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【映画】ジュラシック・パーク/ロスト・ワールド [映画評]

前作より4年がたち、さらに向上した恐竜CGが見ものです。


ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2018/03/27
  • メディア: Blu-ray



ストーリーは前作の数年後です。
ジェラシック・パークは壊滅状態に陥りましたが、サイトBでは恐竜は繁殖を続けていました。
サイトBとはジェラシックパークに供給する恐竜を育てる島です。
その島に、会社前代表のハモンドからの依頼を受けて、マルコム博士たちが生態調査の名目で送り込まれます。
ですが、現代表のハモンドの甥が恐竜ハンターを送り込み、その恐竜で会社の立て直しを図ろうとします。
という感じのストーリーです。
この作品は映像技術以外は酷評されたようですが、それも仕方がないかな、という感じがします。
主要キャラのマルコムの恋人でサラがいます。
恐竜愛に溢れるエキセントリックな女性で、ティラノサウルスの子供が骨折しているのを見つけて、それを持ち帰って治療しようとします。
もちろんティラノの母親からしたら誘拐なので、怒ったティラノに襲われ、仲間のひとりが死亡します。
しかし、劇中でその行動を反省した様子は見られません。
また元環境保護団体の男性がいるのですが、ハモンドに依頼されたとの理由で、恐竜ハンターがとらえた恐竜を後先考えずに開放して、これまた暴れた恐竜によって施設が壊滅状態になり、多数の死者を出す原因になります。
ですが、やはり反省する様子は見られません。
人間の命より恐竜の自由を優先するというのはどうなんでしょうか。しかもこの恐竜たちは人間によって生み出されたものです。
倫理的な問題もありますが、ストーリー上も苦しいです。
ハモンド博士の娘が登場します。体操部の補欠なのですが、恐竜からの逃走劇でかなり強引にこの設定を使っています。さすがに無理があるよなあと。
恐竜からの逃走シーンも、意外なところから恐竜が出てくるから迫力があるのであって、そっちに逃げたら恐竜いるんじゃね? という方向に逃げて予想通りに出てきても、うーん、と思ってしまいます。
ただ、さすがはスピルバーグといいますか、見せるシーンは、しっかりと見られる映像になっていると思います。
製作費7300万ドルと前作よりややアップしていますが、興行収入は6億2000万円とほぼ半減しました。
それでも立派な成績だと思います。

ジェラシックパークのファンのために!
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第8期叡王戦第2局(藤井聡太叡王VS菅井竜也八段) [将棋]

藤井叡王の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

藤井叡王の鉄道好きは広く知られています。
王将戦の前日移動で電車を使った際には、記者から質問を受け、嬉しそうに答える様子がありました。
ネットでは「鉄分補給」とか書かれています。
叡王戦第2局、第3局は地元名古屋市なので、「鉄分補給」はできません。
十分な補給をするには、叡王戦では第4局の岩手、名人戦では第4局の福岡県まで待たないといけません。
若いですし、遠征が待ち遠しいかもしれません。
「鉄分不足」の藤井叡王ですが、いつもの強さを見せつけることができたでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/8/eiou202304230101.html

本局の先手は菅井八段で、三間飛車から穴熊に構えます。
対する藤井叡王も穴熊に組みますが、菅井八段が石田流への組み換えを見せたことで、それそ阻止すべく囲い中に戦いが始まります。
玉の堅さは先手に分があるので、居飛車としては抑え込みを狙う展開です。
しかし、43手目の8筋の突き捨てがやや早かったようで、評価値はじわじわ先手側に傾いてきます。
藤井叡王は歩をぶつけて戦線拡大からの局面打開を目指します。
しかし、菅井八段の対応は振り飛車らしい捌きを重視した対応で、さらに藤井叡王は追い込まれます。
なんとまだ中盤の71手目で藤井叡王は1分将棋です。菅井八段は1時間以上残しています。
形勢も時間も劣勢だと、さすがの藤井叡王も厳しいです。振り飛車側としても理想的な展開です。
このまま115手まで菅井八段が快勝し、これで1勝1敗のタイとなりました。
藤井叡王は「鉄分」不足が響いたのかもしれません。

叡王戦第3局は、5月6日(土)に、愛知県名古屋市「か茂免」で行われます!
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