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【映画】メカニック/ワールドミッション [映画評]

ジェイソンステインサム主演のメカニックの続編です。


メカニック&メカニック:ワールドミッション ブルーレイ ツインパック(初回仕様/2枚組/特製ブックレット付) [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2016/12/21
  • メディア: Blu-ray



「メカニック」というのは主人公が機械屋という意味でなく、あだ名です。
彼は凄腕の殺し屋で平穏な日々を過ごしていましたが、昔の友人、クレインから殺しの依頼が舞い降ります。
主人公は拒否しますが、ひょんなことで知り合った女性を拉致され、脅迫されていやいや殺しを引き受けます。
対象は3人。
いずれも悪人ですが、と同時に武器商人であり、クレインの商売敵でもあります。
主人公は2人の殺しを実行しますが、3人目の対象者と手を組み、反撃に向かいます。
という感じの映画ですが、ぶっちゃけストーリーはどうでもいいです。
見所はジェイソンステインサムのアクションであり、いかに困難なミッションを達成するかという殺しのアイデアです。
最初の殺しは絶海の孤島にある刑務所です。凶悪犯に化けで侵入し、小道具を駆使して脱出します。
次の殺しはシドニーの高層ビルです。
ミッションインポッシブルを彷彿とさせるビルのぼりを堪能できます。
3人目は要塞ともいえる潜水艦待避所です。
それぞれアイデア溢れる侵入方法、殺害方法を見せてくれます。
ジェイソンステインサムのアクションも、円熟を増しています。
もともと高飛び込みの選手なので、水泳は見事だし、それに断崖から飛び込むシーンはとても美しいです。
何も考えずに、単純に楽しめる映画だと思います。
ボスシリーズのCMで人気のトミーリージョーンズも出演しています。
製作費40百万ドルに対して、興行収入1億26百万ドルの成功作です。

ジェイソンステインサムのアクションを楽しみたいひとのために!
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【書評】倉知淳『こめぐら』 [書評]

『なぎなた』と同時出版された倉知淳短編集です。


こめぐら 倉知淳ミステリ・ワールド (創元推理文庫)

こめぐら 倉知淳ミステリ・ワールド (創元推理文庫)

  • 作者: 倉知 淳
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2018/02/09
  • メディア: Kindle版



収録されている作品は6つ。
『Aカップの男たち』はブラジャーを愛好する紳士たちの話で、鍵付き鋼鉄製のブラジャー鍵が紛失し、ブラが取れなくなります。そのカギの行方を探します。
『「真犯人を探せ」(仮題)』はラジオミステリのシナリオを審査する話。あまりに反則技の回答編に、プロデューサーは呆れかえります。
『さむらい探偵血風禄 風雲立志編』はテレビドラマの時代劇で、犯人が忽然と消え去ります。この犯人はどこに隠れているのかというと……。
『偏在』は著者には珍しいSF。
『どうぶつの森殺人事件』はアリバイ崩しと思わせておいて、というミステリ。
『毒と饗宴の殺人』は猫丸先輩シリーズで、誰が飲むのか分からないグラスに毒が盛られます。
このなかであまりにインパクトがあったのが、『さむらい探偵血風禄 風雲立志編』です。
自分がいままで読んできたバカミスのうち、3本の指に入るのではないかと思います。
とんでもなくバカバカしいですが、この発想がでてくることがすごいです。

倉知淳とバカミスファンのために!
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