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【映画】The Batman [映画評]

実写映画として17作目となる2022年公開作です。


THE BATMAN-ザ・バットマン- ブルーレイ&DVDセット (3枚組) [Blu-ray]

THE BATMAN-ザ・バットマン- ブルーレイ&DVDセット (3枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2022/07/06
  • メディア: Blu-ray



市長選を目前にして、ゴッサムシティの市長が殺害されます。そこで発見された謎の暗号を解くことで犯人に迫りますが、今度は判事が殺されます。
バットマンとゴードン警部補が捜査を続ける中で、麻薬捜査にかかわる大規模な汚職が明らかになります。
犯人のリドラーは孤児で、バットマンの父親であるウェイン家の孤児院で世話になっていました。しかしバットマンの父が死亡して孤児院が放置されると、そのことを恨み、社会に復讐を誓います。
という感じのストーリーです。
バットマンは有名なアメコミヒーローですが、一般社会に登場すると、やっぱり怪しいです(笑)
冒頭にそのことを強調するシーンが描かれています。
またバットスーツで強靭的な力を得ていますが、意外と生身の人間で、爆発により失神したりします。
彼は奮闘しますが、やはり個人で救える範囲には限界があり、そのことに悩む様子がストーリーの底部になっていると感じます。
バットマンは陰影のあるキャラですが、主演がその陰の部分をうまく演じています。やや一本調子の気がして、バットマンとウェインで差がないのが気になりますが、心に抱えている傷を強調したかったのかもしれません。
空を飛ぶシーンのCGがいまひとつなのはご愛敬ということで。
キャットウーマンはとてもいいです!

バットマンファンのために!

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【書評】田丸雅智『日替わりオフィス』 [書評]

ショートショート作家、田丸雅智の書き下ろしです。


日替わりオフィス (幻冬舎文庫)

日替わりオフィス (幻冬舎文庫)

  • 作者: 田丸 雅智
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/12/06
  • メディア: 文庫



収録作品は18です。
田丸雅智らしい、言葉遊びからの発想が目立ちます。
『奉公酒』『黒の会社』『客観死』『恋子レンジ』『靴の蝶』などなどです。
自分が最も田丸雅智らしいなあと思ったのが『放浪の人生』です。
これはクラゲみたいに海にプカプカ浮かびながら生活する住民が出始めた近未来を描いています。
なんともいえないふわふわした雰囲気が、いかにも田丸ワールドです。

ショートショート好きなひとのために!
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