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第16期マイナビ杯第2局(西山朋佳女王VS甲斐智美女流五段) [将棋]

西山女王の先勝で迎えた第2局です。

〔主催者HP〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/

女流棋士と棋士は別制度ですが、西山女王はもっとも棋士に近づいた女性です。
第66回奨励会三段リーグで14勝4敗の好成績を上げ、通常であれば昇段する成績です。
しかし、その期は14勝4敗が4人もでるハイレベルな争いとなり、順位の差で西山女王は次点にとどまりました。
この成績が前後3期で取れていたならば、いずれも昇段です。
これはもう、巡り合わせが悪かったとしか言いようがありません。
クィーンチャンネルで、西山無双の動画が公開されていますが、基本的に早指しは慣れているアマチュアの土俵ですが、西山女王は高段者をバッタバッタとなぎ倒します。
本当に素晴らしい棋才を感じます。
さあ西山女王は、タイトル防衛に向けて大きな白星を挙げることはできたでしょうか!

〔棋譜〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/16/mynavi202304190101.html

ということで、将棋です。
先手西山女王の三間飛車に、後手甲斐女流四段は左美濃を選択します。
序盤の組上がりの途中までは評価値が後手に振れていましたが、完全に組みあがって戦いが始まったときには先手有利になっています。
後手玉は堅いものの、飛車側の桂頭が負担になっているのかもしれません。
甲斐女流四段は狙われた桂馬をなり捨てて飛車を成りこみを図りますが、桂損が角損に拡大し、さすがにこれでは厳しいです。
戦力不足の後手は8筋にと金を製造して遠巻きに攻めます。2筋の先手玉まで遠いです。
それでもなんだかんだと5筋まで食いつきますが、さすがに間に合いませんでした。
中盤でギアを上げた西山女王が端攻めから後手玉を寄せ切り、141手まで西山女王が快勝し、女王防衛まであと1勝と迫りました。

第3局は5月28日に神奈川県藤沢市「時宗総本山 遊行寺」で行われます!
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