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創作状況【2月下旬】 [ぼくの公募状況]

漫画家の松本零士さんのご冥福をお祈りします。日本漫画界におけるパイオニアの一人だったと思います。

【第185回のメュー】
◆川柳公募の楽しみ
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第16回)
◆おまけのもう1作
◆さらにおまけのもう1作
◆公募情報数点
 初めて川柳公募を取り上げます。テクニックはキャラの名前の付け方と、ダジャレの小技です。
 次回発行は3月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
https://www.arasuji.com/mailmagazine/saitomagazine/


【ショートショートガーデン】
続けて「第19回小説でもどうぞ!」のボツネタです。もう少し、なんとかならないものかと。
〔限られた食料〕
https://short-short.garden/S-uCTusN

『牧場観察人』に田丸先生からコメントをいただきました。ありがとうございます。
〔牧場観察人〕
https://short-short.garden/S-uCTura


【小説でもどうぞ】
2月のテーマ「もの食う話」をふたつ応募する。最後の最後まで推敲を繰り返す。まあ、推敲そのものは好きだが、推敲を繰り返さざるを得ない作品は基本的に駄作です。
ストーリーの軸がはっきりしていない証拠なので。
来月は「お仕事」です。まずはひとつ書く。無難なアイデアだが悪くない。ユーモアテイストで、雰囲気だけは良い作品です。
もう1作はとりあえずアイデア段階。もう少し考えます。


【yomeba!】
第20回Yomeba「箱」の入選作を読みます。
・藤崎涼子『ちぃちゃんの宝箱』
これはよくある入れ替わりの物語です。病気がきっかけで、死んだ友達の魂が乗り移る。
この設定は物語の中で徐々に明かされていくのですが、最後にひねりがあるのかなと思ったら、そのまま終わってしまいました。
そういう意味で消化不良です。
評価でラストがしゃれていると書かれています。
「嫌な音を立て扉が開いた」には二つの意味があります。その点がしゃれていると評価されたのかもしれません。


【星新一賞】
第5回受賞作の続きです。
・優秀賞 『帰る旅』積木一棋
これは二つの物語が同時並行で進み、最後に統合される構成です。
ひとつめの物語は江戸時代の北前船です。主人公は水夫で、嵐にあって無人島へと流れつきます。キャストアウェイの世界です。
もうひとつの物語は未来で、木星からヘリウム3を運ぶ運搬船の操縦士です。隕石に森を打ち込み引っ張ってもらうことで燃料を節約するのですが、不慮の事故にあい、主人公は機転で船を救いますが自らは重傷を負います。
このふたりの物語が、かなり頻繁に入れ替わりながら進みます。
うーん、最後のオチがこれではなあ、というのが素直な感想です。
選評のうち、貴志祐介氏と石田秀輝氏とほぼ同意見です。


【坊っちゃん文学賞】
そるとばたあさんが受賞されました。タイトルからすると言葉遊び系統ですね。
おめでとうございます!


【NIIKEI文学賞】
締切は5月31日、制限文字数400~800字。
さらにもう1作品書く。これで3つだが、そのうち1つはボツ予定。実質2つ。
いかんせんテーマが「にいがた」なので、書くのが難しい。”にいけい”なので、経済ネタでも書こうかな。アイデアが出ればですが……。


【ラストで君は「まさか!」と言う】
どんな雰囲気か忘れたので、そのうち図書館で本を借りねば。
これも締切は5月31日ですね。


【ひらづみ文学賞】
創元SF短編で落選した作品を出す予定。作品は決めているが、少し状況が変化しためリライトが必要。
締切が7月31日なので、まあ、ゆっくりと。


【超ショートショート】
発表は3月初旬です。結果待ちです。


【その他モロモロ】
・おーいお茶新俳句はツバメ3句で応募しました。楽しかった。10月下旬発表。
・SIer川柳の発表は「JARSIA」16号誌上(2023年2月発行予定)とのこと。
・第9回朝礼川柳は落選しました。後日、TOP100の発表もあるそうです。
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【公募情報】第18回ちよだ文学賞(短編・4/21〆) [公募情報]

地方文学省屈指の高額賞金です。

〔主催者HP〕
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/bunka/bunka/bungaku/boshu.html

千代田区は東京都心で国会義堂など国家の中枢が集中しています。
夜間人口は6~7万人程度ですが、昼間は85万人を超えるまでになります。
予算が潤沢なおかげか、大賞100万円と地方文学賞屈指の高額賞金をほこります。
選考委員も逢坂剛、唯川恵、角田光代の3名と現役バリバリの人気作家が並んでいます。
制限枚数は40×40で10~30枚(原稿用紙で40枚~120枚程度)、応募締切は令和5年4月21日です!
<募集要項抜粋>
募集内容:短編小説
テーマ :特になし(千代田区ゆかりを歓迎)
大  賞:賞金100万円
制限枚数:40×40で10~30枚(原稿用紙で40枚~120枚程度)
応募締切:令和5年4月21日
応募方法:メール、郵送
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【映画】ランボー/ラスト ブラッド [映画評]

老人となったランボーが弓を引くシーンに感動です。


ランボー ラスト・ブラッド Blu-ray (特典なし)

ランボー ラスト・ブラッド Blu-ray (特典なし)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2020/12/02
  • メディア: Blu-ray



ランボー5作目にして、完結作です。
ストーリーは単純です。
家族同然に愛してた友人の孫娘がマフィアの手に落ち、シャブ漬けにされたあげく娼婦にされます。
ランボーは救出にいき、一度目は失敗しますが二度目に成功します。
しかし、娘は瀕死の状態で、故郷に帰る途中で命を落とします。
ランボーは復讐を決意します。
まず敵のアジトに侵入して、特殊部隊仕込みのナイフ術で幹部の首を切り落とします。
当然にマフィアはランボーの自宅まで押しかけますが、事前に仕掛けておいた罠を活用して敵を全滅させて映画は終わります。
実に分かりやすい話で、ひねりもなにもなりませんが、ランボーらしくていいと思います。
若いころは何でもありのランボーでしたが、老人となり、動きが悪くなったこともあり、コーナーを利用した出会いがしらの攻撃か、道具を活用することになります。
しかしながら、ランボーの代名詞ともいえる、弓で攻撃するシーンもしっかりとあるのがたまりません。
ランボ1は大量の警官相手に大手立ち回りを演じ、2~3は戦場のど真ん中で戦ってきたので、スケールは大幅ダウンですが、年齢もあるのでそこはやむを得ない部分かなと。
製作費5千万ドル、興行収入9千万ドルですから、興行的には失敗です。
ですが、映画的にはランボーぽく、何も考えずに楽しめる良い意味でのB級作品だと思います。
ただ、スプラッターな表現が多い部分は注意です。

ランボーファンのために!
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第72期ALSOK王将戦第5局(藤井聡太王将VS羽生善治九段) [将棋]

藤井王将の2勝2敗で迎えた第5局です。

〔中継サイト〕
https://mainichi.jp/oshosen2023

藤井王将と羽生九段のタイトル戦が決まったとき、大きな話題となりました。
将棋史上屈指の天才藤井聡太と、タイトル獲得数99期平成のレジェンド羽生善治のタイトル戦は、だれもが望むカードだったはずです。
しかし、両者のレーティングには大きな開きがあり、年齢的にも32歳も離れています。
いくら天才羽生でも、いまが旬の天才にはかなわない。藤井王将の4-0、もしくは4-1で防衛というのが大方の予想だったと思います。実際に王将戦が始まるまでの対戦成績は藤井王将の7-1と圧倒しています。
それが第4局まで2―2と互角の戦いを演じるとは、まさにサプライズです。
藤井王将はタイトル戦負けなしで、第4局まで終わってリードできないのは第6期叡王戦と今回の王将戦だけです。七番勝負では初です。
まるでテニスのように、ここまでお互いに先手番をキープし続けています。つまり、相手の先手番をブレイクしたらタイトルに大きく近づくという意味です。
羽生九段には後手番の必殺戦法として、横歩取があります。
さあ第5局の先手番は藤井王将です。後手番の羽生九段は横歩取りを披露することはあるでしょうか!

〔棋譜〕
https://mainichi.jp/oshosen2023/230225.html

ということで、将棋です。
後手番羽生九段は、ここぞの必殺戦法、後手横歩取りに誘導します。王者藤井王将は当然のことながら受けて立ちます。
さらに羽生九段は後手番ながら横歩を取り、プロ間では極めて珍しい相横歩取りを採用します。
この作戦はAI研究の進歩もあり先手有利が定説ですが、この作戦に誘導したからには羽生九段に準備があると見るのが普通です。
序盤の山場は41手目でした。藤井王将は狙われた桂馬を2時間の長考の末に前向きに跳ねだします。
対する羽生九段は藤井王将を上回る2時間21分の長考に沈み、やや妥協して2六の歩をなり捨ててから銀桂両取りをかけました。
しかし、ここは難解な手順ながら、強く3七歩打ちと攻めあっていたら後手有望だったようです。
以降は藤井王将優勢で進みますが、終盤に2回目の山場がやってきました。
77手目の5三銀打ちが分かりやすい数の攻めに見せて後手に一瞬の猶予が生まれました。
さっそく5六歩と嫌味を付けて、角の利きを交わしながらの4五桂馬打ちで先手玉が一気に危なくなります。評価値も逆転です。
さらに羽生九段は6九飛車と打ち下ろして迫りますが、88手目に一旦5一銀と受けたのが変調で、これで評価値が一気に逆転どころが藤井王将勝勢となります。
おそらく桂馬ではなく角から切り込む手を見落としたのだと思っていましたが、局後の感想によると手順に先手玉が上に逃げられるのを嫌ったようです。
しかし、この手を境として一気に藤井王将に持っていかれたのですから、読みのエアスポットに落ち込んでしまったのかもしれません。
以降は101手まで藤井王将が勝ち切り、危ない場面はあったものの、なんとか先手番をキープしての3勝目です。
羽生九段としては痛恨の1手になってしまったかもしれません。

藤井王将の初防衛がかかる第6局は、3月11日(土)、12日(日)に佐賀県三養基郡上峰町「大幸園」で行われます!

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【映画】ランボー3/怒りのアフガン [映画評]

ランボーがソ連軍相手に暴れまわる映画です。


ランボー3 怒りのアフガン [Blu-ray]

ランボー3 怒りのアフガン [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2009/02/04
  • メディア: Blu-ray



ストーリーは単純です。
タイの寺院で居候していたランボーが、元上官の大佐がアフガニスタンでソ連軍に捕まったっことを知り、単身で救出に向かいます。
本作の舞台はアフガニスタン戦争です。
ソ連軍の侵攻に苦しむアフガニスタン人ですが、屈することもなく、戦い続ける気高い精神が描かれており、それがテーマになっています。
前2作にあった「ベトナム帰還兵の苦しみ」はテーマになっていません。
アフガニスタンの伝統文化なのか、羊の作り物を馬を操りながら円の中に入れるスポーツがでてきます。
ランボーはこの地域スポーツを通じて、アフガニスタン人との交流を深めていきます。
このシーンが、ラストシーンへと繋がります。
この手の映画は「いかに意外な方法で敵を倒すか、危機を脱出するか」というのがポイントですが、前2作のジャングル戦と比べると荒野の基地で工夫の余地が少なかったのか、どこにでもあるようなアクションが続きます。
この映画は101分間に108人の死を描く、ということで「最も暴力的な映画」としてギネス認定されたそうです。
そのせいかは分かりませんが、興行収入は前作3億ドル→1億9千万ドルと大幅ダウンです。
さすがに単純すぎたのかもしれません。

ランボーファンのために!
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第49期岡田美術館杯女流名人戦第4局(伊藤沙恵女流名人VS西山朋佳女流二冠) [将棋]

伊藤女流名人の1勝2敗で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/

伊藤女流名人の師匠は屋敷伸之九段で、B級1組に在籍している現役バリバリのプレイヤーです。
A級棋士の菅井竜也八段も弟子を取っていますし、同じB級1組だと久保利明九段、来年度からB級1組復帰を決めた木村一基九段も弟子を取っています。
現役バリバリのプレイヤーが弟子を取るのは大変かと思いますが、将棋界の活性化のためには良いことだと思います。
屋敷九段ですが、いまのところ弟子は伊藤女流名人だけのようです。
将棋コラムのインタビューでも関係が良好なことが伺われ、第2回女流ABEMAトーナメントでもチーム伊藤は監督として屋敷九段を迎えています。
前局で1勝を返したとはいえ、伊藤女流名人は角番で、厳しい情勢なのは変わりません。
さあ伊藤女流名人はさらに白星を重ねて、師匠に良い報告ができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/49/joryumeijin202302240101.html

ということで、将棋です。
将棋は先手西山女流二冠の初手7八飛で幕を開けました。
そこから伊藤女流名人、西山女流二冠ともに銀冠に構えますが、伊藤女流名人が8筋方面で手を掛けている間に西山女流二冠は4筋の位を取り、左銀も右側に寄せ、玉頭方面で厚みを築きます。
序盤は西山女流二冠に主張のある展開となりましたが、伊藤女流名人の真骨頂は粘りです。
玉頭方面からの一斉攻撃を、穴を掘って堪え忍ぶと、今度は穴から脱出して入玉を目指します。
評価値をみると乱高下していますが、それだけ焦点がはっきりしない難しい将棋になったのだと思います。
こうした展開に持ち込んだ、伊藤女流名人の受けの上手さが光ります。
中段玉で城壁を築いた後手が優勢になったと思われましたが、入玉を目指して4五玉を上がったのが痛恨のミスとなりました。
1分で放たれた手裏剣の歩、3三歩が後手陣の秘孔を突く一手となり、一気に城壁が崩れます。
一瞬の隙を突いた西山女流二冠の勝負強さが光ります。
伊藤女流名人もなんとか入玉を果たしますが、最後は敵陣で捕まり、155手まで投了。
これで3勝1敗で西山女流二冠が女流名人を奪取、女流三冠となりました。

西山女流名人おめでとうございます!
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【書評】門田隆将『汝、ふたつの故国に殉ず~台湾で「英雄」となったある日本人の物語』 [書評]

台湾の二二八事件の犠牲となった坂井(湯)徳章の物語です。


汝、ふたつの故国に殉ず 台湾で「英雄」となったある日本人の物語 (角川文庫)

汝、ふたつの故国に殉ず 台湾で「英雄」となったある日本人の物語 (角川文庫)

  • 作者: 門田 隆将
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/02/21
  • メディア: 文庫



坂井徳章は日本人の父と、台湾人の妻との間に生まれました。
父は台湾で警察官をしていましたが、日本の施政下にはいって間もなくの時期で、暴徒によって惨殺されました。
徳章は幼いころは台湾で成長し、長じてからは父の縁者を頼りながら日本で勉強し、司法試験を突破します。
日本でのエリートの道を約束されながら、徳章は台湾に戻り、台湾人の人権向上のために働くことを誓います。
戦後、中華民国となった台湾に襲い掛かったのは、戦勝国としてやってきた無学な国民党による略奪と殺戮です。
中国人の残虐さを理解していた徳章は学生による暴徒を抑えながらも、日本人であることに目を付けられ、国民党に捕まり、銃殺されます。
徳章の生涯は、正義です。脅しには屈折せず、人並外れた努力で夢を実現してきました。
歴史を知ると、台湾が親日国になる理由が分かる気がします。

二二八事件で散った英雄の話を知りたいひとのために!
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第81期順位戦展望【B級2組~C級2組・終盤戦】 [将棋]

1局を残して昇級者が決まりつつあります。

[B級2組]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81b2/index.html

最終局を前にして、昇級者が3名とも決まりました。
大橋貴洸七段と増田康宏七段は初のB級1組、木村一基九段は1期でのB級1組返り咲きです。おめでとうございます。
これで来季のB級1組は、鬼中の鬼の住処になりそうです。史上最強のB級1組になるかもしれません。
中田宏樹八段の訃報が届きました。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

[C級1組]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81c1/index.html

ハイレベルな争いとなり、いまだに昇級者が決まりません。
全勝は伊藤匠五段、8勝1敗は石井健太郎六段、青嶋未来六段、渡辺和史五段の
3人。7勝2敗は都成竜馬七段です。最終局に渡辺五段と都成七段の直接対決が組まれています。
今期の調子から上位3人でフィニィッシュしそうですが、ベテランの一発があるのが順位戦の怖さです。最後まで分かりません。
残留争いでは、髙野秀行六段が二度目の降級点が決定しています。2勝勢に順位の高い棋士が多く、最終局で大きく変動するかもしれません。

[C級2組]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81c2/index.html

昇級3枠中2枠が決定。
斎藤明日斗五段は9戦全勝の素晴らしい成績。ここへきて、一皮むけた感じがします。服部慎一郎五段は王将戦リーグ入りなど活躍目覚ましい若手棋士で、当然の昇級です。
残り1枠を争うのは古賀悠聖四段、杉本和陽五段、梶浦宏孝七段、佐々木大地七段の4人です。
古賀四段は勝てば昇級、あとの3名はキャンセル待ちです。古賀四段か佐々木大七段が昇級すれば、フリークラス出身初のC級1組です。
残留争いでは、堀口一史座八段がフリークラス転出決定です。残り1戦でさらにフリークラス転出者が増えるかもしれません。
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【公募情報】第1回NIIKEI文学賞(短編外・5/31〆) [公募情報]

部門は「ライトノベル」「純文学」「エッセイ」「ショートショート」と盛りだくさんです。

〔主催者HP〕
https://www.niikei.jp/580109/

NIKKEIと間違えそうですがNIIKEI(にい経)です、主催はにいがた経済新聞社です。
部門がたくさんあり、ライトノベルで原稿用紙30枚以内ですから短編~掌編といった分量になります。
募集要項に「新潟にゆかりのある物語」とあるので、新潟県民以外でも応募可能です。
第1回なので傾向の予想がつきませんが、入選作は電子書籍化、文庫化だけでなく映像化の可能性もあるとあるので、かなりの気合を感じます。
応募締切は令和5年5月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:ライトノベル、純文学、随筆、ショートショート
テーマ :新潟にゆかりのある物語
大  賞:賞金5万円
制限枚数:原稿用紙30枚(ショートショートは400字~800字)
応募締切:令和5年5月31日
応募方法:主催者HP
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第16回朝日杯将棋オープン戦準決勝・決勝 [将棋]

藤井聡太竜王、渡辺明名人、豊島将之九段、糸谷哲郎八段と全員A級の豪華メンバーです。

〔中継サイト〕
https://digital.asahi.com/shougi/asahicup_live/

第11回朝日杯は、藤井聡太の伝説が生まれた回となりました。
佐藤天彦名人、羽生善治竜王を破り、決勝の広瀬章人八段戦では歴史に残る妙手の桂馬の中合いを見せての優勝です。
その後、藤井竜王は第12回、第14回も制覇して、今期で4回目の優勝を目指します。
3回優勝は羽生善治の5回に続いて20歳にて歴代2位です。
朝日杯は優勝賞金が公開されており、第11回から下がったとはいえ、750万円のビックトーナメントです。
さあ藤井竜王は4回目の優勝を達成することができるでしょうか!

ということで将棋です。

[準決勝]
 藤井竜王 ○―● 豊島九段
 糸谷八段 ●―○ 渡辺名人

藤井・豊島戦は角換り腰掛銀となり、両者が対局した王位戦をなぞりますが、負けた豊島側が変化します。
終盤で藤井竜王がと金を作って優勢に見えましたが、豊島玉が焦土戦術でするすると右辺に逃げて逆転。ところが最後の最後で即詰みを逃して再逆転。
豊島九段は悔しい敗戦となりました。
糸谷・渡辺戦も角換り腰掛銀。後手渡辺名人が棒銀を採用したのが珍しいです。
糸谷八段優勢の終盤戦になり、大駒をコンプリートしてから糸谷八段らしく単騎の玉で飄々と逃げていたのですが、渡辺名人が小駒で左右挟撃形を築き、先手を焦らせて逆転。
糸谷八段は苦手渡辺名人に一矢を報いるチャンスを逃しました。

[決勝]
藤井竜王 ○―● 渡辺名人

後手渡辺名人は変化球で雁木を採用します。
藤井竜王は雁木対策として最有力と言われる早繰り銀を採用し、自然な指し手を続けていくだけで優勢になります。
渡辺名人も先手人に嫌味をつけて切りあいに持ち込もうとしますが、後手陣の金銀が前進シフトを敷いているので、飛車を奪われると粘りが効きにくいです。
最後は奇麗につまされにいき、これで藤井竜王が4回目の優勝を果たしました。
6回出場で4回優勝も驚きですが、渡辺名人相手に7連勝、通算15勝2敗も驚きです。

藤井竜王おめでとうございます!
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