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第18回小説でもどうぞで『悪役レスラー志望』が選外佳作に選ばれました [予選通過]

選外佳作としては6回目(佳作は4回)で、テーマは「噂」でした。

〔小説でもどうぞ(第18回)〕
https://koubo.jp/article/14228

〔作品:齊藤想『悪役レスラー志望』〕
https://koubo.jp/article/14297

これは悪役レスラーを目指すしかないと思い込んでいる女子児童が、ある男子児童と変な噂を立てられたことで男子児童の本当の気持ちを知り、そして自分の夢を誇りに思う話です。
本作では本音をストレートに言うのではなく、遠回しに伝えるテクニックを使っています。
途中で「ヒール」の対義語となる「ベビーフェイス」という専門用語を出しています。
男子児童が「ベビーフェイス」という専門用語を知っていることで……

(続きは5月5日発行のメルマガにて)

―――――

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第16期マイナビ杯第2局(西山朋佳女王VS甲斐智美女流五段) [将棋]

西山女王の先勝で迎えた第2局です。

〔主催者HP〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/

女流棋士と棋士は別制度ですが、西山女王はもっとも棋士に近づいた女性です。
第66回奨励会三段リーグで14勝4敗の好成績を上げ、通常であれば昇段する成績です。
しかし、その期は14勝4敗が4人もでるハイレベルな争いとなり、順位の差で西山女王は次点にとどまりました。
この成績が前後3期で取れていたならば、いずれも昇段です。
これはもう、巡り合わせが悪かったとしか言いようがありません。
クィーンチャンネルで、西山無双の動画が公開されていますが、基本的に早指しは慣れているアマチュアの土俵ですが、西山女王は高段者をバッタバッタとなぎ倒します。
本当に素晴らしい棋才を感じます。
さあ西山女王は、タイトル防衛に向けて大きな白星を挙げることはできたでしょうか!

〔棋譜〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/16/mynavi202304190101.html

ということで、将棋です。
先手西山女王の三間飛車に、後手甲斐女流四段は左美濃を選択します。
序盤の組上がりの途中までは評価値が後手に振れていましたが、完全に組みあがって戦いが始まったときには先手有利になっています。
後手玉は堅いものの、飛車側の桂頭が負担になっているのかもしれません。
甲斐女流四段は狙われた桂馬をなり捨てて飛車を成りこみを図りますが、桂損が角損に拡大し、さすがにこれでは厳しいです。
戦力不足の後手は8筋にと金を製造して遠巻きに攻めます。2筋の先手玉まで遠いです。
それでもなんだかんだと5筋まで食いつきますが、さすがに間に合いませんでした。
中盤でギアを上げた西山女王が端攻めから後手玉を寄せ切り、141手まで西山女王が快勝し、女王防衛まであと1勝と迫りました。

第3局は5月28日に神奈川県藤沢市「時宗総本山 遊行寺」で行われます!
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最近の日常【令和4年4月中旬】 [日常]

〔館山で海釣りをした話〕
海釣りといっても、護岸からの投げ釣り。漁船は酔うからダメなのです。
ということで、民宿で釣り竿を借りて体験する。
岩場から放り投げるが、なかなか飛んでいかない。
こんなんで釣れるのかと思っていたら、親子3人でフグ5匹とベラ2匹が釣れる。
こんな近くで、フグが釣れるのですね。
フグは釣られると怒ってぷくーと膨らみます。ですが、長時間は保持できないようで、針を取っている間にしぼんでいく。
なんとなく可愛いです。
フグは5匹ともリリースしました。慌てて逃げていく姿も、それまた、かわいい。
ベラはフライにしました。白魚フライといった感じで、おいしかったです。

〔フォレストアドベンチャーで遊んだ話〕
親子3人でフォレストアドベンチャーで楽しむ。
フォレストアドベンチャーとは、森の中のアスレチックみたいな感じで、木々の間に橘やロープを渡したり、スライダーがあったりして楽しめるようになっている。
命綱もあるので安心です。
行った場所は2コースあって、1つは短めで時間制。もうひとつは長くて1周で終わり。
短いコースでも高さは3mあり、高所恐怖症にはなかなか怖い。長いコースは7mほどあって、さらに怖い。
けど、120mのスライダーはスピードもでて、なかなか爽快でした。
素朴な感じがあり、なかなか楽しめました。
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【公募情報】第14回クスっと笑える夫婦川柳(川柳・5/21〆) [公募情報]

夫婦のぬくもりを感じる作品が選ばれている印象です。

〔主催者HP〕
https://doors.tgnpremium.com/senryu/202303

主催者はthe Doorsという婚前カップル向けの様々な情報を提供してくれるサイトです。
過去受賞作は主催者HPから見ることができます。
公募名は「クスっと笑える」とありますが、選ばれた作品は夫婦の愛情を感じるほっこりした作品が多いです。
サラリーマン川柳の系統とは大きく異なりますのでご注意を。
応募締切は令和5年5月21日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :夫婦・カップルに関すること
最優秀賞:アマゾンギフト券1万円
応募締切:令和5年5月21日
応募方法:主催者HP
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第4回小説でもどうぞW選考委員版で最優秀をいただきました。 [受賞報告・自作掲載]

ありがたいことに、始めて最優秀をいただきました。
テーマは「老い」で、作品名は『老婆と誘拐』です。作品は公募ガイド2023春号に掲載されています。
なお、W選考委員会版ではない通常版だと、佳作4回・選外佳作5回です。

〔小説でもどうぞW選考員会版(第4回・結果発表、選考会)〕
https://koubo.jp/article/14059

〔作品〕
『老婆と誘拐』 齊藤想
https://koubo.jp/article/14092


koubo2023haru.JPG

ストーリーは自暴自棄になった若者が、金持ちの坊っちゃんを誘拐しようしたら、そこに家族から邪魔者扱いされていた老婆がいたという話です。
この作品は、Оヘンリー『赤い酋長の身代金』がベースになっています。
最初に思いついたのが、誘拐される老婆が、犯人にお茶を淹れるシーンです。このシーンと『赤い酋長の身代金』を組み合わせて……

(続きは5月5日発行のメルマガにて)

誌上選考会を読むと、このラストの評価が分かれたようです。
しかし、井上先生が強く推してくれたことで、自分が逆転で最優秀賞に選ばれたそうです。井上先生、ありがとうございます。井上先生の本を買います。
日ごろからさまざまな作品に触れることが、新しい作品を産み出す力になるのかなと思います。
今後とも、入賞を目指して投稿を続けていきたいと思います。

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【映画】マトリックス・レザレクションズ [映画評]

マトリックスシリーズ第4弾です。


マトリックス レザレクションズ ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]

マトリックス レザレクションズ ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2022/04/20
  • メディア: Blu-ray



主人公はキアヌリーブス演じるアンダーソン。
彼が作成したマトリクスというゲームは世界的大ヒットとなり、その新作の作成を余儀なくされます。
その一方で、アンダーソンは精神病に悩み、現実と空想の区別がつかなくなります。精神科医に通い続ける日々です。その世界にはかつてともに世界を作ったトリニティがいますが、記憶を失っています。
ある日、マトリクスのキャラであるモーリアスが現れ、アンダーソンが現実と思っていた場所が実は空想の世界と知ります。
実は精神科医こそ本当の敵で、アンダーソンとトリニティを高効率の発電機として使用していた人物でした。
アンダーソンとトリニティを近づけることで発電機としての機能は飛躍的に高まりますが、接触させてしまうと爆発的な力を生み出し危険なものとなってしまう。
そこで精神科医は、二人を接触させないように、偽の記憶を埋め込み、マトリクスの世界に閉じ込めます。
そして、アンダーソンはトリニティを救い、マトリクスをよりよい世界にするために旅立ちます。
いつものとおり、設定が複雑で、予備知識がないと飲み込みにくいのが弱点ですが、シリーズのファンなら自然に入っていけると思います。
本作もマトリクスシリーズ定番のワイヤーアクション満載です。
基本的には失われたものを取り戻すストーリーで、そこにトリニティとの恋愛が挟まります。
個人的にはマトリクス除けがないのが残念かな。

マトリクスシリーズが好きなひとのために!

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【映画】マトリックス・レボリューションズ [映画評]

選択が未来を変えるというテーマのSF大作の3作目です。


マトリックス レボリューションズ [Blu-ray]

マトリックス レボリューションズ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray



映画はマトリクス・リローデットの続きから始まります。
ネオは接続されていないのに、マトリクスの世界に取り込まれて意識不明になっています。
いる場所はトレインマンが支配する不思議な駅。彼に命令できるのはマトリクスで登場した情報屋だけです。
預言者にそのことを告げられたトリニティとモーフィアスがマトリクスに入り、情報屋に銃を突き付けてネオを救います。
ネオは帰る途中で預言者と再会します。
「理解できない選択の先はだれにも見えない」と告げられます。
預言者は戦争を終わらせるためにネオを導き、安定を求める設計者に対抗して、世界に変数を入れていると説明します。
スミスはネオの裏側であり、システムがバランスを保つために生み出したと示唆されます。そして、スミスが全てを変えてしまう力を持ちつつあると。
機械と人間の戦争は最終局面を迎えます。
ドリルがザイオンの外壁を打ち破り、ついに侵入します。必死に抵抗する人類ですが、ドックは占拠され、徐々に後退していきます。
最後の希望はネオだけ。
ネオは船を一隻借りると、機械都市の中心にいき、スミスを倒すことを条件に平和を提案します。
ネオはマトリクスに入り、スミスとの最終決戦に挑みます。
という感じのストーリーです。
テーマは何度も語られる選択です。
前半でネオにあこがれる青年が登場します。彼は志願兵となりますが、弾薬もまもとに運べません。それが最終決戦では立派に弾薬を運び、トラブルにも対処し、しかもミフネ船長が戦死したあとのロボット兵器に乗り込み、船を迎え入れるためにゲートを開けるという大事な仕事をこなします。
乗組員の恋人たちも、自分たちの街を守るために戦うという選択をします。
随時、この選択が映画には登場します。
CGもふんだんに使われており、狭い通路を潜り抜けるシーンや、機械と人間との戦闘は迫力満点です。
大量のスミスと対面するシーンは映画紹介でよく使われました。撮影は似たひとを集めたそうです。
物語の構成としては、人類が滅亡するかそれともネオが間に合うのか、というのがタイムリミットの設定です。このタイムリミットの設定は映画のメインでもあり、成功していると思います。
ミッドポイントはネオとトリニティが機械都市に向かうところですが、どうすれば解決するのかというのがその時点では明瞭ではないので、結果としてぼやけた印象です。
主人公の変化を前提とする映画は、シリーズ物ではどんどん主人公が完成してしまうので、2作目はまだしも、3作目になる苦しくなる印象があります。
ミッションインポッシブルとか007のような、主人公は最初から完成されていて成長関係ない話なら良いのですが。
本作で完結編のはずが、18年後に4作目が公開されます。ですが、続きというより、後日譚のような話です。
製作費1億5千万ドルをかけましたが、興行収入は前作より3億ドル以上ダウンの4億3千万ドルにとどまりました。

SF大作の完結編をみて、物語を閉めたいひとのために!
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【書評】ニクラス・ブレンボー『寿命ハック~死なない細胞、老いない身体~』 [書評]

老化研究最前線を紹介する良著です。


寿命ハック―死なない細胞、老いない身体―(新潮新書)

寿命ハック―死なない細胞、老いない身体―(新潮新書)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2022/12/19
  • メディア: Kindle版



著者は執筆当時25歳の若手研究者ですが、紹介されている内容は多岐に渡ります。
文書量の比べて情報量が圧倒的なのですが、その中で自分が印象に残ったトピックスを何個か取り上げます。

・老化はプログラムされているのか?
 よくよく考えると、「なぜ生物は老化するのか」不思議です。不老不死の方が生物上有利だと思われます。
 諸説あるようですが、生物が事故や病気でいつか死ぬので、不確定な未来より現在に全力投球するように進化したという仮説が有力のようです。
・ストレスこそ生物を強くする。
 適度なストレスは、生物を強くして長生きするようになります。
 ホルミシスといい、適度なダメージ……絶食、放射能、化合物……等により、かえって長生きになるようです。
・エピジェネティック時計
 生物学的年齢を計るのにテロメアが有名ですが、実は生物間の差異が激しく、エピジェネティック時計がより有効のようです。
 生物学上、100歳の半分は93歳といのは驚きです。
・赤ワインを飲む人が長寿なのではなく、長寿のひとに赤ワインを飲む習慣が多いにすぎない。
 このように因果関係が逆の話は、たくさんある。

この本を読むと、長生きできそうな気がします。
また、怪しげな健康商品にだまされないという意味でも有益だと思います。
とても参考になります。


寿命や老化、若返りについての最新研究を知りたいひとのために!
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【公募情報】第1回あたらよ文学賞(短編・7/31〆) [公募情報]

新しい文芸誌創刊に向けた原稿募集です。

〔主催者HP〕
https://note.com/eyedear/n/n6524ec1351ee

出版不況が続く中、文芸ムック『あたらよ』が創刊されます。
その創刊号に掲載される作品を広く一般公募されます。創刊号(Vol.01『夜』)は2023年秋創刊予定です。
予定される内容を見ると「書き下ろし小説を主体として、エッセイや短歌、詩歌や都都逸など、様々な文章表現の場にしたいと考えております」とあります。
都都逸にちょっとびっくりです。かなりとがった文芸誌になるのかもしれません。
テーマは「夜」になります。
制限文字数は3,000字~15,000字、応募締切は令和5年7月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:短編小説
テーマ :夜(ジャンル不問)
大  賞:図書カード1万円分+文芸ムックに掲載
応募締切:令和5年7月31日
応募方法:主催者HP
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【書評】門田隆将『甲子園への遺言~伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯~』 [書評]

プロ野球の世界で30年も打撃コーチを務め、数々の名選手を育てたコーチの生涯です。


甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯 (講談社文庫)

甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯 (講談社文庫)

  • 作者: 門田隆将
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/02/28
  • メディア: Kindle版



門田隆将はノンフィクション作家ですが、題材の集め方がすごいです。
高畠導宏は野球関係者の間で知る人ぞ知るコーチで、一般にはほとんど知られていません。つまり本にしても売り上げが期待できるとは思えません。
けど、そうした人を取り上げ、丹念に取材します。
この情熱に敬服します。
高畠導宏は鳴り物入りでプロ入りするも、ケガに泣かされて満足な成績を残せず、28歳でコーチに転身します。
そこから快進撃が始まります。
独特の練習法と的確なアドバイス、さらに選手に寄り添う冷静かつ情熱的な指導で、あらゆるチームに引っ張りだこになります。
その伝説のコーチが最後に挑んだのが、甲子園への道です。
病に倒れてその夢は果たせなかったものの、伝説のコーチが残した教えは、いまも野球界に脈々と生き続けています。
これもノンフィクションという作品だと思います。

伝説の打撃コーチのことを知りたいひとのために!
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