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【書評】門田隆将『敗れても 敗れても~東大野球部「百年」の奮闘~』 [書評]

東京六大学野球で圧倒的に弱い東大野球部の奮闘記です。


敗れても 敗れても ――東大野球部「百年」の奮戦 (単行本)

敗れても 敗れても ――東大野球部「百年」の奮戦 (単行本)

  • 作者: 門田 隆将
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2018/05/18
  • メディア: 単行本



東大野球部は東京六大学野球の開始当初(大正14年)から参加していますが、優勝は一度もありません。
特に他の5大学が推薦制度などで力を付けてからは差が付く一方で、ほとんど最下位です。
そうした中でも17勝を挙げた投手、優勝まであと一歩に迫った赤門旋風、日本ハムに入団した宮台投手を擁して15年ぶりに勝ち点を挙げたシーズンなどを取り上げています。
東大は入試が難しいため、好選手はなかなか入ってきません。
だからこそ、高校で不完全燃焼だった選手が、「東大なら野球ができる」と入部してくるケースが多いそうです。
目立つ選手がいないなかでの奮闘は、日本人的な心情にぐっとくるものがあります。

東大野球部の奮闘の歴史を知りたいひとのために!
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