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【映画】ロッキー4 [映画評]

音楽満載のエンタメロッキーです。


ロッキー4 [Blu-ray]

ロッキー4 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2010/12/03
  • メディア: Blu-ray



今回の対戦相手はソ連が産んだボクシングマシーン、ドラゴです。
ドラゴが来米して対戦相手を求めますが、その相手にロッキーの親友かつライバルだったアポロが名乗りを上げます。
アポロはまだできるということを証明したがっています。
ロッキーは年齢と引退から5年も経っていることを理由に不安視しますが、アポロはリングに上がり、ドラゴに滅多打ちにされます。
ロッキーはタオルを握りしめますが、アポロからタオル投入を止められていたため躊躇し、結果としてアポロは死んでしまいます。
ロッキーは友の敵討ちのため、ソ連に飛びます。
ドラゴは国家の応援を得て、ドーピングも含めた徹底的に科学的なトレーニングが行われます。
対するロッキーは昔ながらの方法でトレーニングを続けます。
そして二人は対戦し、激闘の末にロッキーが勝利して終わります。

本作は第6回ゴールデンラズベリー賞10部門中8部門にノミネートされ、5部門を受賞するという不名誉な記録を残すなど、評論家から酷評されています。
アポロの対戦前にジェームスブラウンが延々と歌うなど、ミュージックビデオのような必然性のない演出が何か所もあり、間延びしている感が否めません。
アポロが負けたからといってロッキーが敵討ちをする必然性もなく、そもそもアポロに死ぬまで戦わせる必要性もなかったと思います。
ラストシーンも、当時の世相を反映していると思いますが、政治的メッセージが強すぎます。
いちおう「変わることができる」がテーマのようですが、ロッキーはそれほど変わっていないので、若干ズレているような。

本作でもポーリーは文句を言う役回りですが、これはロッキーの立場を際立たせるための道化師といったところでしょうか。
ロッキー1~2では人間ドラマ的な役割もあったのですが、3さからは道化師役に徹している感じがします。
主題歌のひとつであるサバイバー『Burning Heart』が印象的です。
散々な言われようでしたが、興行収入は3億ドルを超えるシリーズ最大のヒット作です。

ロッキーの音楽を楽しみたいひとのために!
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第72期ALSOK王将戦第6局(藤井聡太王将VS羽生善治九段) [将棋]

藤井王将の3勝2敗で迎えた第6局です。

〔中継サイト〕
https://mainichi.jp/oshosen2023

王将戦名物は勝者罰ゲームですが、今期はかなり攻めています。
第1局勝者のウサミミ藤井王将から始まり、第2局勝者のはにわを乗せた羽生九段のバス運転手。第3局勝者はトリックアートで万華鏡のようになった藤井王将。第4局勝者はバレンタインにちなんで満面の笑みのパティシエ羽生九段と笑いに走っておいて、第5局は突如としてヤマタノオロチと戦うスサノオミコト藤井王将と男前路線です。
世紀の一戦ということもあり、勝者罰ゲームに気合を感じます。
第6局の舞台は佐賀県三養基郡上峰町です。役場HPを開くと、いきなりアニメが始まり、鎮西八郎源為朝が登場します。
勝者罰ゲームは対局場所にちなむので、おそらく為朝関係と予想します。
さあ、第6局の罰ゲームを受けるのは、どちらの棋士でしょうか!

〔棋譜〕
https://mainichi.jp/oshosen2023/230311.html

ということで、将棋です。
羽生九段が選択したのは角換わり早繰り銀です。毎局作戦を変えて、藤井王将に狙いを絞らせません。
自身の対局を先後逆でなぞります。
負けた側を持つ藤井王将がどこで変化するかですが、藤井王将が40手目で変化します。
まだまだ研究範囲かと思ったら、44手目、45手目と同じタイミングで両者とも長考に入ります。
おそらくはここで研究から外れたのだと思います。
羽生九段は4八金、3九玉と自陣整備を続けますが、この時点で評価値的には後手有利になります。
駒がぶつかっているわけではなく、お互いに自然な手を指しているだけなのに、どんどん差がついていきます。
態勢十分になった藤井王将の攻めに、71手目6四歩と攻め合いを志向します。
しかし、5七銀と打ち込まれると、後手のスピードが上回っています。
羽生九段は後手玉に詰めろをかけますが、これは形作りです。藤井王将が一直線に先手玉を即詰みに打ち取り、藤井王将が6冠を堅持しました。
羽生九段は敗れたとはいえ、藤井王将相手に2勝を上げて見せ場を作ってくれました。毎局作戦を変えるなど、勝負師としての顔を見せてくれました。
52歳ですが、また挑戦者として名乗りを上げてくれることを期待したいです。

藤井王将初防衛おめでとうございます。
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女流ABEMAトーナメント2023【チーム西山VSチーム伊藤】 [将棋]


優勝候補同士の対戦です。

〔番組HP〕
https://abema.tv/video/title/288-36

チーム西山は西山朋佳、山根ことみ、鈴木環那とレーティング上位を揃え、順位戦もA、A、B(元A)と一線級です。
チーム伊藤もチーム西山ほどではありませんが、レーティング上位を揃え、順位戦もA、A、Bです。
この両者の対戦ですが、序盤はチーム伊藤が連勝でしたが、西山リーダーの投入で追いつく一進一退の攻防です。
2-2で山根ことみ女流二段・上田初美女流四段戦となりましたが、山根女流二段が優勢になりながらも痛恨の2歩での敗戦。
次に鈴木女流三段が取り返したものの、最後は山根女流二段が伊藤リーダーに打ち取られ、鈴木女流二段が香川女流三段の石田流からの端角に屈して敗戦となりました。
女流は控室の会話が多くていいですね。

来週は、チーム里見とチーム加藤の対戦です!

[T西山]   [T伊藤]
先 鈴木 ●-○ 伊藤
  山根 ●-○ 香川 先
先 西山 ○-● 上田
  西山 ○-● 香川 先
先 山根 ●-○ 上田
  鈴木 ○-● 上田 先
先 山根 ●-○ 伊藤
  鈴木 ●-○ 香川 先

チーム西山 3 vs 5 チーム伊藤

西山 朋佳 2-0
山根ことみ 0-3
鈴木 環那 1-2

伊藤 沙恵 2-0
香川 愛生 2-1
上田 初美 1-2
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