【書評】阿辻哲次『漢字の字源』 [書評]
漢字の歴史を紐解きます。
漢字の字源を探る旅は、歴史をたどる旅でもあります。
例えば「麦」という字は、上半分が穀物をあらわし、下半分が足をあらわします。
つまり、古代中国ではすでに麦踏が行われていたことが漢字から推察されます。
「死」という字は、右半分がひとをあらわし、左半分が遺体の一部が損壊した状態を示します。
ここから当時の中国では、遺体をしばらく放置する文化があったことが見て取ります(注:平安時代以前の日本でも同じような文化がありました)。
漢字から古代の文化が見てとれるのは面白いです。漢字というより、古代史の本に近いです。
歴史好きなひとのために!
漢字の字源を探る旅は、歴史をたどる旅でもあります。
例えば「麦」という字は、上半分が穀物をあらわし、下半分が足をあらわします。
つまり、古代中国ではすでに麦踏が行われていたことが漢字から推察されます。
「死」という字は、右半分がひとをあらわし、左半分が遺体の一部が損壊した状態を示します。
ここから当時の中国では、遺体をしばらく放置する文化があったことが見て取ります(注:平安時代以前の日本でも同じような文化がありました)。
漢字から古代の文化が見てとれるのは面白いです。漢字というより、古代史の本に近いです。
歴史好きなひとのために!