SSブログ

女流ABEMAトーナメント2023 決勝【チーム伊藤VSチーム加藤】 [将棋]

無敗の両チームのリーダー対決で決着です。

〔番組HP〕
https://abema.tv/video/title/288-36

[チーム伊藤]
  伊藤沙恵、香川愛生、上田初美

[チーム加藤]
加藤桃子、渡辺愛、中村真梨花

両チームのリーダーが安定して白星を稼ぐので、サポートするメンバーの踏ん張りが大きいです。
序盤でリードしたのはチーム伊藤。上田女流四段、香川女流四段が中村女流三段、渡部女流三段を撃破して2UPです。
そこから両リーダーが1勝づつをあげて、チーム加藤が反撃。
愛生、愛対決で連勝し、渡部愛女流三段が初戦の黒星を跳ね返す連勝を遂げます。
しかし、チーム伊藤もリーダーの踏ん張りで4-4で最終局。
リーダー対決は伊藤女流三段の右玉でしたが、局面は加藤女流三段がリかード。苦しいながらもフィッシャーは分かりません。
加藤女流三段が詰みがありそうな局面で踏み込みますが、読み切れず、先手玉を逃してしまいます。
この瞬間に大逆転です。
むしろ、詰むや詰まざるやの局面にまで持ち込んだ伊藤女流三段の実戦的な粘りが功を奏したのだと思います。

これで優勝はチーム伊藤です。おめでとうございます!

 〔チーム伊藤〕   〔チーム加藤〕
先:上田 初美 ○ - ● 中村真梨花:後
後:香川 愛生 ○ - ● 渡部 愛 :先
先:上田 初美 ● - ○ 加藤 桃子:後
後:伊藤 沙恵 ○ - ● 中村真梨花:先
先:香川 愛生 ● - ○ 渡部 愛 :後
先:上田 初美 ● - ○ 加藤 桃子:後(千)
先:香川 愛生 ● - ○ 渡部 愛 :後
後:伊藤 沙恵 ○ - ● 中村真梨花:先
先:伊藤 沙恵 ○ - ● 加藤 桃子:後

【最終結果】
<チーム伊藤>
 伊藤 沙恵 5-0
 香川 愛生 3-3
 上田 初美 2-4

<チーム加藤>
 加藤 桃子 4-1
 渡部 愛  4-2
 中村真梨花 1-5

<チーム里見>
 里見 香奈 1-1
 清水 市代 1-2
 川又 咲紀 1-2


<チーム西山>
 西山 朋佳 2-0
 山根ことみ 0-3
 鈴木 環那 1-2
nice!(4)  コメント(7) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第48期棋王戦第4局(渡辺明棋王八段VS藤井聡太竜王) [将棋]

渡辺棋王の1勝2敗で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/

渡辺棋王は1勝を上げたものの、角番と追い込まれています。
38歳の渡辺棋王と20歳の藤井竜王との年齢差は18歳です。
平成の王者、羽生善治は52歳なので、渡辺棋王からすると14歳上と18歳下にスーパースターがいることになります。
普通、これだけの年齢差があれば、一時代を築けそうなものですが、羽生善治が四十代を迎えても棋力を維持していたため、明確な渡辺時代を作れないまま藤井竜王に追いつかれた不幸な世代かもしれません。
とはいえ通算タイトル数31期で第4位、一般棋戦の優勝回数も含めると42期で谷川浩司49期に続く第5位はやはり抜群の棋歴です。
令和のスーパースター藤井竜王は本局に勝利すると史上最年少の6冠となります。
渡辺棋王はいままで藤井竜王相手にタイトル戦2連続でスイープを食らうなど、いままでの実績を思うと信じられないほど苦戦しています。
後がない渡辺棋王ですが、令和のスーパースター藤井竜王の勢いを止めることができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/48/kiou202303190101.html

ということで将棋です。
渡辺棋王の先手ですが、徹底的に角換わりです。
藤井竜王が角換わりを避けることは考えられないので、最新PCを駆使した研究量で勝負するつもりなのかなと思います。
渡辺棋王の作戦は、4七銀と引いて銀矢倉を作ってからの4五桂跳ねでした。
あまり見ない形ですが、18局の前例があります。これで仕掛けが成立するなら、5六銀より玉が堅いので得した感があります。
48手目で前例がなくなりますが、お互いの研究範囲なのか時間を使わずに進みます。
おそらく研究から外れたのは63手目、異筋の8三桂です。これを見て藤井竜王は長考に沈みます。
評価値的にはやや後手側に振れましたが互角の範囲。相手の研究を外して自分の土俵に引きずり込む作戦かと思いますが、対する6五歩を見て渡辺棋王も長考に沈みます。
事前研究から外れて、意表を突かれたのかもしれません。
長考の末に渡辺棋王は桂馬で香車を取ってからあえて角銀交換の駒損をしての攻めにかけますが、この手を境に評価値は後手有利から優勢へと振れていきます。
AI的には素直に同桂が優っていたようです。
渡辺棋王は駒損ながらも小駒でじわりと藤井玉に迫ります。いつしか評価値も互角近くまで戻ります。
しかし、渡辺棋王には時間との勝負もありました。
1分将棋に入ってからも粘っていましたが、たらした2三の歩を払われると藤井玉の懐が広く、駒損の先手は追撃が効きません。
渡辺棋王は角の王手に金駒を節約して7七桂と勝負の合駒を放ちますが、7五桂打ちと切り返されてこれでノックアウトです。
最後は次の1手問題のような6八金のただ捨てという奇麗な決め手が出たとことで渡辺棋王は投了しました。
これで藤井竜王の3勝1敗となり、棋王を奪取、ついに6冠となりました。

破れた渡辺名人ですが藤井竜王の先手番連勝記録を止め、本局でも中盤で互角に戻すなど見せ場は十分にあったと思います。
藤井棋王&最年少6冠達成おめでとうございます!
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第72回NHK杯決勝(藤井聡太竜王VS佐々木勇気八段) [将棋]

藤井竜王が一般棋戦全制覇を狙います。

〔主催者HP〕
https://www.nhk.jp/p/goshogi/ts/P84WQ1GW9V/

藤井竜王の進撃はとどまることを知りません。
タイトル戦の活躍もありますが、早指しかつ一発勝負のトーナメント戦でも負けなしで突き進んでいます。
将棋日本シリーズ、銀河戦、朝日杯将棋オープン戦でも優勝し、NHK杯でも優勝すればまさに年間グランドスラムとも言える快挙です。
もちろん史上初です。
対する佐々木勇気八段ですが、16歳1か月という通算でも史上6番目の早さでデビューしましたが、期待ほど成績が伸びず、”元天才”といじられることもあります。
しかし順位戦ではついにA級まで到達し、やはり天才であることを示しました。
藤井聡太の29連勝を止めたのも、佐々木勇気です。
さあNHK杯決勝で、佐々木八段は再び藤井竜王の快進撃を止めることができたでしょうか!

〔棋譜〕※徹底解説!将棋の定跡さんより
https://www.youtube.com/watch?v=OkhmpUtEMzU

ということで、将棋です。
先手佐々木勇八段、後手藤井竜王で戦形は相掛かりとなります。
先後とも3三金と上がる形が珍しいですが、お互いに組み替えていきます。
その後、先手は歩をどんどん伸ばし、後手は金銀を低く構えて待つ姿勢。
評価値が大きく動いたのは71手目です。
藤井竜王の8五歩と合わせたのを無視して、佐々木勇八段は一斉に攻めかかります。
しかし、若干無理だったようです。
銀をボロっと取られて8筋を突破されると、駒損の上にと金の威力が大きく、後手優勢となります。
佐々木勇八段も2枚の飛車で左右から迫りますが、106手目の7三桂馬が決め手です。詰み筋を防ぐ壁を作りつ、これが遠くにいる先手玉への詰めろとなっていました。
詰み筋に入れば、藤井竜王は逃がしません。
5八で清算してから銀捨てで飛車を吊り上げ、7三の桂馬が跳躍しての王手です。
ここから数手で投了し、藤井竜王はNHK杯初優勝とともに、銀河戦、朝日杯、JT杯も制して年間グランドスラムを達成しました。
史上初の快挙です。1発勝負の早指しトーナメントを全て制するとは、恐ろしいほどの強さです。

藤井NHK杯おめでとうございます。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第34期女流王位戦挑戦者決定戦(甲斐女流五段VS伊藤沙恵女流三段) [将棋]

現役バリバリのトップ女流棋士が突如として引退発表です。

〔主催者サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/

3月7日に会見が行われた甲斐女流五段の引退発表は驚きました。
なにしろマイナビ杯のタイトル挑戦者であり、白玲戦では最上位にA級在位。
そして女流王位戦でも挑戦者決定戦進出と、タブルタイトル戦の可能性を残しています。
女流棋士の中で、引退、退会はときおりありますが、タイトル獲得経験のあるトップ女流棋士が、自らの意思で引退したのは失踪騒動を起こした林葉直子ぐらいです。
何ら問題もなく、トップ女流棋士のまま、静かに引退するのは初のケースです。
引退の理由は「前向きな気持ち」とあるので、40歳を目前にして新しい世界に飛び出したいのかもしれません。
「退会」ではなく「引退」なので、今後も将棋界にかかわりを持ち続ける可能性もあります。
いままでファンを楽しませてくれたことの感謝へとともに、今後のご活躍をお祈りしたいと思います。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/34/joryu-oui202303170101.html

ということで、将棋です。
本局は後手伊藤女流三段が雁木に構え、甲斐女流五段は早繰銀からの速攻という形になりました。
雁木対策として最も良く見られる作戦です。
伊藤女流三段は手厚く馬を作りますが、6五角と合わせられると消される馬です。
甲斐女流五段は悠々と飛車先歩交換をします。
どうやら、ここから伊藤女流三段ペースになったようです。
馬を中心に金銀を前に出し、抑え込みの構えです。
甲斐女流五段としては一か所でも突破できれば勝負になるのですが、飛車角が完全に封印されて苦しい形勢です。
玉が堅くないのも勝ちにくいです。
最後は伊藤女流三段の寄せが決まり、116手までの快勝。加藤桃子女流三段が里見女流王位への挑戦を決めました。
甲斐女流五段、最後の王位戦が終わりました。

女流王位戦五番勝負第1局は、4月26日(水)、兵庫県姫路市「夢乃井」で開幕します!
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第8期叡王戦挑戦者決定戦(永瀬拓矢王座VS菅井竜也八段) [将棋]

No2を着々と固めつつある永瀬王座が決定戦まで進出です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

いまの将棋界は藤井竜王が飛びぬけていて、No2の座を渡辺名人、永瀬王座、豊島九段が荒そう構図になっています。
しばらく混戦が続いていましたが、ここへきて永瀬王座が抜け出してきました。
対豊島戦では5連勝とここ1年で突き放し、苦手だった渡辺名人もここ最近は白黒が並ぶ互角の戦いとなっています。
レーティングでも豊島九段、渡辺名人から頭ひとつ抜けています。
対する菅井八段ですが、レーティング上位では唯一の振り飛車党です。
永瀬王座との対戦成績は押されていますが、対戦そのものが少ないので、まだまだこれからです。直近の順位戦では菅井八段が勝利しています。
菅井八段ですが、タイトル戦登場は王位戦2回だけで、獲得は1期のみです。
久しぶりのタイトル挑戦のチャンスですが、A級同士の決勝の結果はどうなったでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/8/eiou202303160101.html

ということで、将棋です。
いまや振り飛車党総帥となった菅井八段ですが、後手番で堂々とゴキゲン中飛車を採用します。
超速に対して早めに5筋の歩を切り、6五角打ちから馬を作られますがそれを角打ちから捕獲し、逆に角を取り返されるというダイレクト向い飛車のような手順に進みます。
ここからは類型のないねじりあいとなります。
棋界随一の研究量を誇る永瀬王座相手に力戦形に持ち込むのが作戦だったのなら成功です。
全体的に永瀬王座やや良しの局面が多かったですが、82手目に成桂を先手玉から遠ざかる辛抱が、永瀬王座の感覚を狂わせたのかもしれません。
永瀬王座は銀をねじ込んで激しく攻めますが、この手を境に評価値は一気に後手側に傾きます。
自然な対応で先手からの端攻めを逆用して反撃すると、気がついたら勝勢になっています。
お互いに1分将棋となりますが、菅井八段は間違えませんでした。
132手まで先手玉を受けなしに追い込み、菅井八段が久しぶりのタイトル挑戦を決めました。

第8期叡王戦第1局は、4月11日に東京都千代田区「江戸総鎮守 神田明神」で行われます!
nice!(5)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第81期順位戦【C級2組・最終一斉対局】 [将棋]

フリクラ出身棋士が始めてC級1組への昇級を決めました。

[C級2組]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81c2/index.html

最終局を前にして、斎藤明日斗五段と服部慎一郎五段が昇級を決めているので残り1枠です。
二人は最終局も勝利し、10-0、9-1という見事な成績でC級2組をクリアーです。
斎藤五段は今期大活躍ですが、来年度もこの活躍を続ければ完全に一皮むけたとなるかもしれません。
残り1枠をの8-1の古賀悠聖四段、7-2の杉本和陽五段、梶浦宏孝七段、佐々木大地七段、が争う展開。
注目の杉本・佐々木大戦は佐々木大七段が勝ち、梶浦七段が敗れたため、佐々木大七段はキャンセル待ちとなります。
注目の古賀・今泉戦ですが、形勢の針が揺れ動く大激戦となったものの、最後は古賀四段がベテラン今泉五段を振り切り、見事にフリークラス出身で初の昇級者切符を手にしました。
おめでとうございます。
フリークラス転出者は矢倉規広七段と堀口一史座八段です。
矢倉七段は矢倉流中飛車が有名で、プロ入り以来28年間にも渡りC級2組に在籍しましたが無念の降級です。堀口八段は体調が芳しくないのでやむを得ないのかなと。
来季は降級点2つ持ちが7人になります。
その中には大ベテランの青野照市九段の名前もありますので、引退をかけたシーズンになりそうです。

これで今期の順位戦は全日程を終了しました。来季も楽しみです!

[昇級者]
 斎藤明日斗五段 10-0
 服部慎一郎五段  9-1
 古賀悠聖四段   8-2

[フリークラス転出者]
 矢倉規広七段   3-7
 堀口一史座八段  2-8
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第72期ALSOK王将戦第6局(藤井聡太王将VS羽生善治九段) [将棋]

藤井王将の3勝2敗で迎えた第6局です。

〔中継サイト〕
https://mainichi.jp/oshosen2023

王将戦名物は勝者罰ゲームですが、今期はかなり攻めています。
第1局勝者のウサミミ藤井王将から始まり、第2局勝者のはにわを乗せた羽生九段のバス運転手。第3局勝者はトリックアートで万華鏡のようになった藤井王将。第4局勝者はバレンタインにちなんで満面の笑みのパティシエ羽生九段と笑いに走っておいて、第5局は突如としてヤマタノオロチと戦うスサノオミコト藤井王将と男前路線です。
世紀の一戦ということもあり、勝者罰ゲームに気合を感じます。
第6局の舞台は佐賀県三養基郡上峰町です。役場HPを開くと、いきなりアニメが始まり、鎮西八郎源為朝が登場します。
勝者罰ゲームは対局場所にちなむので、おそらく為朝関係と予想します。
さあ、第6局の罰ゲームを受けるのは、どちらの棋士でしょうか!

〔棋譜〕
https://mainichi.jp/oshosen2023/230311.html

ということで、将棋です。
羽生九段が選択したのは角換わり早繰り銀です。毎局作戦を変えて、藤井王将に狙いを絞らせません。
自身の対局を先後逆でなぞります。
負けた側を持つ藤井王将がどこで変化するかですが、藤井王将が40手目で変化します。
まだまだ研究範囲かと思ったら、44手目、45手目と同じタイミングで両者とも長考に入ります。
おそらくはここで研究から外れたのだと思います。
羽生九段は4八金、3九玉と自陣整備を続けますが、この時点で評価値的には後手有利になります。
駒がぶつかっているわけではなく、お互いに自然な手を指しているだけなのに、どんどん差がついていきます。
態勢十分になった藤井王将の攻めに、71手目6四歩と攻め合いを志向します。
しかし、5七銀と打ち込まれると、後手のスピードが上回っています。
羽生九段は後手玉に詰めろをかけますが、これは形作りです。藤井王将が一直線に先手玉を即詰みに打ち取り、藤井王将が6冠を堅持しました。
羽生九段は敗れたとはいえ、藤井王将相手に2勝を上げて見せ場を作ってくれました。毎局作戦を変えるなど、勝負師としての顔を見せてくれました。
52歳ですが、また挑戦者として名乗りを上げてくれることを期待したいです。

藤井王将初防衛おめでとうございます。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

女流ABEMAトーナメント2023【チーム西山VSチーム伊藤】 [将棋]


優勝候補同士の対戦です。

〔番組HP〕
https://abema.tv/video/title/288-36

チーム西山は西山朋佳、山根ことみ、鈴木環那とレーティング上位を揃え、順位戦もA、A、B(元A)と一線級です。
チーム伊藤もチーム西山ほどではありませんが、レーティング上位を揃え、順位戦もA、A、Bです。
この両者の対戦ですが、序盤はチーム伊藤が連勝でしたが、西山リーダーの投入で追いつく一進一退の攻防です。
2-2で山根ことみ女流二段・上田初美女流四段戦となりましたが、山根女流二段が優勢になりながらも痛恨の2歩での敗戦。
次に鈴木女流三段が取り返したものの、最後は山根女流二段が伊藤リーダーに打ち取られ、鈴木女流二段が香川女流三段の石田流からの端角に屈して敗戦となりました。
女流は控室の会話が多くていいですね。

来週は、チーム里見とチーム加藤の対戦です!

[T西山]   [T伊藤]
先 鈴木 ●-○ 伊藤
  山根 ●-○ 香川 先
先 西山 ○-● 上田
  西山 ○-● 香川 先
先 山根 ●-○ 上田
  鈴木 ○-● 上田 先
先 山根 ●-○ 伊藤
  鈴木 ●-○ 香川 先

チーム西山 3 vs 5 チーム伊藤

西山 朋佳 2-0
山根ことみ 0-3
鈴木 環那 1-2

伊藤 沙恵 2-0
香川 愛生 2-1
上田 初美 1-2
nice!(2)  コメント(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第81期順位戦【B級1組・最終一斉対局】 [将棋]

[B級1組]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81b1/index.html

初のA級を目指す中村太地七段ですが、王将戦挑戦中の羽生善治九段の序盤の隙を突いて攻撃開始。
優勢かと思われましたが、羽生九段の中盤の指しまわしに逆転を許して黒星。
9-3となり、昇級するかは他の結果待ちとなります。
羽生九段は序盤こそ苦戦したものの、最後は6-6の指し分けでフィニッシュです。来期はA級復帰を目指して欲しいです。
そして昇級を争っていた澤田真吾七段は二転三転の激戦の末に三浦弘行九段に敗れて8-4で終戦です。
これで昇級は中村七段と佐々木勇七段に決定です。おめでとうございます。
三浦九段は7―5となり、来季の順位のためには大きな1勝となりました。
降級の可能性のあった横山泰明七段は最終戦で山﨑隆之八段に勝利し、5―7で自力残留を決めました。山﨑八段は6-6でゴールです。
佐々木勇気七段は最終戦で屋敷九段に勝ち、9―3での昇級。花を添えました。
屋敷九段は4-8となり、残留かどうかは久保利明九段の結果待ちでしたが、久保九段は中盤で優勢になりながらも千田七段に逆転負け。
4-8での降級となりました。千田七段は6-6と指しわけです。
あと2名の降級者は前節で決まっており、丸山忠久九段と郷田真隆九段です。

来季は木村一九段がB級1組に復帰し、さらに増田康弘七段と大橋貴洸七段が上がってくるので、例年以上のハイレベルなクラスになりそうです!

[昇級者]
・佐々木勇気七段(9-3)
・中村太地七段(9-3)

[降級者]
・久保利明九段(4-8)
・丸山忠久九段(4-8)
・郷田真隆九段(2-10)

nice!(3)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第81期順位戦展望【B級2組・最終一斉対局】 [将棋]

前節で昇級者が3人とも決まっています。

[B級2組]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81b2/index.html

昇級者は 大橋貴洸七段、木村一基九段、増田康宏七段の3人です。
木村九段は1年でB級1組への復帰、大橋七段と増田七段は初のB級1組です。
来季のB級1組がいまから楽しみになるメンバーです。
B級2組は降級点を2つ取ると降級です。1つならセーフです。
降級点の対象者は6人ですが、全員が1つめだったため、全員残留という珍しいパターンとなりました。
ベテランの多い組ですが、谷川浩司十七世名人は5勝5敗の指し分け。最終局で大橋七段を破った星が光ります。
藤井猛九段も指し分け、藤井竜王の師匠、杉本昌隆八段と深浦康市九段は4勝6敗ながらも降級点は回避です。

来期は若手3人が昇級してきます。
若手対ベテランの将棋が楽しみです!
nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー