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第94期棋聖第2局(藤井聡太棋聖VS佐々木大地七段) [将棋]

藤井棋聖の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kisei/

佐々木大地七段の師匠は深浦康市九段ですが、仲の良さで定評があります。
二人で「深浦一門」というツィッターのアカウントを運営していますが、棋聖戦挑戦を決めたときのツィートが
 師匠「やったぜ大地!」
 弟子「やったぜ師匠!」
というやりとりはほっこりします。
もちろん将棋関係の話題が中心ですが、どこどこ出かけましたとか、雑談的な話も多いです。
二人の写真が掲載されたりして、ツィッターからも二人の関係性が伺われます。
深浦一門には、奨励会に齊藤優希三段がいます。
26歳と年齢制限ギリギリの戦いですが、四段になればまた深浦一門のアカウントが賑やかになるかもしれません。
ちなみに、深浦師匠の娘もよく登場しますので、気になるかたはぜひ。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/94/kisei202306230101.html

ということで、将棋です。
第2局の先手番は佐々木七段、となるとエース戦法の相掛りです。もちろん藤井棋聖も受けて立ちます。
後手番藤井棋聖は8七歩と打ち、序盤はこの歩をめぐる駆け引きとなります。
取れそうで取れない歩なのですが、藤井棋聖は飛車を転換させて銀損ながら飛車を成り込みます。
いかにも危険そうな先手玉ですが、藤井棋聖の攻めも3枚なのでギリギリです。
そして73手目。藤井棋聖の詰めろに歩で受けましたが、ここは銀で受けていれば優勢をキープできたようです。
藤井棋聖の鋭い金打ちから、一気に藤井棋聖が勝勢に。
しかし、お互いに時間がなく、複雑な局面もあって二転三転の好ゲームとなります。
苦しい佐々木七段は無理やり後手の馬を抜きますが、ここで藤井棋聖が龍切りで決めに出ます。
しかし、佐々木七段に角捨ての絶妙手を食らって再逆転です。
移り気の勝負の女神は、最後には佐々木七段に微笑みかけました。
111手までシーソーゲームを佐々木七段がものにして、これで1勝1敗のタイに追いつきました。

棋聖戦第3局は、7月3日(月)に静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で行われます!
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