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第81期名人戦第1局(渡辺明名人VS藤井聡太竜王) [将棋]

いよいよ藤井竜王が名人戦に登場です。

〔中継サイト〕
http://www.meijinsen.jp/

渡辺名人にとって藤井竜王は天敵のような存在です。
通算成績が渡辺名人3―16藤井竜王とかなり一方的です。タイトル戦でも4連敗です。
 第91期棋聖戦 1-3
 第92期棋聖戦 0-3
 第71期王将戦 0-4
 第48期棋王戦 1-3
将棋界には実力がそれほど離れていないのに、対戦成績が極端に偏ることがあります。相性とも言われますが、棋風が似ているときは少し優れている方が一方的になりやすい、という話を聞いたことがあります。
竜王戦の広瀬章人八段が2勝、王将戦の羽生九段が2勝したのは、藤井竜王と棋風が少し違っていたというのもあるのかもしれません。
渡辺名人といえば堅い囲いから細い攻めを繋げる展開を得意としてきましたが、最近は流行を取り入れてバランス型の薄い玉形から攻めることが多くなりました。
渡辺名人は藤井竜王と5回目のタイトル戦です。
最後の1冠を守るため、渡辺名人に秘策はあるでしょうか!

〔棋譜〕※徹底解説!将棋の定跡 さんより
https://www.youtube.com/watch?v=gphpEJwH3HA

ということで、将棋です。
先手は渡辺名人。角換わり風のでだしでしたが、9手目に角道を閉じて力戦系に誘導します。
先手側から誘導したといっても、後手側の手段は絞れません。
序盤から時間を使っているところを見ても、想定している局面は早々にはずれで、力勝負になっていることが伺われます。
渡辺玉は金銀3枚+角の堅陣、藤井玉は雁木に組みますが居玉というバランス系。
世代の差がはっきりと分かる将棋となります。
後手の端攻めに、先手の継ぎ歩攻め。ただ、先手の攻めで得た歩を後手が端に投資して、やや後手有利の局面になります。
苦しいながらも踏みとどまっていた渡辺玉ですが、85手目が大きな分岐点だったようです。
ここで渡辺名人は2一馬と桂馬を取って攻め合いに向かいますが、ここでは桂馬の利きに銀を飛び込む7七銀という鬼手があったようです。
銀を動かして、飛車の守備力で発揮させれば、互角の局面が続いたようです。
以降は藤井竜王がリードを広げ、110手まで藤井竜王の快勝となりました。
7冠制覇に向けて、幸先の良い1勝です。

名人戦第2局は、4月28日(木)、29日(金)に静岡県静岡市「浮月楼」で行われます!
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【公募情報】第19回深大寺恋物語(短編・7/31〆) [公募情報]

あと2回で完結です。

〔主催者HP〕
https://novel.chofu.com/

日記公募でも「役割終えた」との理由で公募を中止することもあれば、ひっそりと消えていく公募もあります。
深大寺恋物語も20周年をもって区切りとして、募集を終了することになりました。
主催者HPに選外作品が掲載されています。
膨大な量なので全部読むのは現実的ではありませんが、何作品か読むと傾向がつかめるかもしれません。
制限枚数は40字×20行で5枚以内、応募締切は令和5年7月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:短編小説
テーマ :深大寺や周辺地域を舞台にした恋愛小説
最優秀賞:賞金10万円
応募締切:令和5年7月31日
制限枚数:は40字×20行で5枚以内
応募方法:主催者HP、郵送
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