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【書評】清水カルマ『禁じられた遊び ふたたび』 [書評]

肉片を埋めて、祈りを捧げることで大切なひとが復活する。著者一連の作品と交差する、総集編的ホラー小説です。


禁じられた遊び ふたたび

禁じられた遊び ふたたび

  • 作者: 清水カルマ
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2023/06/23
  • メディア: 文庫



世界観を時系列で並べると『慰少女』『禁じられた遊び』『カケラ女』になります。
そして本作が『カケラ女』の後日譚になります。
主人公は養父母からネグレクトを受けている6歳の少女、乃愛です。養母の妹の子ですが、実母は恋人にひどい殺され方をして、慰謝料目当てで養母に引き取られました。
しかし、養母は慰謝料の獲得に失敗し、様々なイライラを乃愛にぶつけるようになります。
乃愛は呼びかけてくる母の指を拾い、復活させるために埋めて必死に祈ります。
この乃愛と母がストーリーの軸ですが、もうひとつの軸が『禁じられた遊び』の主要キャラクタ、倉沢比呂子と柏原亮二の娘、日菜多と柏原の後輩、広川のペアになります。
前者が怪物役であり、後者が探偵役になります。
怪物役といっても、ただ暴れるのではなく、その背景に様々な深い悲しみを抱えています。
それが物語に膨らみを持たせています。
著者の特徴だと思いますが、ジャンルはホラーとはいえ、怪物たちが登場するまでのバックストーリーをしっかりと構築しています。
復活させる理由は復讐ではなくて愛です。刻み込まれた深い悲しみを癒すための願いです。
気持ち悪い物語では終わらせない。そこが人気の秘密かなと思います。
本作では、いままでのシリーズで登場したキャラが多数登場します。
『禁じられた遊び』の主役である伊原直人はもちろん登場しますし、『カケラ女』で活躍した正義マンこと大崎昭吾も登場です。
特典として『禁じられた遊び』を原作としたマンガも4話分ついてくるのも嬉しいところです。
出版社として、新しい読者を獲得する意欲を感じます。応援したくなります。

この本を読み終えた後、たまたまですが、「土の中から赤ちゃんの遺体」というニュースが飛び込んできました。
もちろん偶然ですが、本当に偶然なのか、それとも必然なのか。
そのようなことを思わせてしまうホラーです。

著者のデビュー作である『禁じられた遊び』が映画化されます。
倉沢比呂子役に起用されたのは橋本環奈で、伊原直人役はジャニーズWESTの重岡大毅です。監督がリングの中田秀夫と豪華メンバーで、こちらも楽しみです。
公開は令和5年9月8日(金)です。
絶好調の著者の最新作を楽しみたいひとのために!

[映画『禁じられた遊び』公式サイト]
https://kinjirareta-asobi.jp/
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最近の金融・投資【令和5年6月第4週】 [金融・投資]

〔先週の株式市場〕
ずっと自分の持株の上昇が続いてきたけど、やっと少し落ち着きました。変な話ですが、ちょっとほっとした気分。上昇も下降も、一方方向だと落ち着かないといいますか。
上昇3日、下落2日で1週間だとなんだかんだ、まだ上昇が続いています。
6月は配当金の振り込みが多い。
資金が増えた購入しようかと考えている株をじっとウォッチしてきたが、またまた跳ね上がる。
自分基準ではもう購入するレベルではないので、別の株を探します。
ちなみに大和証券と明和地所のウォッチを続けていました。
株主優待のために買増しを考えていたのですが、さすがにタイミングを逃しすぎました。無念。

〔スクロールの株主優待の話〕
株主になるとネットショップで使える1000円分のポイントがもらえる。
長期保有になると、3年以上でプラス1500円分のポイントが追加される。
株を購入したばかりなので、もらるポイントは1000円。これで何が注文できるのかなと思っていたら、ほとんどない。しかも有効期間は3月31日までなので繰越せない。
1000円で注文できるものを探すと、記憶力を助けるサプリメントを見つける。
まあ、もらえるなのら注文しておこうと、とりあえず選んでみました。
2年以上継続すれば、追加と合わせて2000円分のポイントとなるので、それまでは我慢かな。
791円のときに購入した株なので、まあ株主優待をもらえるだけ感謝ということで。
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【映画】ダンケルク [映画評]

ノーラン監督が、第二次世界大戦におけるダンケルク撤退戦を美しい映像で描きます。


ダンケルク [Blu-ray]

ダンケルク [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2018/06/13
  • メディア: Blu-ray



ダンケルクとは、第二次世界大戦初期に快進撃を続けるドイツ軍にフランス本土にいたイギリス軍が押され、ダンケルクから決死の撤退をした戦いのことを指します。
本作に、ストーリーというストーリーはありません。
おおむね3つの視点から、同時並行的にダンケルクを描きます。
死地になったダンケルクから奪取するために、利用できるものは何でも利用しようとする兵士。
燃料が無くなるまで空中戦を戦いつづけるスピットファイヤの搭乗員。
ダンケルクにいる同胞を救うために英本土から戦場へと向かう民間船。
この3つの視点が行ったり来たしながら、映画は進んでいきます。
クリストファーノーラン監督というと、「メメント」「ダークナイト3部作」のように練りこまれた脚本が印象的です。
ですが、本作については、ただ淡々と戦場を描きたかっただけのように感じます。
「なんとかして生き残りたい」というのも人間なら、「命の危険もいとわず命を救いに行く」のも人間です。
「仲間を救うために、死ぬことが分かっていても戦い続ける」のも人間なら、あえて死地に残ろうとするのも人間です。
このあたり、ダークナイト・ライジングとテーマが重なる部分があるのかもしれません。
空を飛ぶスピっとファイヤあの映像は印象的です。
多くの批評家から映像・演出・音楽・音響効果などが絶賛されたそうですが、その評価も納得です。

美しい戦争映画を鑑賞したいひとのために!
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【書評】ジャン・ガブリエル・コース『色の力~消費行動から性的欲求まで、人を動かす色の使い方~』 [書評]

色にかんするウンチクがたくさんです。


色の力 消費行動から性的欲求まで、人を動かす色の使い方

色の力 消費行動から性的欲求まで、人を動かす色の使い方

  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2016/05/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



冒頭で知能テストの話がでてきます。
2つのグループの違いは、受験番号の色だけ。
しかしその色の違いが大きく、赤い受験番号の生徒は多く回答したものの間違いが多い。黒い受験番号の生徒は回答数こそ赤に及ばないものの正答率が高い。
こうした話が、断片的に次々とでてきます。
自分が興味深いと思った話は、アメフトのロッカールームの話です。
ハワイ大学の元コーチが、相手チームのロッカールームをピンク色に染めたら闘志がなえてホームチームが勝てるようになるのではないかと考えた。
ところがすぐに苦情が入り、運営より「ビジターとホームで同じ色にすること」という規制が追加されたとのこと。
ピカソの話も面白いでです。
”青の時代”は、実はろうそくの灯を頼りに描いていたので、結果的に作品が青っぽくなっただけという説があるようです。
あと黒いユニフォームは審判に反則を取られやすいとか、レスリングでは赤いタイツの勝率が高いとか、色にまつわる不思議な話をたくさん読むことができます。
記述が断片的とい面はありますが、なかなか興味深い本でした。

色についていろいろと知りたいひとのために!
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【映画】インセプション [映画評]

ノーラン監督による夢の中を行き来する幻想的なSF映画です。


インセプション [Blu-ray]

インセプション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2011/07/20
  • メディア: Blu-ray



主人公は夢の中を行き来することができる専門家です。
相手の夢に侵入し、様々な情報を盗みます。
その主人公が、サイトーからライバル会社の御曹司に「自分の会社を崩壊させる」よう意識づけるよう依頼されます。
報酬は、主人公の帰国。主人公は妻殺しの容疑を受けて帰国できず、子どもたちと離れ離れの生活を余儀なくされていました。
主人公はサイトーの依頼を受けて、仲間たちと作戦をたて、御曹司の夢へと侵入します。
ところが、主人公の深層心理にいる亡妻があらわれ、邪魔をします。
夢の中で夢を見て、その中にでさらに夢を見る……という感じでどんどん夢の奥へと主人公たちは侵入してきます。
という感じのストーリーです。
物語より、映像が抜群です。
夢の中なので現実にはないシーンが多数ありますが、ノーラン監督はCGを極力使わない主義なので、かなりのシーンがセットです。
階段がせりあがるシーンも実写ですし、重力がぐるぐる回転する廊下で戦うシーンも、実際にぐるぐる回るセットを作成して撮影しています。
不自然なCGが少ないだけに、映像美は圧倒的です。
「このシーンはこうやって撮ったのかな」とか想像しながら見ました。
映像だけでなく脚本もしっかり練られており、妻の死の真相が後半で明らかになりますが、それで主人公の罪悪感や、亡妻のセリフの意味が分かる仕組みです。
本作では、ダークナイト3部作で登場した俳優が大勢出演しています。
ある意味で、ノーラン一座なのかもしれません。

ノーラン監督が作り出す映像を楽しみたいひとのために!
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【書評】福島ますみ『ポリコレの正体~「多様性尊重」「言葉狩り」の先にあるものは~』 [書評]

ポリコレの危険性について警鐘を鳴らす本です。


ポリコレの正体

ポリコレの正体

  • 作者: 福田ますみ
  • 出版社/メーカー: 方丈社
  • 発売日: 2021/12/10
  • メディア: Kindle版



自分はポリコレの主義主張はともかく、極端な不寛容性に疑念を持っていました。
本書によると、ポリコレの源流は「マルクス学派」の亜種である「フランクフルト学派」であるとのこと。
フランクフルト学派中心人物であるマルクーゼに『純粋寛容批判』という論文集があり、そこで不正義である保守派には徹底的に非寛容であるべき、という論がなされているという。
「目的は手段を正当化せず」というのが自由民主主義の基本原則ですが、これを真っ向から否定しているようです。
なるほど、と思いました。確かに手法が共産主義に近いのかもしれません。
本書は第1章でアメリカの異常ともいえるポリコレ状況をレポートします。
ポリコレに反対する言論は暴力・指弾によって奪われ、実質的に言論の自由は崩壊して言葉狩りが横行し、ポリコレという名前の全体主義が社会を覆っていく様子が描かれています。
第3章のBLM運動でも述べられていますが、激しい暴力に疑念を呈しただけで謝罪に追い込まれる社会は異常です。
また「政治的正しさ」の前に「事実」が覆い隠されていることも述べられています。
黒人容疑者が白人警官に制圧され、死亡した事件がBLM運動の発端ですが、実は黒人容疑者以上に白人容疑者が制圧時に死亡しており、さらに警察官が黒人容疑者に殺害される可能性は、黒人容疑者が死亡する可能性の18倍にも及ぶそうです。
結局のところ、「ある種の神話」が活動家に利用されたのだな、という思いを持ちました。
第4章はでLGBT運動への疑念です。
この中で自分が気になったのが、LGBT法案に反対した市議が差別主義者として指弾され、辞職要求が殺到した事件です。
異論を認めない不寛容なポリコレの問題性が如実に表れています。
当然にここでも「政治的正しさ」が優先され「市内においてLGBTが差別されたとの報告はない」との市議が指摘する事実は抹消されます。
「米国で何世代にも渡って地道に続けられてきた文化マルクス主義運動の結果であり、”革命後の風景”なのだろう」との一文には考えされます。
オールウェル『1984』では主人公は言葉を抹消する作業に従事していています。なぜかというと、言葉を消せば思考することもできなくなるからです。
この1984の世界が、現在進行形で進んでいるのを目撃しているのかもしれません。

ポリコレについて考えたいひとのために!
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第94期棋聖第2局(藤井聡太棋聖VS佐々木大地七段) [将棋]

藤井棋聖の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kisei/

佐々木大地七段の師匠は深浦康市九段ですが、仲の良さで定評があります。
二人で「深浦一門」というツィッターのアカウントを運営していますが、棋聖戦挑戦を決めたときのツィートが
 師匠「やったぜ大地!」
 弟子「やったぜ師匠!」
というやりとりはほっこりします。
もちろん将棋関係の話題が中心ですが、どこどこ出かけましたとか、雑談的な話も多いです。
二人の写真が掲載されたりして、ツィッターからも二人の関係性が伺われます。
深浦一門には、奨励会に齊藤優希三段がいます。
26歳と年齢制限ギリギリの戦いですが、四段になればまた深浦一門のアカウントが賑やかになるかもしれません。
ちなみに、深浦師匠の娘もよく登場しますので、気になるかたはぜひ。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/94/kisei202306230101.html

ということで、将棋です。
第2局の先手番は佐々木七段、となるとエース戦法の相掛りです。もちろん藤井棋聖も受けて立ちます。
後手番藤井棋聖は8七歩と打ち、序盤はこの歩をめぐる駆け引きとなります。
取れそうで取れない歩なのですが、藤井棋聖は飛車を転換させて銀損ながら飛車を成り込みます。
いかにも危険そうな先手玉ですが、藤井棋聖の攻めも3枚なのでギリギリです。
そして73手目。藤井棋聖の詰めろに歩で受けましたが、ここは銀で受けていれば優勢をキープできたようです。
藤井棋聖の鋭い金打ちから、一気に藤井棋聖が勝勢に。
しかし、お互いに時間がなく、複雑な局面もあって二転三転の好ゲームとなります。
苦しい佐々木七段は無理やり後手の馬を抜きますが、ここで藤井棋聖が龍切りで決めに出ます。
しかし、佐々木七段に角捨ての絶妙手を食らって再逆転です。
移り気の勝負の女神は、最後には佐々木七段に微笑みかけました。
111手までシーソーゲームを佐々木七段がものにして、これで1勝1敗のタイに追いつきました。

棋聖戦第3局は、7月3日(月)に静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で行われます!
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【公募情報】第26回長塚節文学賞(短編・8/31〆) [公募情報]

一般部門と小中高生部門では締切日が異なることに注意です。

〔主催者HP〕
https://www.city.joso.lg.jp/kurashi_gyousei/kurashi/gakkou_kyouiku/lifelearning/nagatsuka/page001502.html

長塚節は(ながつか たかし)と読みます。
短編小説、短歌部門、俳句部門と3つに分かれていますが、短編小説(一般部門)だけ締切日が早いです。
今年度から変更なので何か理由があるのだとは思いますが、推測するのは難しいです。
未発表作品についての規定があり、「インターネットで公開したもの」「同人誌に掲載したもの」は不可であるので注意してください。また、応募料として1000円かかります。
応募締切は短編小説(一般部門)で令和5年8月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:短編小説、短歌、俳句
テーマ :不問
[短編小説部門]※他の部門は主催者HP参照
 大  賞:賞金20万円
 制限枚数:原稿用紙21~50枚
 応募締切:令和5年8月31日
 応募方法:郵送+メール
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創作状況【6月第3週】 [ぼくの公募状況]

ウクライナが反撃に転じたようですが、情報錯綜で戦況がよくわからず。

【第189回のメュー】
◆公募分析(第19回坊ちゃん文学賞の巻)
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第20回)
◆おまけのもう1作
◆さらにおまけのもう1作
◆もうひとつおまけの1作
◆公募情報数点
 坊っちゃん文学賞の分析に加えて、
 今回のテクニックは、「作品を圧縮するコツ」「少し変わった設定が必要な理由」などです。
 次回発行は7月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
https://www.arasuji.com/mailmagazine/saitomagazine/


【ショートショートガーデン】
これは「小説でもどうぞ」のテーマ「趣味」のボツネタです。セッションのイメージということで(全く違いますが)
〔岩を叩く男〕
https://short-short.garden/S-uCTuVT


【小説でもどうぞ】
第2作を書き上げる。いまいちアイデアだったはずが、書いてみると思ったよりきれいにまとまる。そこまで考えていなかったんだけども。
ただ5枚に収めるのがかなりキツイ。たたでさえ心情描写が足りないのに、ここからさらに削る必要がある。
少し間をあけて、冷静になってまた考えて削り込み、テーマの「趣味」を強調するスペースを強引に作り出す。まあねえ、という感じ。
第1作を推敲する。テーマである「趣味」を強調してみた。姑息な手段ですが。


【yomeba!】
6月上旬に結果発表なので、受賞作が講評されたらまた考えます。はい。


【星新一賞】
第10回受賞作を順番に読んでいきます。
・ジュニア部門 優秀賞『小腹ガム』山﨑真晴
「食べ物の臭いを吸うとその味になるガム」という設定のショートショートです。
句読点が若干少なめで、リズムが悪いですね。「雀の親子」は不要で、逆に歩いている道の様子を描くことが必要なのに、欠如しています。
このあたりの描写があれば、もっといいアイデアがでてきた気がします。もうひと捻り、といった感じでしょうか。
コンパクトにまとめようとする姿勢が見えて、ショートショートしては好感が持てます。


【超ショートショート】
2022受賞作はこちらから読めます。
https://www.ehime-np.co.jp/online/information/short_short/prize2022.html
本公募にはアイデア部門があり、特別賞として10作品選ばれています。
使われてるアイデア作成シートは田丸式ですね。
その中でも「冬眠する本」は秀抜。なるほどねえと。
「読み間違えると煽ってくる本」も現代的で面白い。
来年は田丸式で挑戦してみようかな。そんなことを思いつつ。


【坊っちゃん文学賞】
締め切りは例年と同じく9月30日、制限文字数4000字も例年通り。
始めやすいところから推敲を始める。
候補第1作は2幕を3幕に変更。最初のイメージとは少しずれたけど、自然体で1幕を追加する。これでバランスが良くなったかな。
候補第2作も推敲するが、ちょっと、難しい。小手先の修正のみ。バランス的には言葉のやり取りでもう、もうひとやまあっても良いのだが、なかなか難しい。
少し間をあけて、また考えます。はい。


【ひらづみ文学賞】
締切が7月31日。原稿用紙換算50枚~100枚程度です。
冒頭を読み、うん、これなら悪くない。
中盤がいまひとつなので、おいおい推敲をしないと。
https://takeaction.blog.ss-blog.jp/2023-03-15-1


【ラストで君は「まさか!」と言う】
制限文字数4000字、締切は5月31日です。3作投稿しました。
1次選考は6月末発表予定なので、それまで待ちです。
https://takeaction.blog.ss-blog.jp/2023-03-11


【NIIKEI文学賞】
3作応募したので結果待ちです。
4部門の応募数が279作品で、発表は年末とのこと。
https://takeaction.blog.ss-blog.jp/2023-02-16-3


【その他モロモロ】
・エコカレンダー2024に応募しました。なかなか難しい。9月下旬発表です。
・おーいお茶新俳句はツバメ3句で応募しました。楽しかった。10月下旬発表。
・第9回朝礼川柳は落選しました。後日、TOP100の発表もあるそうです。
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【映画】ザ・チェイサー [映画評]

ブルース・ウィルスが出演するハードボイルドサスペンスです。


ザ・チェイサー 真実の瞬間【Blu-ray】

ザ・チェイサー 真実の瞬間【Blu-ray】

  • 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
  • 発売日: 2022/08/03
  • メディア: Blu-ray



主人公はタトゥーショップを経営する中年男性です。
売春婦に声をかけられますが、その売春婦が仲間3人と一緒に惨殺されます。
最後に会ったのは主人公なので、犯人ではないかと疑われます。
職務質問にくるのは2人組の警官。
若い方は挑発と司法取引を同時並行でかけて主人公を揺さぶり、罪を認めさせようとします。
このままでは逮捕されると恐れ、主人公は真犯人を見つけようと動きます。
ところが銃で撃たれたり、情報提供してくれた味方の死体が車のトランクに放り込まれたりします。
主人公はかなり暴力的で、殴るける首を絞めるといった独自の捜査で、徐々に核心に迫っていきます。
この事件ですが、実は背後に警察官も絡んだ人身売買組織がありました。
女優志望の女性をスカウトして、組織に売り払っていたのです。
ではなぜ主人公が組織に目を付けられ、マークされることになったかというと……というのが事件解決後のラストシーンで明かされます。
だいたいこんなストーリーですが、ブルースウィルスは主要キャラのひとりではありますが、出番はあまりありません。
導入部から前半部は面白かったですが、なんでも暴力で解決するのが雑ともいえるし、ハードボイルドらしいともいえるし、そのあたりはなんともかんとも。
B級映画の王道らしい映画とも言えると思います。

ブルース・ウィルスのファンのために!
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