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【書評】阿辻哲次『漢字の字源』 [書評]

漢字の歴史を紐解きます。


漢字の字源 (講談社現代新書)

漢字の字源 (講談社現代新書)

  • 作者: 阿辻 哲次
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/03/16
  • メディア: 新書



漢字の字源を探る旅は、歴史をたどる旅でもあります。
例えば「麦」という字は、上半分が穀物をあらわし、下半分が足をあらわします。
つまり、古代中国ではすでに麦踏が行われていたことが漢字から推察されます。
「死」という字は、右半分がひとをあらわし、左半分が遺体の一部が損壊した状態を示します。
ここから当時の中国では、遺体をしばらく放置する文化があったことが見て取ります(注:平安時代以前の日本でも同じような文化がありました)。
漢字から古代の文化が見てとれるのは面白いです。漢字というより、古代史の本に近いです。

歴史好きなひとのために!
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【公募情報】2019年SPC特集コンテスト [公募情報]

SPCとはなに?と思ったひとははまっています。

〔主催者HP〕
https://www.magnet-novels.com/events/SCP

SPCとは、どうやら超常現象のようです。そうした超常現象を扱った小説等が募集内容だと思われます。
レポート一覧から作品を読むことができますが、かなり独自の世界です。
この世界観が好きなひとは、たまらないかもしれません。
制限文字数は5,000~30,000字、応募締切は2019年3月末日です!

募集内容:短編小説等
テーマ :SPC
制限文字数:5,000~30,000字
kater賞:マグネット5000グラム
応募締切:2019年3月末日
応募方法:インターネット
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【書評】大倉祟裕『小鳥を愛した容疑者』 [書評]

警視庁いきもの係シリーズ第1弾です。


小鳥を愛した容疑者 (講談社文庫)

小鳥を愛した容疑者 (講談社文庫)

  • 作者: 大倉 崇裕
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/11/15
  • メディア: 文庫



容疑者のペットを保護する係が新設されます。
そこに配属された新米巡査の薄圭子と、負傷リハビリ中のため総務課にまわされたかつての鬼警部補須藤友三が、ペットの保護を名目として事件に首をつっこみ、次々と難事件を解決していきます。
なにより、この作品の面白さは設定の妙です。
警視庁いきもの係という奇抜さと、登場人物のキャラが非常にマッチしています。
短編4作ですが、ペットに関する大量のうんちくとともに、さらっと読んでしまいました。

生き物+ミステリの融合を楽しみたいひとのために!
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【公募情報】天草エアライン就航・天草空港開港20周年俳句・川柳・短歌コンテスト [公募情報]

天草空港開港20執念記念です。

〔主催者HP〕
https://www.amx.co.jp/news/n_20191101_548.html

天草空港は島原の乱で有名な天草にある空港です。
1000mの小さな滑走路があり小型機が運行していますが、路線は福岡と熊本~大阪ぐらいで苦戦中です。
天草エアラインも赤字が続いていましたが、近年黒字化したようで、これからなのかもしれません。
その天草空港が開港20周年を記念して、川柳・短歌コンテストを開催しています。
テーマは「20周年とこれから」です。
賞品は往復航空券のようで、利用者が限られるとは思いますが、ぜひとも挑戦してみてください。
応募締切は令和2年1月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳、短歌
テーマ :20周年とこれから
入  賞:AMX往復航空券・AMXオリジナルグッズ等
応募締切:令和2年1月31日
応募方法:インターネット
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創作状況【12月中旬】 [ぼくの公募状況]

年末はいっきに有給を使いたいなあ、できるかなあ。

【サイトーメルマガ第147回の内容紹介】
◆こんな公募に挑戦してきました(渋谷ショートショートコンテスト)
◆TO-BE小説工房に挑戦中(第57回)
◆公募情報数点
 今月は応募したての渋谷ショートショートコンテストを紹介です。
 メルマガ登録はこちらから。もちろん無料です!
 http://www.arasuji.com/saitomagazine.html

【ショートショートガーデン】
ベルモニー・ショートショートコンテストへの応募予定作品の第3段です。
少しいい話系を目指してみましたが、ズレた感が著しい(汗)
〔フシメ〕
https://short-short.garden/S-uCTfzH
応募予定の3作品のUPが完了したので、このまま投稿します。はい。

【TO-BE小説工房】
自然体で推敲する。その結果、5枚ちょうどになる。1行も余らない。
うーん、なかなかの職人技(笑)
来月のテーマは「名前」か。かなり昔に書いた名前ネタのショートショートを応募したくなるが、それでは勉強にならないので、ぐっとこらえて新作を考える。
なんにしようかなあ。

【星新一賞】
アイデアからストーリーが伸びてこない。
再来年用の作品なので、まあ順番が回ってきたらという感覚で。

【創元SF短編賞】
一回目の推敲をする。予想通りに伸びて、40×40で25枚。制限枚数まで残り16行です。
基本的な事実確認は完了し(資料によって異なる部分はありますが)、あとは気が向いたときに見直すだけ。

【北区内田康夫ミステリー文学賞】
ひとつアイデアを思いついたので、メモする。
問題は制限枚数に収まるかどうか。収まらなければミステリーズに投稿するという方法はありといえばありますが。
とはいえミステリーズにしても原稿用紙100枚だしなあ。
できれば今年と同じ轍は踏みたくないと思いつつ。

【坊ちゃん文学賞】
とりあえずはショートショート化第1回目の受賞作待ちです。

【福島正実SF童話賞】
再来年用の作品だけど、そろそろ手を付けます。
いま、ぼわーっとストーリーをメモしています。
さていろいろと辻褄を合わせるためにいろいろ調整中。
これがまた、楽しいんですけどね。実際に書くよりも。

【ゆきのまち幻想文学賞】
来年投稿予定作品を見直し、冒頭のモサモサとした部分を修正する。2行ほど削り、文章を入れ替えた程度だけど。
あとは締切を間違えないようにするだけ。

【ミステリーズ!】
創元社SF短編がひと段落したので仕上げに入る。
40×40で28枚と3枚オーバーだったのを削り込み、25枚にする。結局、シーンひとつを丸々カットする。
不要になった伏線も削り、事件発生までを短縮する。
初めてのミステリーズ!への投稿と考えると、及第点かな。

【FACEBOOK】
友達募集中です!
https://www.facebook.com/profile.php?id=100007879718530

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第45期棋王戦挑戦者決定戦二番勝負第1局(佐々木大地五段VS本田奎四段) [将棋]

いずれが勝っても、タイトル初挑戦です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/

デビューからタイトル挑戦までの最短記録保持者は屋敷伸之九段で、わずか1年2ヶ月です。
もし本田四段が本局に勝つと1年4ヶ月で、おそらく史上2位の記録になります。
屋敷九段はタイトル初挑戦では中原誠棋聖にフルセットの末に敗れてタイトル獲得はならず、初戴冠は8ヶ月後でした。
本田四段はデビューからタイトル挑戦までの最速記録には届きませんが、タイトルを獲得すれば屋敷九段の初戴冠までの1年10ヶ月を上回る1年5ヶ月の新記録達成です。
この記録に挑戦するには、まずは目の前の一局に勝たなければなりません。
まだデビューから日が浅い本田四段ですが、実は佐々木大五段とは2回対戦があり、1勝1敗の五分です。
さあ3局目の対戦はどのような結果になったでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/45/kiou201912160101.html

ということで、将棋です。
先手は本田四段で、お互いの得意戦法である相掛かりとなりました。
一時期は角換わり全盛でしたが、いまは相掛かり全盛と言えそうです。
序盤で先手の1歩得対後手の手得という展開になりますが、佐々木五段の玉は周囲に銀しかいません。
ずいぶんと薄そうに見えます。
ここからが後手佐々木大五段の腕の見せ所です。
好所に角を先着すると、先手陣の弱点である桂頭を攻め、なんと80手まで駒の損得がない状態のまま先手を投了に追いこみました。
これにはびっくりです。
佐々木大五段の構想力が光りました。
敗者復活組の佐々木大五段が勝利したことにより、挑戦者決定は第2局に持ち込まれました。

次の勝者が挑戦者となる挑戦者決定二番勝負の第2局は12月27日(金)に東京・将棋会館で指されます!
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最近の日常【令和元年12月中旬】 [日常]

〔日光東照宮にいった話〕
20年ぶりぐらいに日光東照宮に行った。
徳川家康公が祭られていて、みざる、いわざる、きかざるの3猿が有名だ。
で、びっくりするぐらいほど覚えていない。
全てが新鮮状態で、辛うじて覚えていたのが大きな木ぐらい。
奥にもいけるが、うーん、こんな道あったかなあというレベルです。
自分の記憶力おそるべし。
最近、日本旅行ブームなのか、アジア系の外国人が多いですね。
よきことかなと思いつつ。

〔男性の育児休業についてのアンケートについて〕
職場で依頼があったので、アンケートに協力した。
で、その中で「なぜ育児休業を取得しなかったのか」との問いがあった。
特段の理由はなく、単純に妻が専業主婦で育児休業を取得する必要性がなかったからなのだが、なんとこの選択肢がない。
どうもアンケートの前提条件として「男性は育児休業を取りたいのに、様々な理由から取得できない」という設定になっているらしい。
このアンケートを集計すれば、晴れて「〇〇を改善したら男性も育児休業を取る!」という結論になるはずだが、もちろん実態とはかけ離れている。
アンケートは設問の作り方で、いかようにも結果をコントロールできるという。
これなんか、その典型例なんだろう。
なんのためのアンケートやらと思いつつ。
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水虫治療日記アゲイン [日常]

二度目の水虫治療日記です。トホホ。


8月頃、再び水虫になった。左足の指の隙間の皮膚がポロポロと剥がれる。
2度目のなのですぐに気がつき、皮膚科にいく。

「当たりですね~」

と院長からにこやかにいわれる。
前回とは別の皮膚科に通ったこともあり、薬も違う。ルリコンクリームを渡され、1日2回塗るように言われた。
経験者の強み?を生かし、丁寧かつ広めに塗る。すぐにきき始め、1ヶ月も経つと概ね綺麗になる。
治療薬の仕組みだが、ネットで調べると水虫菌を殺すのではなく、増殖を抑える効果があるらしい。
足の裏はだいたい2週間で皮膚が入れ替わるので、新しい皮膚に菌が移らなければ治るというわけだ。

ちょうど薬が切れたので、病院いくと、まだ1箇所だけほんの僅かに水虫が残っていると指摘され、治療継続となる。
ふむう、小指の付け根あたりなんだけど、よく触ると確かに少し皮が向けている。
また1月ほど塗り続け、薬が切れたので病院いくと、綺麗になっているが再発防止のためにあと2ヶ月の治療継続を言い渡される。
本当にそこまで必要かなあと思いつつ、先生の指示に従うことにする。
大人ですから(笑)

結局、11月末まで通いました。約5ヶ月です。
先生から「これで卒業だね」と言われて、ほっと一息です。
革靴とは離れられない仕事なので水虫からは逃れられませんが、早期治療でかなり抑えられる様子。
早めの病院が吉ですね、本当に。

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【公募情報】第5回半空文学賞丸亀城ストーリープロジェクト [公募情報]

丸亀城の石垣修復の一助となることが目的です。

〔主催者HP〕
https://www.nakazora-award.com/5th/

丸亀城が登場すれば内容は問わず、原稿用紙1枚までの文書の募集です。
詩でも随筆でも小説でも短歌でもOKです。
「入賞された作品を冊子化し、平成30年7月の豪雨災害で崩落した丸亀城の石垣修復の一助に繋げることを目的としたプロジェクトです」
とあるように、賞金はなさそうです。
それでも丸亀城修復に貢献したいというひとは応募してみてください。
応募締切は令和2年1月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:詩、随筆、小説等
テーマ :丸亀城
入  賞:冊子化
応募締切:令和2年1月31日
応募方法:郵送

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【書評】ジェームスBウッド『「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか』 [書評]

日本はもっとましな戦い方があったのでは、と問いかける本です。


「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか (WAC BUNKO)

「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか (WAC BUNKO)

  • 作者: ジェームズ・B・ウッド
  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2013/12/11
  • メディア: 新書



太平洋戦争時、日本とアメリカの国力の差は歴然としてました。
どんなに日本が頑張っても、いずれは負けます。
ただ、とりうる戦術によっては、あの悲惨な大敗北を回避できたのではないか、というのが本書の主旨です。
具体的には南洋諸島、小笠原諸島、フィリピンに十分な陸軍と資材を投入し、堅固な防御陣地を構築すること。
大規模な集団輸送船団方式を採用すること。
潜水艦は輸送船や商船を狙い、相手の兵站や戦時経済にダメージを与えること。
戦艦はできるだけ温存し、アメリカを楽にさないこと。
などです。
真珠湾攻撃時、太平洋に限っていれば日本側がアメリカ側の戦力を上回っていました。
その貴重な時間と戦力を日本は無駄にしというのが本書の結論です。

歴史にIFはありません。
しかし、もし……をいろいろと考えさせれる本だと思います。
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