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第45期棋王戦挑戦者決定戦二番勝負第1局(佐々木大地五段VS本田奎四段) [将棋]

いずれが勝っても、タイトル初挑戦です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/

デビューからタイトル挑戦までの最短記録保持者は屋敷伸之九段で、わずか1年2ヶ月です。
もし本田四段が本局に勝つと1年4ヶ月で、おそらく史上2位の記録になります。
屋敷九段はタイトル初挑戦では中原誠棋聖にフルセットの末に敗れてタイトル獲得はならず、初戴冠は8ヶ月後でした。
本田四段はデビューからタイトル挑戦までの最速記録には届きませんが、タイトルを獲得すれば屋敷九段の初戴冠までの1年10ヶ月を上回る1年5ヶ月の新記録達成です。
この記録に挑戦するには、まずは目の前の一局に勝たなければなりません。
まだデビューから日が浅い本田四段ですが、実は佐々木大五段とは2回対戦があり、1勝1敗の五分です。
さあ3局目の対戦はどのような結果になったでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/45/kiou201912160101.html

ということで、将棋です。
先手は本田四段で、お互いの得意戦法である相掛かりとなりました。
一時期は角換わり全盛でしたが、いまは相掛かり全盛と言えそうです。
序盤で先手の1歩得対後手の手得という展開になりますが、佐々木五段の玉は周囲に銀しかいません。
ずいぶんと薄そうに見えます。
ここからが後手佐々木大五段の腕の見せ所です。
好所に角を先着すると、先手陣の弱点である桂頭を攻め、なんと80手まで駒の損得がない状態のまま先手を投了に追いこみました。
これにはびっくりです。
佐々木大五段の構想力が光りました。
敗者復活組の佐々木大五段が勝利したことにより、挑戦者決定は第2局に持ち込まれました。

次の勝者が挑戦者となる挑戦者決定二番勝負の第2局は12月27日(金)に東京・将棋会館で指されます!
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