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【映画】デモニック [映画評]

SF+ホラーという変わった作品です。


デモニック [Blu-ray]

デモニック [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • 発売日: 2022/06/03
  • メディア: Blu-ray



主人公の母親は過去に罪を犯し、その後病院に閉じ込められています。
病気は精神的なもので、すべてが無反応になっています。
主人公は病院に呼ばれ、原因を探るためにマトリクスのように彼女の精神に入り込むよう依頼されます。
しかし、主人公と母親は長年疎遠で、けんか別れに終わって計画は失敗します。それでも再び病院に呼ばれます。
病院の目的は、実は悪魔祓いでした。
母親は悪魔に取りつかれており、その悪魔を退治するには憑依された場所に患者を戻す必要があります。
主人公から場所を聞き出した病院は、悪魔祓いのために母親を現場に連れていきます。
主人公には元恋人と友人がいます。元恋人から悪魔の話を聞いて、頭から拒否しますが、友人が消えたことで悪魔の話が事実だと確信します。
そして、元恋人と一緒に運命の場所へと向かいます。
という感じのストーリーです。
ジャンルとしてはホラーみたいですが、そんなに怖くないです。
精神に入るという設定も活かしきったとは思えませんが、脚本としては「母親との和解」「元恋人との和解」がきっちり練りこまれています。
ですが、うーん、いろいろ中途半端感がいなめません。
最後の対決も、特別なアイデアがあるわけではなく、なんか、トリックが欲しかったなあというのが実感です。
ネット上のコメントを読むと、監督のファンはけっこう多そうです。

ニール.ブロンカンプ監督の作品を見たいひとのために!
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【書評】関野吉晴『地球ものがたり インカの村に生きる』 [書評]

南米アンデス山脈の奥地にすむ民族の生活を写真で紹介です。


地球ものがたり インカの村に生きる

地球ものがたり インカの村に生きる

  • 作者: 関野 吉晴
  • 出版社/メーカー: ほるぷ出版
  • 発売日: 2012/11/01
  • メディア: 大型本



アンデス山脈というと、標高約2200mにあるインカ帝国の遺跡、マチュピチュ遺跡が有名です。
この地域に、当時とさほど変わらない生活を送っていると思われるケロ村があります。
そのケロ村の暮らしを豊富な写真でたどります。
電気もガスもない生活は大変です。
ジャガイモととうもころしを栽培し、家畜のアルパカやリャマを飼います。村人で力を合わせて道路を直し、子供たちも家畜の世話に大忙しです。
少し前まで、このような生活が普通だったのかもしれません。
最後に唐突に福島の話がでてきて、原発反対を押し込んできたのには興ざめです。
言いたいことは分かりますが、ここはぐっとこらえて欲しかったです。

インカの生活を想像したいひとのために!
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