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第8期叡王戦挑戦者決定戦(永瀬拓矢王座VS菅井竜也八段) [将棋]

No2を着々と固めつつある永瀬王座が決定戦まで進出です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

いまの将棋界は藤井竜王が飛びぬけていて、No2の座を渡辺名人、永瀬王座、豊島九段が荒そう構図になっています。
しばらく混戦が続いていましたが、ここへきて永瀬王座が抜け出してきました。
対豊島戦では5連勝とここ1年で突き放し、苦手だった渡辺名人もここ最近は白黒が並ぶ互角の戦いとなっています。
レーティングでも豊島九段、渡辺名人から頭ひとつ抜けています。
対する菅井八段ですが、レーティング上位では唯一の振り飛車党です。
永瀬王座との対戦成績は押されていますが、対戦そのものが少ないので、まだまだこれからです。直近の順位戦では菅井八段が勝利しています。
菅井八段ですが、タイトル戦登場は王位戦2回だけで、獲得は1期のみです。
久しぶりのタイトル挑戦のチャンスですが、A級同士の決勝の結果はどうなったでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/8/eiou202303160101.html

ということで、将棋です。
いまや振り飛車党総帥となった菅井八段ですが、後手番で堂々とゴキゲン中飛車を採用します。
超速に対して早めに5筋の歩を切り、6五角打ちから馬を作られますがそれを角打ちから捕獲し、逆に角を取り返されるというダイレクト向い飛車のような手順に進みます。
ここからは類型のないねじりあいとなります。
棋界随一の研究量を誇る永瀬王座相手に力戦形に持ち込むのが作戦だったのなら成功です。
全体的に永瀬王座やや良しの局面が多かったですが、82手目に成桂を先手玉から遠ざかる辛抱が、永瀬王座の感覚を狂わせたのかもしれません。
永瀬王座は銀をねじ込んで激しく攻めますが、この手を境に評価値は一気に後手側に傾きます。
自然な対応で先手からの端攻めを逆用して反撃すると、気がついたら勝勢になっています。
お互いに1分将棋となりますが、菅井八段は間違えませんでした。
132手まで先手玉を受けなしに追い込み、菅井八段が久しぶりのタイトル挑戦を決めました。

第8期叡王戦第1局は、4月11日に東京都千代田区「江戸総鎮守 神田明神」で行われます!
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【公募情報】『ラストで君は「まさか!」と言う』文学賞(SS・5/31〆) [公募情報]

入賞すれば単行本に掲載されるのが魅力です。

〔主催者HP〕
https://www.php.co.jp/news/2023/01/rasukimi.php

PHP出版の人気児童向けショートショートシリーズ『ラストで君は「まさか!」と言う』は、累計40万部を突破したそうです。
児童文学の売り上げは芳しくない時代ですから、これは凄い数字だと思います。それだけショートショートと児童文学は相性が良いのかもしれません。
評価のポイントの第一に「キャラクターの描写力」が上げられています。キャラのインパクトのあるショートショートが受賞の近道かもしれません。
制限文字数は4000字、応募締め切りは令和5年5月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:児童向けショートショート
テーマ :主人公が小学生~高校生、読者対象は小学校高学年~
大  賞:賞金10万円
制限文字数:4000字以内
応募締切:令和5年5月31日
応募方法:主催者HP、郵送
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最近の日常【令和4年3月中旬】 [日常]

〔シリーズものの一部だけ欠落している話〕
歴史好きとして抑えるべきだろうと思い、吉川英治歴史文庫を順番に借りて読んでいる。
とはいえ番号順ではなく、基本的に時代順に読んでいる。
なので晩年の大作である新平家物語を先に読み、出世作である宮本武蔵が後に読むことになる。
こうして順番に借りていたのだが、新書太閤記の4巻、5巻が欠落している。
図書館が一部だけ捨てることは考えられないので、おそらく誰かが借りて返さなかったのか、紛失したかのどちらかだろう。
うーん、予備費がないのかもしれませんが、全巻揃えていて欲しいなあ。
仕方がないので、新書太閤記だけ別出版社の本を読みます。はい。

〔余った年賀ハガキを切手に変えた話〕
いつも少し多めに年賀はがきを買っている。
毎年数枚は印刷ミスをするというのもあるし、コンビニで購入するので5枚単位というものあるし。
もっとも株主優待のクオカードで購入しているので、枚数が適当というのもありますが。
それで84円切手にしてもらうのだが、まあ、ほとんど使う機会がない。
とりあえず小物入れに仕舞おうとしたら、去年交換して未使用の切手がでてきた。
こうして毎年たまっていくんだろうなあ。
端数の10円はともかく、1円切手を使う日はくるのやら……よく考えたら微妙に値上げされた必要ですね。
いつか陽の目を見ると思って取っておきます。はい。
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第81期順位戦【C級2組・最終一斉対局】 [将棋]

フリクラ出身棋士が始めてC級1組への昇級を決めました。

[C級2組]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81c2/index.html

最終局を前にして、斎藤明日斗五段と服部慎一郎五段が昇級を決めているので残り1枠です。
二人は最終局も勝利し、10-0、9-1という見事な成績でC級2組をクリアーです。
斎藤五段は今期大活躍ですが、来年度もこの活躍を続ければ完全に一皮むけたとなるかもしれません。
残り1枠をの8-1の古賀悠聖四段、7-2の杉本和陽五段、梶浦宏孝七段、佐々木大地七段、が争う展開。
注目の杉本・佐々木大戦は佐々木大七段が勝ち、梶浦七段が敗れたため、佐々木大七段はキャンセル待ちとなります。
注目の古賀・今泉戦ですが、形勢の針が揺れ動く大激戦となったものの、最後は古賀四段がベテラン今泉五段を振り切り、見事にフリークラス出身で初の昇級者切符を手にしました。
おめでとうございます。
フリークラス転出者は矢倉規広七段と堀口一史座八段です。
矢倉七段は矢倉流中飛車が有名で、プロ入り以来28年間にも渡りC級2組に在籍しましたが無念の降級です。堀口八段は体調が芳しくないのでやむを得ないのかなと。
来季は降級点2つ持ちが7人になります。
その中には大ベテランの青野照市九段の名前もありますので、引退をかけたシーズンになりそうです。

これで今期の順位戦は全日程を終了しました。来季も楽しみです!

[昇級者]
 斎藤明日斗五段 10-0
 服部慎一郎五段  9-1
 古賀悠聖四段   8-2

[フリークラス転出者]
 矢倉規広七段   3-7
 堀口一史座八段  2-8
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【公募情報】第13回連合・ILEC幸せさがし文化展(川柳他・5/29〆) [公募情報]

2年に1度の募集です。

〔主催者HP〕
https://www.rengo-ilec.or.jp/event/13culture/index.html

連合とは日本労働組合総連合会のことですが、応募に際して組合員であるかどうかは問われません。
主催者HPでもその部分が太字になっているので、特に強調したいのかもしれません。
部門は絵画・写真・書道・俳句・川柳と5つあります。
川柳、俳句部門についてテーマ等はなく、前回入賞作品をみても、主催者に忖度する必要はどうもなさそうです。
応募締切は令和5年5月29日です!

<募集要項抜粋>※俳句、川柳部門
募集内容:俳句、川柳
テーマ :なし
連合大賞:賞金5万円
応募締切:令和5年5月29日
応募方法:主催者HP、郵送
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【映画】ドラえもん のび太と空の理想郷 [映画評]

「欠点があっても自分らしさがいい」というテーマが明確な佳作だと思います。

〔公式サイト〕
https://doraeiga.com/2023/


映画ドラえもんの42作目です。
物語は、出木杉君がトマスモアのユートピアについて説明するところ始まります。
よく「映画になると出木杉君は隠される」とネタにされますが、しっかりと冒頭で登場します。
しかし、そのあとはやっぱり隠されます。キャラバランス的にやむを得ないです。出木杉君残念。
いつものメンバーでユートピア目撃談の真偽を確かめに様々な時代に飛びますが、ユートピアは現れません。
やっぱり見まちがいじゃん、と思ったところで、ユートピアが登場します。
そこではパーフェクトネコ型ロボットがいて、パーフェクト小学生がいて、誰もが心優しいパーフェクトな人間になれる世界でした。
ところがのび太は、のび太らしく、まったくパーフェクトになれません。
そこに謎に侵入者が登場し……
というストーリーです。
大人なら察しがつくように、ジョージオールウェル『1984』がベースのストーリーです。
本作の影響は本当に大きいです。
冒頭に大きな事件が起こるわけではないので前半がややまったりしていますが、テーマが明確になってからは敵と味方が入れ替わったり、脱出直前で捕まったり、きっちりと脚本が書かれています。
解決したと思った後でも、次から次へと危機が訪れるところも、手慣れた脚本家という感じがします。
ミッドポイントは、のび太とドラえもんがユートピアを脱出しようと決意するシーンです。この瞬間、世界観がひっくり返ります。
そこからはどんどん前半の伏線が回収されていきます。
露骨な伏線もありますが、中には別の目的と思わせておいて実は伏線だったと後で気が付くシーンもあり、なかなかうまいです。
エンタメでもあり、鑑賞した子供たちが元気づけられる、佳作だと思います。

映画ドラえもんを楽しみたいひとのために!
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【映画】ロッキー4 [映画評]

音楽満載のエンタメロッキーです。


ロッキー4 [Blu-ray]

ロッキー4 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2010/12/03
  • メディア: Blu-ray



今回の対戦相手はソ連が産んだボクシングマシーン、ドラゴです。
ドラゴが来米して対戦相手を求めますが、その相手にロッキーの親友かつライバルだったアポロが名乗りを上げます。
アポロはまだできるということを証明したがっています。
ロッキーは年齢と引退から5年も経っていることを理由に不安視しますが、アポロはリングに上がり、ドラゴに滅多打ちにされます。
ロッキーはタオルを握りしめますが、アポロからタオル投入を止められていたため躊躇し、結果としてアポロは死んでしまいます。
ロッキーは友の敵討ちのため、ソ連に飛びます。
ドラゴは国家の応援を得て、ドーピングも含めた徹底的に科学的なトレーニングが行われます。
対するロッキーは昔ながらの方法でトレーニングを続けます。
そして二人は対戦し、激闘の末にロッキーが勝利して終わります。

本作は第6回ゴールデンラズベリー賞10部門中8部門にノミネートされ、5部門を受賞するという不名誉な記録を残すなど、評論家から酷評されています。
アポロの対戦前にジェームスブラウンが延々と歌うなど、ミュージックビデオのような必然性のない演出が何か所もあり、間延びしている感が否めません。
アポロが負けたからといってロッキーが敵討ちをする必然性もなく、そもそもアポロに死ぬまで戦わせる必要性もなかったと思います。
ラストシーンも、当時の世相を反映していると思いますが、政治的メッセージが強すぎます。
いちおう「変わることができる」がテーマのようですが、ロッキーはそれほど変わっていないので、若干ズレているような。

本作でもポーリーは文句を言う役回りですが、これはロッキーの立場を際立たせるための道化師といったところでしょうか。
ロッキー1~2では人間ドラマ的な役割もあったのですが、3さからは道化師役に徹している感じがします。
主題歌のひとつであるサバイバー『Burning Heart』が印象的です。
散々な言われようでしたが、興行収入は3億ドルを超えるシリーズ最大のヒット作です。

ロッキーの音楽を楽しみたいひとのために!
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第72期ALSOK王将戦第6局(藤井聡太王将VS羽生善治九段) [将棋]

藤井王将の3勝2敗で迎えた第6局です。

〔中継サイト〕
https://mainichi.jp/oshosen2023

王将戦名物は勝者罰ゲームですが、今期はかなり攻めています。
第1局勝者のウサミミ藤井王将から始まり、第2局勝者のはにわを乗せた羽生九段のバス運転手。第3局勝者はトリックアートで万華鏡のようになった藤井王将。第4局勝者はバレンタインにちなんで満面の笑みのパティシエ羽生九段と笑いに走っておいて、第5局は突如としてヤマタノオロチと戦うスサノオミコト藤井王将と男前路線です。
世紀の一戦ということもあり、勝者罰ゲームに気合を感じます。
第6局の舞台は佐賀県三養基郡上峰町です。役場HPを開くと、いきなりアニメが始まり、鎮西八郎源為朝が登場します。
勝者罰ゲームは対局場所にちなむので、おそらく為朝関係と予想します。
さあ、第6局の罰ゲームを受けるのは、どちらの棋士でしょうか!

〔棋譜〕
https://mainichi.jp/oshosen2023/230311.html

ということで、将棋です。
羽生九段が選択したのは角換わり早繰り銀です。毎局作戦を変えて、藤井王将に狙いを絞らせません。
自身の対局を先後逆でなぞります。
負けた側を持つ藤井王将がどこで変化するかですが、藤井王将が40手目で変化します。
まだまだ研究範囲かと思ったら、44手目、45手目と同じタイミングで両者とも長考に入ります。
おそらくはここで研究から外れたのだと思います。
羽生九段は4八金、3九玉と自陣整備を続けますが、この時点で評価値的には後手有利になります。
駒がぶつかっているわけではなく、お互いに自然な手を指しているだけなのに、どんどん差がついていきます。
態勢十分になった藤井王将の攻めに、71手目6四歩と攻め合いを志向します。
しかし、5七銀と打ち込まれると、後手のスピードが上回っています。
羽生九段は後手玉に詰めろをかけますが、これは形作りです。藤井王将が一直線に先手玉を即詰みに打ち取り、藤井王将が6冠を堅持しました。
羽生九段は敗れたとはいえ、藤井王将相手に2勝を上げて見せ場を作ってくれました。毎局作戦を変えるなど、勝負師としての顔を見せてくれました。
52歳ですが、また挑戦者として名乗りを上げてくれることを期待したいです。

藤井王将初防衛おめでとうございます。
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女流ABEMAトーナメント2023【チーム西山VSチーム伊藤】 [将棋]


優勝候補同士の対戦です。

〔番組HP〕
https://abema.tv/video/title/288-36

チーム西山は西山朋佳、山根ことみ、鈴木環那とレーティング上位を揃え、順位戦もA、A、B(元A)と一線級です。
チーム伊藤もチーム西山ほどではありませんが、レーティング上位を揃え、順位戦もA、A、Bです。
この両者の対戦ですが、序盤はチーム伊藤が連勝でしたが、西山リーダーの投入で追いつく一進一退の攻防です。
2-2で山根ことみ女流二段・上田初美女流四段戦となりましたが、山根女流二段が優勢になりながらも痛恨の2歩での敗戦。
次に鈴木女流三段が取り返したものの、最後は山根女流二段が伊藤リーダーに打ち取られ、鈴木女流二段が香川女流三段の石田流からの端角に屈して敗戦となりました。
女流は控室の会話が多くていいですね。

来週は、チーム里見とチーム加藤の対戦です!

[T西山]   [T伊藤]
先 鈴木 ●-○ 伊藤
  山根 ●-○ 香川 先
先 西山 ○-● 上田
  西山 ○-● 香川 先
先 山根 ●-○ 上田
  鈴木 ○-● 上田 先
先 山根 ●-○ 伊藤
  鈴木 ●-○ 香川 先

チーム西山 3 vs 5 チーム伊藤

西山 朋佳 2-0
山根ことみ 0-3
鈴木 環那 1-2

伊藤 沙恵 2-0
香川 愛生 2-1
上田 初美 1-2
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【映画】ロッキー3 [映画評]

スポコンドラマの名作です。


ロッキー3 [DVD]

ロッキー3 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2012/10/12
  • メディア: DVD



ストーリーは単純です。
前作で世界チャンピオンになったロッキーは10度の防衛を果たし、ボクサーとしての人気を不動のものとします。
豪邸と高級車を手に入れ、子供もでき、何不自由のない生活を送ります。
プロレスラー(ハルクホーガン!)とのチャリティーマッチにも出場し、自らの銅像が建てられてところで引退を宣言します。
しかし、ここで新進気鋭の若手ボクサー、グラバーの挑発を受けて、ロッキーは対決を受けてしまいます。
ミッキーは負けるからと反対し、ロッキーに「10度も防衛できたのは勝てる相手を選んできたからかだ」と正直に伝えます。
このグラバーは貧しく、荒々しい言動もありますが、ボクシングに対してはストイックな人物として描かれています。
ミッキーを説得して対決に向けてロッキーはトレーニングを再開しますが、ファンにちやほやされながらのトレーニングで、なかなか成果が上がりません。
最後は身が入りますが、しかし試合直線にミッキーが心臓発作で倒れ、さらにロッキーも2ラウンドでKО負けをします。
ここでライバル、アポロが登場し、トレーナーを買ってでます。
ロッキーはアポロのホームタウンである貧民街にあるボクシングジムで、ギラギラした若手たちに囲まれながらトレ―ニングを再開します。
アポロの狙いは、かつてロッキーにあった虎の目を取り戻すことでした。
しかしロッキーの体はきびしいトレーニングについていけず、心が折れてしまいます。
ここで妻がロッキーに「このままで納得できるの」と叱責したことで、虎の目を取り戻し、トレーニングの末にグラーバーを倒します。
そしてチャンピオンに返り咲いたロッキーは、誰もないジムで、アポロと向き合います。
アポロの目的は、かつて負けたロッキーに雪辱することでした。
そして2人だけのリングで、ロッキーとアポロが拳を交えるところで映画は終わります。

いやあ、ベタな展開で分かりっている話でありながら、ツボを押さえた映画だと思います。
負けた相手に雪辱するのはスポコンの鉄則です。
負けた原因を見つめなおし、支援者によってその原因を克服するのも鉄則です。
王道スポコンですが、スポーツマンシップがテーマにあると思います。
序盤でチャリティーマッチで、ハルクホーガンが暴走します。ロッキーもムキになって反撃しますが、試合が終わると一緒に写真を撮ります。
ロッキーがハルクになぜ暴走したのか聞くと「チャリティーだから」と答えます。
つまり、観客を喜ばせるために全力を尽くした、という意味だと思います。
ラストシーンもとてもいいです。
かつてアポロはロッキーと再試合をするために暴言を吐いたこともありますが、最良のライバルとしてロッキーを支援し、最期は笑顔で拳を交えます。
主役のシルベスタースターローンですが、後半で明らかにボクシング技術が向上しています。
かなりのトレーニングを感じさせる作品だと思います。
製作費16百万ドルに対して、興行収入は前作を上回まわる2億7千万ドルです。
テーマソングもとても印象的です。

王道スポコン映画を楽しみたいひとのために!
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