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【映画】ネバーエンディングストーリー [映画評]

キャッチなテーマソングともとに一世を風靡したファンタジー映画です。


ネバーエンディング・ストーリー [Blu-ray]

ネバーエンディング・ストーリー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2013/12/04
  • メディア: Blu-ray



原作はミヒャエルエンデの『果てしない物語』。ミヒャエルエンデは『モモ』でも知られています。
ストーリーは少年が虐められているシーンから始まります。
いじめっこから逃げて本屋に隠れるのですが、そこで不思議な本と出合います。少年はその本をこっそり借りて、学校の物置で読みふけります。
ここで映画は本の世界に入ります。
ある王国が虚無の力により崩壊の危機に瀕しています。
これを防ぐのは女王の力を借りないといけませんが、その女王は病気で瀕死の危機にあります。
その女王の治療法を聞くために、旅に出るのは勇者アトレイユ。
そして、アトレイユの旅が始まります。
とっても昔風のファンタジーです。神話風と言ったらいいでしょうか。
女王を助けるのにはアトレイユでなければいけませんが、なぜアトレイユなのか、なぜアトレイユでなければダメなのかの説明は一切ありません。
そう決まっているからです。
少年は勇者の冒険に一喜一憂します。なぜか本の世界に少年の声が届きます。
幻想と現実がいったりきたりするのが、このストーリーのキモです。
悲しみの沼で愛馬を失うもなんとなく突破し、スフィンクスの罠もなんとなく突破していきます。虚無の手下ともあっさり勝利します。
途中で出会ったファルコンは無条件で少年を助けます。
原作を読んでいないのでなんとも言えないのですが、テーマは少年の成長のはずです。
ラストで少年はいじめっこに仕返しをするのですが、その仕返しがファルコンを使って脅すというのはいかがなものか。
1984年という時代を考えても、もう少し映像も頑張れそう、というのが素直な感想だったり。
製作費25百万ドルで、興行収入1億ドルの大ヒット映画となりました。

有名ファンタジー映画を楽しみたいひとのために!
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第9期叡王戦第2局(藤井聡太叡王VS伊藤匠七段) [将棋]

藤井叡王の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

叡王戦の特長は、段位別予選をするところです。
段位別の枠は年度によって異なっており、ここ数年は九段・八段3人、七段・六段が2人、五段・四段が1人です。
段位別に予選をする意義があるのかと問われるとなんとも言い難いですが、九段・八段はベテランが多いので、本戦トーナメントに世代的な多様性を与えるという意味で良いのかなと思います。
伊藤七段は叡王戦予選開始時点で六段でした。六段はわずか2枠ですが、その2枠を勝ち取って決勝トーナメントに進出し。そのまま挑戦者まで駆け上がりました。
予選の性質として竜王戦に近く、若いヒーローが登場しやすい棋戦だと思います。
さあ、伊藤七段は予選での勢いのまま藤井叡王にぶつかることはできたでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/9/eiou202404200101.html

ということで将棋です。
藤井叡王は後手番ですが、サザンハヤクリと呼ばれる3三金型早繰銀を採用します。
この3三金が桂馬で狙われる形になると悪いですが、金の力で先手の攻めを抑えている間に、後手番ながら積極的に動こうというのが作戦の骨子です。
序盤からお互いに時間を使っているので、先手伊藤七段からしたら想定外でしょうし、仕掛けた藤井叡王としても想定してた展開には進んでいないことが見て取れます。
序盤から激しい戦いとなり、先手は居玉。後手も守りは薄いです。後手が攻め切れるかどうかです。
お互いに持ち時間が切迫する中で、78手目に藤井叡王は飛車を切り、8七歩成と成捨てます。
そこから大さばきになりますが、伊藤七段の4四歩が後手陣の弱点を突いた秘孔でした。
最後は、藤井叡王は7三玉と上がり自ら切られにいき、即詰みに討ち取られたところで投了しました。
伊藤七段は対藤井戦初勝利です。

第3局は5月2日(木)に愛知県名古屋市「名古屋東急ホテル」で行われます!
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【書評】大平武洋『ネット将棋攻略! 早指しの極意』 [書評]

早指し対策に絞った珍しい戦術書です。


ネット将棋攻略!早指しの極意 (マイナビ将棋BOOKS)

ネット将棋攻略!早指しの極意 (マイナビ将棋BOOKS)

  • 作者: 大平 武洋
  • 出版社/メーカー: マイナビ
  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



早指しの場合、いかに読む手を絞るかが重要です。
その手を絞るコツが、本書には書かれています。
自分が有効だと思ったのはこのあたり。
 ・安い駒から考える。
 ・終盤は少し早く多めに受ける。
 ・一番怖い手を受ける。
 ・桂馬の利き筋の歩を捨てる。
 ・銀冠は7一か8一を狙う。
 ・駒がぶつかったら取る手を考える。
例題には読みが必要な問題もありますが、何から考えるのか指針があれば、非常に有効だと思います。

早指しに強くなりたいひとのために!
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