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創作状況【1月下旬】 [ぼくの公募状況]

10年ぶりの大寒波を舐めていたら、やっぱり寒いです……。

【第184回のメュー】
◆歴史小説の楽しみ
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第15回)
◆おまけのもう1作
◆公募情報数点
 今回は戦前戦後を代表する国民的作家、吉川英治の紹介です。テクニックは「イメージの借用」「会話形式のちょっとしたテクニック」になります。 
 次回発行は2月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
https://www.arasuji.com/mailmagazine/saitomagazine/


【ショートショートガーデン】
これは「第19回小説でもどうぞ!」のボツネタです。
〔グフの解体〕
https://short-short.garden/S-uCTuij

『時間の夏休み』がおすすめに入りました。
いつものように一瞬のことだとは思いますが、ありがとうございます。ちなみに坊ちゃん文学賞のボツネタです。
https://short-short.garden/S-uCTryF

【小説でもどうぞ】
W選考委員版のテーマ「老い」の2作目を書くけど、4・5枚で終わる。これから推敲するけど、2月9日締切なので気がついたら期限が来てしまいそう。
チョコチョコ頑張りますが、とってもさえない。何度も推敲を重ねて、少しでも形にするしかありませんね。いちおう形にはしてみましたが。
2月は「もの食う話」ですが、3つ考えて2つをボツにしました。そのうちショートショートガーデンに上げます。
のこり1つは作品にしました。自分にとっては珍しいホラーですが、いろいろ微妙。


【yomeba!】
次回のテーマ待ちですね。


【星新一賞】
第5回受賞作を読みます。
・グランプリ 『Final Anchors』八島游舷
これは現代SFを読みなれているひと向けの作品です。
車が衝突する寸前に、車両に搭載されたAIが信号をやりとりして、どちらかが死ななければならないとき、AI同士の審判により、人間の運命が決定づけられます。
ポイントは、AIに性格を持たせたことです。一般的にAIは無機質なキャラとして表現されることが多いですが、その無意識の壁をぶち壊しています。また細かいデティールが、ここが好き嫌いが分かれるところですが、作品としてのリアリティを作り出しています。
改めて読み直すと、よくできた作品だと思います。
グランプリを受賞するのも当然な、秀作だと思います。


【坊っちゃん文学賞】
最終選考通過作品が発表されている。
ほぼいつもの名前が並んでいるのが、とても気にかかる。ショートショートはアイデア勝負の部分があり、4000人近くの応募があれば、毎回メンバーがガラリと変わってもおかしくないのですが。
初の最終選考は「そるとばたあ」さんだけで、ショートショートガーデンでよくお見掛けします。実力からしたら受賞してもおかしくない方だと思います。


【超ショートショート】
5テーマ×2=10作品をまとめて応募する。発表は3月初旬のようです。
応募方式にファイル送付以外に直接書くバージョンがあり、これだと文字数を自動的に計算してくれるので便利です。
ワードで計算できますが、設定等の関係で実際に応募すると多少ずれることが多々あるので。
優秀賞で図書カード3万円なので、公募としては小規模です。だから応募数はそれほどでもないと予想していますが、さてさてどうなることやら。


【NIIKEI文学賞】
ショートショート部門に応募しようと思うけど、テーマはにいがたか。
締め切りは5月31日なので、アイデアはこれから考えます。


【その他モロモロ】
・おーいお茶新俳句に向けて考えよう。2月末締切。
・オタク川柳に応募。1月30日から投票開始。
・うまい棒川柳の発表があり、残念ながら落選です。なかなか難しい。
・SIer川柳の発表は「JARSIA」16号誌上(2023年2月発行予定)とのこと。
・第9回朝礼川柳は落選しました。後日、TOP100の発表もあるそうです。

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最近の日常【令和4年1月下旬】 [日常]

〔利上げと増税の話〕
政府経済見通しが発表された。それによると、令和4年度のGDPデフレーターは0%、令和5年度の見込みも0.6%に過ぎない。
https://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi/mitoshi.html
基本的にインフレ率はGDPデフレーターで判断する。
インフレと利上げの原則からすれば、インフレ目標2%に届いてないので、利上げをしなののが普通。もちろん増税も普通はない。だけど、すでに実質的に利上げは実行されてしまった(建前上は幅の拡大ですが)し、増税もカウントダウン状態。
せっかく経済が持ち直しつつあるのに、ここであえて経済にダメージを与えようとする意図がよく分かりません。
というより、たぶん意図はないんでしょう。ただ利上げしたい、増税したいだけで。
財務省としては「増税」「利上げ」が省の利益につながるので、そうしたいんだろうなあと。
こうなると財務省が批判の的になりがちですが、ある意味では各省は省の利益を優先するのが当然です。人間そういうものですから。
だからこそ、政治家が勉強し、頑張るべきだと思う今日このごろ。

〔NIASを始めようと思った話〕
いまさらだけど、NISAを始めようと思った。
昔に制度を見たとときに、枠が小さいうえに5年間だけだ。
様々な制度を併用すると管理が面倒なので放置していたが、仕組みを理解したら使わないのがもったいない気がして申請してみた。配当金に税金がかからないのが魅力的です。
ネット証券もNISAに対応した画面があり、試したら管理も簡単そうです。
このNISAは2024年から制度が拡充されます。枠が広がる以上に、非課税期間が恒久化されるのが大きいです。
しかも拡充前にNISAで購入した株は、新制度の枠外のまま、非課税期間恒久化の恩恵を得られるようです。
つまり5年前にNISAを始めたひとが、一番お得という感じでしょうか。
NISA口座が開設されたら高配当銘柄を購入しようと思っている。いまから銘柄研究を始めます。はい。
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【書評】髙橋洋一『バカな外交論』 [書評]

経済の専門家ですが、国際政治も学んだこともある著者の外交論です。


バカな外交論 外交の基本 「どう考えても当たり前」のこと

バカな外交論 外交の基本 「どう考えても当たり前」のこと

  • 作者: 高橋洋一
  • 出版社/メーカー: あさ出版
  • 発売日: 2016/08/02
  • メディア: Kindle版



外交の基本は「お金」と「力」です。
本書でもこの基本からスタートして、種々の事例に当てはめていきます。
執筆当時はTPPと集団自衛権が話題になっていました。
普通に考えればTPPは参加、集団自衛権は行使という判断以外にありえません。
なぜ別の判断になるのかといえば、ミクロの視点に陥ってしまうからなのですが、反対派の主張をマクロ視点から論破していきます。
例えばTPP反対派の主張に「農業が壊滅する」というのがあります。
ただTPPは国全体の利益を増やすので、あとは増えた利益を被害を受ける業界に回すなどの所得の再分配で対応できる可能性があります。
そうした広い視線をもつ助けになる本だと思います。

外交の基本をさらりと読みたいひとのために!
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【映画】シャーロック・ホームズ シャドウゲーム [映画評]

まるで敏腕スパイのような、ホームズです。


シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2012/07/04
  • メディア: Blu-ray



本作は前作『シャーロック・ホームズ』の続編です。
前作ではホームズのライバル関係だったが途中から味方として協力した女怪盗アイリーンが、序盤早々、モリアーティに毒殺されます。
物語はホームズ最大の悪役であるモリアーティーとの対決です。
モリアーティの目的は、武器供給会社を手中に収めたうえで、和平に傾く世界に大戦を引き起こして、大儲けをすることです。
モリアーティは表の世界では物理学教授です。
ホームズはアイリーンが毒殺される寸前に手紙を抜き取り、その手紙の宛先をヒントに物語は進みます。
ホームズは、女占い師の天井に潜む刺客と大立ち回りを演じたり、ワトソンの新婚旅行の最中に敵から派手に襲われて危機一髪で脱出したり、敵のアジトに忍び込んだり、脱出時に激しく砲撃を受けたりと、この辺りはスパイ映画のノリです。
ホームズ特有の鋭い観察眼による推理もありますが、全体的に控えめです。
整形手術を受けた暗殺犯を探し当てるシーンは、実際に暴いたのはホームズの助言を受けたワトソンではありますが、面白かったです。

独自のシャーロックホームズを見たいひとのために!

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第72期ALSOK王将戦第3局(藤井聡太王将VS羽生善治九段) [将棋]

藤井竜王の1勝1敗で迎えた第3局です。

〔中継サイト〕
https://mainichi.jp/oshosen2023

王将戦雑学です。
「1950年創設「王将戦」の名称を考えたのは誰か?」によると、意外なことに王将戦という名称を誰が考えたのか不明だそうです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/matsumotohirofumi/20220107-00276183
北条秀司が原作の映画『王将』が公開されたのが1948年で、王将戦開始が1950年と考えれば、映画が由来かなあと考えるのが自然かと思います。
主催者内部で議論し、木村義雄名人にもお伺いを立てたかとは思いますが、最大公約数的な形で決まったのかなと。
こうして将棋の歴史を掘り起こしてくれるのは、楽しい限りです。
戦前戦後に圧倒的な人気を誇った小説家に、吉川英治がいます。勲章を受けないことで有名でしたが「ファンが喜ぶから」の一言で説得され、ついに勲章を受けた逸話があります。
王将戦も、ファンの期待があって、「王将戦」という名称になったのではないかと、自分は想像しています。
また今日も、将棋の歴史が積み重ねられます。
さあ将棋界を超えた知名度を持ち、歴史に名前を残す2人のタイトル戦の第3局はどのような結果になったでしょうか!

〔棋譜〕
https://mainichi.jp/oshosen2023/230128.html

ということで将棋です。
藤井王将は先手番21連勝中という圧倒的な強さを見せています。
後手番の羽生九段がどのような作戦を採用するか注目されましたが、やや変化球気味の雁木を採用します。
もちろんプロ間でもよく使われている戦法ですが、羽生九段が採用するのは珍しいと思います。
藤井王将は対雁木対策として有力視されている早繰り銀からの速攻を見せます。そこから29手目に藤井王将側から新手が出ます。2六飛と浮く手です。
王将戦の羽生九段は積極的です。交換となった銀を3五に打ち、ディフェンスラインを上げていきます。
局面は互角ながら、後手が金銀がばらけていることと、玉が戦場に近いので流れ弾に当たりやすく、後手勝ちにくい展開かと思います。
羽生九段にこれという悪手はないのですが、形勢が徐々に藤井王将に傾いていきます。いわゆる藤井曲線です。
羽生九段は藤井玉の桂頭を攻めて嫌味を付けてから、76手目に2七銀と勝負手を放ちます。
しかし、28分の考慮で冷静に3八飛車と引かれて勝負ありです。
あとは羽生九段は奇麗に1手差の局面を作り、そして投了しました。
これで藤井王将は先手番をキープし、2勝1敗とリードしました。

王将戦第4局は、2月9日(木)、10日(金)に東京都立川市「SОRANО HОTEL」で行われます!
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【映画】シャーロック・ホームズ [映画評]

紳士ではない新たなシャーロック・ホームズが売りの映画です。


シャーロック・ホームズ [Blu-ray]

シャーロック・ホームズ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2011/07/20
  • メディア: Blu-ray



主役のホームズを演じるのは、ロバート・ダウニーjr。
ホームズはもちろんコナンドイルが生み出した私立探偵で、助手のワトソンと共同生活をして、ベーカー街221Bに住み、そして鋭敏な観察力と推理力で、わずかな手がかりから真相を言い当てるのも原作キャラそのままです。
物語は5人の女性を儀式で殺害したブラックウッド卿がホームズの活躍で逮捕されるところから始まります。
ブラックウッド卿は絞首刑となり死体は埋葬されるのですが、ところがブラックウッド卿は復活します。
墓は内部から壊され、代わりに別人が埋められています。
ブラックウッド卿の目的は、儀式により奇跡を起こし、イギリスを支配することだった。
国会議事堂に乗り込み、毒ガスで仲間以外の議員を殺害する直前でホームズはブラックウッドの目的を阻止します。
そして、ホームズは最後の戦いで、ブラックウッドの手品を暴いていきます。
というのがざっくりとしたストーリーです。
本作のホームズですが、紳士ではありません。
派手な大立ち回りはするし、武術の達人だし、紳士的ではない行動が目立ちます。
コナンドイルの原作を読み込んだわけではありませんが、慣れるまで違和感がありました。
だけど、これはシャーロック・ホームズとは別の作品だと割り切れば、アクションとミステリの融合として、楽しめる作品だと思います。
トリックは化学薬品を多用しています。
ちょっと強引かな、と思える部分もありますが、それも含めてのエンタメ映画ということで。

ロバート・ダウニーjrのファンのために!

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第15回「高橋源一郎小説でもどうぞ」で『ないしょ話』が佳作に選ばれました! [受賞報告・自作掲載]

ありがたいことに、4回目の佳作です。

〔高橋源一郎 小説でもどうぞ〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo15.html

〔作品 齊藤想『ないしょ話』〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo15/douzo15_a4.html

アイデアを評価されての佳作ですが、技術的には至らない部分が多々あります。
本作は会話形式ですが、本来ならキャラごとに口調を変える必要があります。でなければ、途中で誰が喋ったのかわからなくなりますし、キャラのイメージも広がりません。
ところが、本作の場合は2人の口調がほぼ一緒で、変化がありません。まるで同一人物です。
正直に話すと、キャラ造形の失敗です。そのため、途中の掛け合いはなくして、片方がずーっと喋り、バトンタッチするという苦肉の策を取っています。
咲田哲宏『竜が飛ばない日曜日』という作品があります。作品の中盤に多数の高校生が一斉に話すシーンがあるのですが……

―――――

……という感じで自分のメルマガでちょっとした解説を書いています。
毎月、創作に役立つミニ知識をメルマガで公開していますので、ぜひとも登録を。
もちろん無料です!

【サイトーマガジン】
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【公募情報】第34回おーいお茶新俳句大賞フォト部門(俳句+写真・2/28〆) [公募情報]

説明不要の超有名川柳公募のフォト部門です。

〔主催者HP〕
https://itoen-shinhaiku.jp/photo_requirements/

テーマ自由は「おーいお茶新俳句大賞」と募集要項はいろいろ異なります。
まず写真と俳句がセットであること。
応募方法はツィッターであること。
受賞してもおーいお茶のパッケージに記載されないこと。
大賞賞金が20万円であること。
フォト部門はどれほどの応募数があるのかわかりませんが、過去受賞作を見ると、とてもいい作品が並んでいます。パッケージに記載されないのがもったいないです。
応募締切は令和5年2月28日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:俳句+写真
テーマ :自由
大  賞:賞金20万円
応募締切:令和5年2月28日
応募方法:ツィッター
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【書評】花田紀凱・門田隆将『「週刊文春」と「週刊新潮」戦うメディアの全内幕』 [書評]

両誌の元名物編集長による対談です。


『週刊文春』と『週刊新潮』 闘うメディアの全内幕 (PHP新書)

『週刊文春』と『週刊新潮』 闘うメディアの全内幕 (PHP新書)

  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2017/12/15
  • メディア: 新書



花田紀凱は週刊文春、門田隆将は週刊新潮の元編集者です。
それぞれ世の中のタブーに切り込み、苦情や批判、訴訟を恐れず雑誌を作り続けてきました。
週刊文春と週刊新潮ではカラーが異なりますが、両者に共通しているのは「言論の自由」を守ろうとする矜持です。
新聞が書く建前に対し、週刊誌は本音で読者に問いかける。
当然ながら週刊誌には様々な場所から圧力や批判を浴びますが、出版社は頑としてはねつける。
これが両氏がいたころの週刊誌の姿でしたが、最近は様子が異なっているようです。
雑誌が売れなくなり、出版社に余裕がなくなり、調査報道にお金と時間をかけられなくなりました。出版社もすぐに謝罪するようになりました。
建前だけがはびこる世界にならないかと、不安になります。

いまの新聞報道の惨状をみると、週刊誌はジャーナリストとしての能力を鍛える場として、とても重要だと思います。
二人からは、そうした週刊誌へ思い、ジャーナリスストとしての強い使命感を持っていることを感じます。

ジャーナリズムについて考えたいひとのために!
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第9回「高橋源一郎小説でもどうぞ」で『桃太郎』が佳作に選ばれました! [受賞報告・自作掲載]

記事のUPを忘れていたので、記録のために掲載です。
3回目の佳作です。

〔高橋源一郎 小説でもどうぞ〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo09.html

〔作品 齊藤想『ウソの世界』〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo09/douzo09_a7.html


今回もぴこ山ぴこ蔵さんの『あらすじの森』にあるツール『三題噺・通常版』を活用しています。
https://mori.arasuji.com/

でてきた単語は「七面鳥」「入れ替わり」「お盆」です。
これにテーマの「冒険」を加えます。
いまのところ、「3つ中、2つで設定を作り、残り1つで展開を考える」 が自分の中ではしっくりきています。
本作の場合、「七面鳥」「入れ替わり」で設定を作り、「お盆」で展開を作りました。

(あらすじ)
・お遊戯会の桃太郎で、なぜか、キジを七面鳥を変更せざるを得なくなった。
・しかも、鬼ヶ島ではなく、冥界(お盆からの連想)に攻め込むことになった!

ここからオチを作っていきます。
冥界に攻め込むわけですから、目的は死者を連れて帰ることになります。とはいえお遊戯会に幽霊を出すわけにはいかないので、祖父母にご登場願うことにしました。
すると、全体的なストーリーはハートウォームな話に決定です。
オチが決まれば、あとはいつもの通り、冒頭から調整していきます。オチを活かすために、前半は暗くせずハチャメチャにしてみました。どれだけ混乱したお遊戯会になるのだろうかと心配させておいて、最後に心を温めるさせる作戦です。
この落差が重要といいますか。
なお「園長先生がサルの役」というのは、何回か前に解説したBメロ作戦です。全体的なストーリーには無関係ですが、くすぐりを入れることで、ストーリー展開を円滑にして読者を文章に引き込むことを狙ってます。
自分としてはいろいろな技術をつぎ込んで書いた作品ですが、いかがでしょうか?

―――――

……という感じで自分のメルマガでちょっとした解説を書いています。
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