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【映画】ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 [映画評]

女の子たちがアクション連発のマンガのような映画です。


ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY [Blu-ray]

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2020/11/27
  • メディア: Blu-ray



スーサイドスクワットの主要キャラのひとりだったハーレイ・クインが主役の映画です。
ハーレイ・クインはバットマンシリーズの敵役で、ジョーカーの彼女です。
それがジョーカーと別れて独り立ちしたという設定です。
さて映画ですが、ハーレイ・クインはいままでの悪行が重なり、町中の人間から恨まれ、狙われています。
その中には顔に落書きといったものもあれば、弟をペットの餌にするというエグイものもあります。
そんなハーレイが恨まれたマフィアに捕まり、解放される条件として大金の隠し場所が書かれているダイヤを奪うことを命じられます。
ダイヤを持っているのは、すりの少女です。少女は警察に捕まっています。
ハーレイは警察に乗り込み少女を奪います。
最初はハーレイは少女と生活しようとしますが、命を狙われ続けたことで、マフィアとの取引に向かいます。
といのがざっくりとしたストーリーです。
主役を演じたマーゴット・ロビーですが、当時は30歳前後のはずですがもっと年上に見えて、天真爛漫ロリ系キャラを演じるのはちょっときついかも。スーサイドスクワットと比べると年齢からか露出も控えめです。
ラストでは主役のハーレイクインだけでなく、立場がバラバラな5人の女性が協力してマフィアからの攻撃を撃退します。
お互いに銃を使わないので(敵が使わない理由は不明)、コメディタッチのアクションとなり、しかも追い込まれたときの必殺技は荒唐無稽すぎて、いやはやなんとも。
これがこの映画の世界観なのでしょう。
ミッドポイントはマフィアとの取引に向かうところです。
基本的に敵から逃げていたハーレイ・クインですが、ここで心を決めて対決に向かう……と思わせて、少女をマフィアに売ることが目的でした。
で、ここでいままでハーレイを捕まえようとしていた女性刑事、マフィアへの恨みで敵を殺し続けていた殺し屋、ハーレイと仲がよいがマフィアの運転手をしている歌姫が一か所に集まり、マフィアに囲まれたことで反撃を決意するので、ここがミッドポイントです。様々なストーリーラインがなんとか集結します。
基本的にはハチャメチャな映画でユーモアテイストですが、ときおり残虐になるので、日本人的にはちょっとこの感覚の落差についていけないかも。
製作費75百万ドルで興行収入2億ドルは、ぼちぼちでしょうか。
批評家の支持率は高いようです。

マーゴット・ロビーファンのために!
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【書評】田丸雅智『ショートショート診療所』 [書評]

キノノキに連載されたショートショートを収録です。


ショートショート診療所

ショートショート診療所

  • 作者: 田丸雅智
  • 出版社/メーカー: キノブックス
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



収録作品は18です。
いつものように言葉遊び系が多いですが、今回は特にテンコモリです。
『骨を休める』『心霊内科』『妄想竹』『心臓の毛』『更生物質』『記憶の糸』……とまあこのあたりで止めておきます。
オチは設定をそのまま利用したものが多かったです。
個人的には『記憶の糸』がお気に入りです。
記憶の糸で編んだ帽子を作ることで物忘れ防止をするのですが、祖母が残したその帽子を孫が被るというのがラストです。
ほっこりする話だと思います。

ショートショート好きのひとのために!
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