗、失敗で次にようやく一歩前進。娘が主人公に近づく作戦も、失敗、失敗で次にようやく成功。
詐欺の作戦についても、最初に大きな失敗があります。
こうした失敗を多数盛り込むのが、とてもエンタメで、これが前半の面白さ、スピード感に繋がっているのかなと思います。

コンゲームが好きなひとのために!
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【映画】ワイルドカード [映画評]

リメイク映画ですが、主題がいまひとつピンときません。


ワイルドカード ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2015/05/20
  • メディア: Blu-ray



映画界では過去の名作がリメイクされることは多々あります。
『カジノロワイヤル』『ジーサンズ』など、いろいろとあります。
本作の主演はジェイソンステインサム。役柄となる主人公は崩れた用心棒です。喧嘩にわざと負けるといったどうしようもない仕事にまで手をだしています。
そんななか、元恋人がマフィアにかどわかさたとの連絡が入ります。
すぐに相手を突き留め、マフィアたちをボコボコにして、ボスから受け取った?5万ドルを山分けにします。
なぜか若実業家に付き添いとして雇われ、主人公はカジノにいって大勝ちしますが、最期の勝負に負けて一文無し。
で、ボコボコにしたマフィアから仲間を殺した容疑をかけられ、さらなる大ボスから呼び出しをうけます。
釈明に成功しますが、逆恨みされたマフィアに襲われますが、反撃し、全滅させたところで映画は終わります。
うーん。
アクション映画でもなんでも、「ここを観客に見てほしい」という主張点がどこかにあるはずです。
ですが、正直、本作にはどこがメインなのかわからないまま、ハードボイルド的な香りを漂わせただけで90分が終わるといった感じです。
見せ場としてはラストのアクションだと思いますが、いかんぜん、敵は負け犬の逆恨みに過ぎないので迫力がたりません。
若手実業家との関係性も中途半端で、いちおう主人公とともに行動して「勇敢な自分に生まれ変わりたい」という目的はありますが、これじゃあなあ、という感じがします。
リメイクされるからには、原作には魅力があったのだとは思いますが。
製作費30百万ドルに対して興行収入1.6百万ドルとまさに爆死です。

ジェイソンステインサムのファンのために!
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【映画】ペーパーマン [映画評]

最後にほっこりするコメディ映画です。


ペーパーマン PaperMan [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • 発売日: 2016/11/02
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主人公は中年の小説家。
とはいえデビュー作は興行的に失敗し、次作のためにコテージに泊まり込むことになりますが、まったく書けません。
実質的には外科医をしている妻の紐です。
彼は絶えず孤独を感じており、そのため想像上の友達「キャプテン・エクセレント」の助けを借りています。
そんな彼が、街中で同じ匂いのする少女と出会います。
彼女にも想像上の友達がいます。
彼は彼女に「ベビーシッター」という名目で家に呼び、次第に仲が良くなっていきます。
妻は週1回戻ってくるのですが、少女の存在がバレそうになり……という感じの映画です。
あまり期待せずに観たのですが、思ったより面白かったです。
とにかく主人公がダメダメです。
生活能力ゼロで、嫌なことは後回し。自分自身に向き合えない子供です。思春期の手前で止まった存在です。そのため、完璧なふるまいをする妻の存在に、圧迫感を覚えています。何かあるとキャプテンエクセレントのアドバイスで切り抜けます。
少女は少女で、孤独を埋め合わせるために、どうしようもない男と付き合っています。
ミッドポイントは主人公が少女の助けを借りて料理をするところです。
妻は冷蔵庫にあるヒラメ(少女が持ってきたもの)を見ていぶかしくなり、主人公がごまかすために料理を始めますが、あまりのひどさに途中で止めさせます。
その後、主人公に少女に魚(コノシロ?)のさばき方を教わり、一緒に料理をして、食事を楽しみます。
このシーンで、主人公と少女の関係性が一気に深まります。
主人公は大人の女性には自分をさらけ出せませんが、少女には自分をさらけ出せることに気が付きます。
後半でコテージでパーティーが開催されます。そのパーティで主人公は少女の彼氏と喧嘩して、少女が主人公をかばったことで、二人は孤独ではないことを知ります。
自分たちにも友達を作れることを知ります。
主人公は40年以上も付き合ってきたキャプテンエクセレントと別れる日が来たことを知ります。
少女は彼氏と別れ、想像上の友達は自殺することで少女の前から永久に去ります。
妻も、夫が自分自信をさらけ出し、変わろうと努力していることを知り、すべてを受け入れます。
映画のファーストシーンはコテージに向かうところで、終わりはコテージを去るところです。
典型的な行って帰る話ですが、途中のユーモアといい、予想以上の佳作だと思います。
キャプテンエクセレントを演じたライアン・レイノルズがなんともいい味を出しています。

意外な名作を楽しみたいひとのために!
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【映画】我が闘争/若き日のアドルフヒトラー [映画評]

若き日のヒトラーを描いていますが、かなり史実と異なります。


我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラー [DVD]

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  • 出版社/メーカー: トランスフォーマー
  • 発売日: 2016/12/22
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若き日のヒトラーが画家を目指していたことは有名です。
ウィーン時代に2回受験し、2回とも失敗しています。
映画はこの2回目の受験前からウィーンを去るまでを描いています。
さて映画ですが、ヒトラーがウィーンに舞い戻るところからスタートです。
貧乏なのでユダヤ人が多く住む貧民街で下宿します。もちろんたこ部屋です。
そこで敬虔なユダヤ教徒である老人が、汝の敵を愛せよの気持ちで、ヒトラーに接します。
ですが、自意識の高いヒトラーは、感謝することもありません。
老人には若い恋人がいます。それに生活能力もありました。ヒトラーは劣等感の裏返してとして、彼に激しく嫉妬心を持つようになります。
そうした中で、ヒトラーはユダヤ人を嫌悪するグループと出会います。
画家の道を閉ざされたヒトラーは、老人から政治家を勧められ、急速にのめり込みます。演説の練習も始めます。
ヒトラーはついに恋人を老人から奪うと、老人を告発して刑務所に送り込みます。
その間に、老人が書いていた本「我が闘争」を探しますが見つけられません。
ヒトラーは刑務所から出てきた老人を攫うと、仲間たちを引き連れてミュンヘンへと進撃を始めます。
という感じです。
ヒトラーは画家を目指していたのは事実ですが、ミュンヘンへの移住は兵役拒否が目的とみられており、勇ましい進撃ではありません。
それに当時はまだ政治家を志していなかったはずです。
またヒトラーには父の遺産があったため無一文ではなく、クビツェクと共同生活を送っています。
2回目の受験失敗後には兵役拒否のため扶養者収容所に逃げ込みますが、このあたりの時系列とというか、かなりゴチャゴチャになっています。
あと映画ではヒトラーがユダヤ系であることが示唆されていますが、この説は近年になり否定されているようです。もっとも先祖が不明なので、断定されたかどうかは分かりませんが。
映画としては、史実に沿って描くより、若き日のヒトラーの人間形成に重点を置きたかったのかもしれませんが、それにしても歴史的事実を改変しすぎのような気がします。
個人的には大きな疑問符です。

若き日のヒトラーの映画を見たい人のために!
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【映画】未知との遭遇 [映画評]

アカデミー賞2部門受賞の1977年SF映画です。


未知との遭遇 スペシャル・エディション [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2011/02/23
  • メディア: Blu-ray



当時のオカルトブームを反映した作品だと思います。
ジョン・アダムスキーが宇宙人とコンタクトを取ったと主張したのが1950年代です。
そこからいろいろなオカルトブームがあり、映画でもときおりオカルトワードが出てきます。
さて映画ですが、冒頭で過去のに行方不明になった戦闘機群や貨物船が突如として当時のまま発見される不可思議な現象が描かれます。
その後、謎の発行体(UFO)が米国内で目撃され、機械の誤作動など次々と奇妙な現象が起こります。
主人公は電力会社に勤める電気技師ですが、UFOと遭遇し、UFOに夢中になってしまいます。
会社はクビになり、家族とも別居するようになります。
この主人公の狂気の表現が、なんともいえず恐ろしいです。
もうひとつの軸として、幼い男児と暮らす母親がいます。男児がUFOに導かれて家を出て、探しにでたところで主人公と出会います。
後半はUFOに遭遇したひとたちがある共通のイメージを持つことを知り、そのイメージの場所、デビルスタワーを主人公と母親は目指します。
そこで二人は出あい、政府が宇宙船とコンタクトを取っている姿を目撃します。
宇宙船からでてきたのは、行方不明になったひとたち。その中には、母親の男児もいます。
最後に宇宙人たちは、主人公を宇宙船に招待して、宇宙へと帰っていきます。
何十年たっても時代を感じない映画もあれば、その逆の映画もあります。
本作は、やはり時代を感じてしまいました。
特殊効果を少なくするように、撮影には様々な工夫がされています。
しかし、その技法が時代を感じてしまうといいますか。それだけ様々な映画で使われている技法ということなのですが。
ストーリーも平坦で、主人公は家族と決裂してしまいますが、回復されることはなく、決裂したまま宇宙へと旅立ってしまいます。
宇宙人も最初から最後まで友好的です。
それでも製作費20百万ドルで、興行収入3億7百万ドルの大ヒットとなりました。時代ですかね。

映画史上名高いSF映画を楽しみたいひとのために!
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【映画】キャストアウェイ [映画評]

ディティールが心にしみる映画です。


キャスト・アウェイ [Blu-ray]

キャスト・アウェイ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2019/04/24
  • メディア: Blu-ray



主演はトムハンクス。主人公のチャック・ノーランドは大手物流会社、フェデックスの社員として世界中を飛び回ります。
彼の仕事は生産性の向上で、絶えず時間に注意を促します。
その彼が飛行機事故で墜落し、無人島に流れ着きます。
最初は砂に文字を書いたり、木を並べたりして助けを求めようとします。水平線近くに船が通りかかったときは救命ボートで漕ぎ出しますが、高波に阻まれてあえなく失敗します。
助けを求めるのが無駄だと悟ると、生き抜くためにココナツを割り水分を求め、失敗を繰り返しながら火の起こし方を学びます。
流れ着いたフェデックスの箱を開いて使えそうなものは道具として使います。
彼の友達は、バレーボールだけ。ボールに顔を書き、ウィルソンと名付け、話し相手とします。
4年がたち、帆になりそうな道具が流れ着きます。
これを見てノーランドは勇気を振り絞り、いかだを組んで大海へと漕ぎ出します。
途中でウィルソンは流されます。
間一髪のところで貨物船に救われ、故郷へと帰りますが、恋人はノーランドが死んだと思いこんですでに結婚し、子供もいました。
ノーランドは彼女に別れを告げると、広大な大地で交わっている交差点で、どこに向かおうかと考えます。
という感じの話です。
基本的には「行って帰る」話ですが、本来帰るべき場所はすでになく、「行って帰ってさらに旅立つ」というストーリー構成になっています。
とにかく計算されつくされたディティールが素晴らしいです。
ラストシーンででてくる交差点は、物語の冒頭でもでてきます。そのときは荷物の配達途中で、向かう場所は決まっていました。
ラストシーンは同じ家に4年ぶりに荷物を届けた帰り道で、行く道は決まっていません。
こういう感じで、前半のシーンが後半でどんどん出てきます。
無人島でペンライトで恋人の写真を見るシーン、火を起こすシーン、貧相なカニをしゃぶるシーン。それぞれが無人島から脱出した後で、別の意味を持って登場します。
脚本としては、3の法則がよく使われています。
失敗→失敗→成功の流れですが、火を起こすシーンはまさにこれで、脱出を図るシーンも失敗(HELPの文字を書く)→失敗(救命ボートでの脱出)→成功となっています。
主人公のノーランドを演じるのは非常に難しかったと思いますが、トムハンクスは主役が乗り移ったかのように見事に演じ切り、素晴らしい俳優だと実感しました。
製作費9000万ドルで興行収入4億3000万ドルの大ヒット作です。

トムハンクスの名演技を堪能したいひとのために!
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【映画】ブレードランナー2049 [映画評]

伝説的SFブレードランナーの35年ぶりの続編です。


ブレードランナー 2049 4K ULTRA HD & ブルーレイセット(通常版) [4K ULTRA HD + Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2018/03/09
  • メディア: Blu-ray



主人公は新型人造人間「レプリカント」の捜査官Kです。
Kは隠れ住む旧型レプリカントを追跡し、解任(抹殺)する仕事に従事しています。彼の恋人はAIのジョイです。
主人公はある農場で隠れ住んでいた旧型レプリカントを抹殺したあと、埋められていたトランクを発見します。
その中身は30年ほど前に死亡したレプリカントの遺骨で、しかも帝王切開の跡が見られました。
レプリカントは繁殖できないはずなのに。
この旧型レプリカントは、前作でブレードランナー、デッカードの恋人だったレプリカントです。
という感じでストーリーは続いていきます。
後半に前作でデッカード役を演じたハリソン・フォードが、本作でも年老いたデッカード役として再登場です。
基本的には主人公の成長物語です。
主人公は人間に作られたレプリカントとして、かつての同胞を殺すことに躊躇しません。
しかし、子供の存在を知り、自分の記憶に疑問を持ったことから、自分なりの生き方を模索することになります。
ラストはハリウッドらしく格闘シーンがあり、主人公が勝利します。
自分は吹き替え版で見た(amazon primeに字幕がなかったので)のですが、背景音と吹き替えの音量のバランスが悪いのか、それとも声質の問題か、セリフが聞き取りにくくて難渋しました。
自分は耳が悪いので、吹き替え版はちょっと辛いです。
アカデミー賞2部門受賞を始めとして、受賞歴多数です。その受賞で目立つのが撮影賞と美術賞で、世界観に沿った近未来描写が評価されたのかなと思います。
前作でも日本が少し登場しますが、本作でもチラリと日本語がでてきます。遊び心ですかね。
大作らしく興行収入は2億59百万ドルを稼ぎ出しましたが、製作費も1億50百万ドルと経費がかかっているため、おそらくは赤字かと思います。
残念。

有名SF映画の続編を楽しみたいひとのために!
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【DVD】アニメンタリー 決断 [映画評]

昭和46年に放映された太平洋戦争を題材にしたアニメです。


アニメンタリー決断 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2005/06/24
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制作はタツノコプロです。
真珠湾から終戦までを指揮官の決断をテーマに描きます。
意外と細部に拘っていて、後で調べて「これは演出ではなくて事実だったのか」と驚くことあれば、ルンガ沖夜戦で実際には輸送作戦に失敗したのに成功したように描いたりして、このあたり方向性に混乱が見られます。
ただ、非常によくできたドラマです。
指揮官の決断の功罪については、結果論ではなんともいえます。このドラマでも、結果論としか思えない箇所も多数あります。
ただ、決断の重さ、決断を出すまでの困難さ、決断をくだした以上は結果を引き受ける、というテーマは現在にも通じると思います。
基本的に1話完結で、シナリオも終盤の指揮官の決断を引き立てる構造となっています。
wikiを見ると、監修者やスポンサーの軍ОB、押絵画家はリアリティにこだわったためスケジュールが圧迫されたとあります。キャラの顔も劇画調で本人に似せておりますので、これは大変です。
絵が足りない部分はカメラワークでかなり引っ張っており、なるほどなあ、と頷けます。
太平洋戦争の経験者で、将官クラスでもまだ存命の方が多数いた時代でした。それだけに難しい面があったのかもしれません。

リアルな戦争ドラマを堪能したいひとのために!
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【映画】バリー・シール/アメリカをはめた男 [映画評]

実在した麻薬運び屋、バリー・シールを主人公とした犯罪映画です。


バリー・シール アメリカをはめた男 [Blu-ray]

バリー・シール アメリカをはめた男 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2018/10/11
  • メディア: Blu-ray



バリー・シールは凄腕のパイロットです。
その腕前を買われてCIAにスカウトされ、南米の軍事基地への偵察任務、反政府組織に密かに銃を空輸する仕事に従事します。
ところがシールの活動は麻薬組織にも目を付けられ、今度は麻薬の運び手としてスカウトされます。
アメリカから南米に銃器を輸送し、帰りの荷物は麻薬という二重生活が始まります。
密輸の収益は莫大で、自前の空港を拡張し、人を雇い、事業を拡大していきます。
収益のほとんどは犯罪ですが、まさにアメリカンドリームです。
こうした成り上がりの様子が、陽気なスタンスで描かれていきます。
ところが、ついにFBIに身柄を抑えられてしまいます。その前に麻薬を積んだバリーの飛行機が警察に追われて墜落したこともあり、CIAもバリーの関係を抹消します。
そんなバリーに、司法取引が持ち掛けられます。
刑務所行きを免れる代わりに、麻薬の運び手として南米に飛び、麻薬密売組織の写真撮影をするというのもです。
バリーは何食わぬ顔をして南米に飛びますが、そこで麻薬組織から銃を突き付けられます。
という感じのストーリーです。
実在の犯罪者をモデルにしていますが、もちろんフィクションです。ただ、ポイントとなる部分は史実に基づいています。
とにかく陽気な映画です。犯罪者といっても、本人による殺人がないからでしょう。成りあがりたい青年が、次々と夢を実現していく話をアップテンポに描いてきます。
この手の映画にはつきものの、試練も何か所があります。
麻薬を積んでの初飛行、麻薬取締局から追われてギリギリの転居、空中での警察との追跡劇。
そうした障壁を、バリーは軽いタッチで乗り越えていきます。
この手の映画ではお約束の、困った親族も登場します。
ラストは実在のバリー・シールと同じ運命をたどります。
ですが、悲惨さがないのは、狙われたのは本人だけで妻子には危害を及ばなかったこと。本人が人生に満足して自らの運命に諦観していたことでしょうか。
本作は生きたいように生きた人間の痛快半生記だと思います。
主人公はあくまで犯罪者なのですが、軽いノリで楽しめる映画です。
製作費50百万ドルで興行収入1億32百万ドルなので、少し黒字といった感じでしょうか。

バリー・シールの半生を描いた映画を楽しみたいひとのために!
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