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【映画】エンド・オブ・ホワイトハウス [映画評]

わずか13分でホワイトハウスが占拠された、という設定のアクション映画です。


エンド・オブ・ホワイトハウス スペシャル・プライス [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2015/06/24
  • メディア: Blu-ray



主人公は元シークレットサービスの隊長です。
大統領とボクシングをするほど親しい仲でしたが、大統領専用車が雪の日のスリップ事故で橋脚から落下しそうになります。
危機一髪で大統領を救うことはできましたが、大統領夫人は橋脚の下へと落ちていきます。
この一件が原因となり、財務省へと異動となります。妻との会話も上の空で、シークレットサービス当時のようにニュースが気にかかっています。
ここまでエピローグ。
ある日、韓国大統領を迎えたホワイトハウスに北朝鮮系のテロリストが侵入します。
まず大型輸送機を突入させ、現場が混乱している隙に大量のテロリストを地上から送り込みます。
さらに韓国大統領のシークレットサービスの一味であったことから、アメリカと韓国の大統領は監禁されてしまいます。
テロリストの表向きの要求は在韓米軍と第7艦隊の撤退。
しかし、裏の目的は核爆弾を自爆させるコード、ケルベロスコードを入手して核爆弾を米国内で自爆させることです。
この惨劇のときに近くにいた主人公は、自らホワイトハウスに乗り込み、事態の解決を図ります。
という感じの映画です。
マイケル・ベイ監督かと思うぐらい、派手です。
そもそも明らかに軍用機と思われる正体不明機がホワイトハウス近郊までの飛行を許すのはかなり謎ですし、動きの遅い輸送機が近距離で発射される地対空ミサイルを謎の兵器で迎撃するのもかなり謎です。
ホワイトハウスの防備にしても、韓国大統領のシークレットサービスにテロリストがやすやすと入り込める設定の安易さと言い、つっこみどころはいろいろありますが、純粋なアクション映画としては楽しめると思います。
大統領が愛する一人息子も大事なキーのはずが、後半に入る前に脱出に成功します。
これは後半のアクションをより制限なく見せるためでしょうね。いちおう少年の成長は描かれていますが、中途半端です。
主人公の夫婦関係もテーマになっていますが、これも中途半端です。
批評家の論としては「オリジナリティはないが、『エンド・オブ・ホワイトハウス』はアントワーン・フークアの緊張感のある演出とジェラルド・バトラーの力強い演技のおかげでアクション狂には充分な出来かもしれない。」
とありますが、自分の感想もまさにこのままです。
製作費70百万ドルで興行収入1億61百万ドルなので、成績としては微妙です。

ジェラルド・バトラーのアクションを楽しみたいひとのために!
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