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【書評】門田隆将・石平『世界が地獄を見る時~日・米・台の連携で中華帝国を撃て~』 [書評]

ノンフィクション作家門田隆将と中国専門家石平による対談です。


世界が地獄を見る時 ~日・米・台の連携で中華帝国を撃て

世界が地獄を見る時 ~日・米・台の連携で中華帝国を撃て

  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2017/02/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



二人のスタンスは近いので、対談はスムーズに進みます。
中国の目的は「華夷秩序の復興」であり、「力こそ正義」で一貫しています。
まだ抑えられるうちに抑えておかないと大変なことになる、というのが主張のメインです。
門田隆将はまだどこか中国共産党の内部改革に期待している部分はありますが、石平は元中国人だからかのか、徹底的にリアリストだと感じました。
多大なる犠牲を払って誕生した第二次世界大戦後の世界秩序、侵略戦争・現状変更は許さないというルールが崩されそうとしています。
その現実的脅威の日本は最前線にいるという強い危機感がひしひしと伝わってきます。
祈るだけでは平和は維持できません。改めてそう感じました。

リアルに世界を考えたいひとのために!
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第82期順位戦【開幕前予想】 [将棋]


〔A級〕
 [挑戦者予想]
  ○永瀬拓矢王座 ▲豊島将之九段
まだ名人戦は終了していませんが、永瀬王座と豊島九段の争いかと思います。
それに名人戦の敗者が絡みますが、藤井竜王なら大本命。渡辺名人なら▲かなと思います。
新A級ですが、中村太地八段はまずは残留を目指す戦いかなと思います。前期3勝の佐藤天八段もふんばりどころです。
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82a/index.html

〔B級1組〕
 [昇級者予想]
  ◎近藤誠也七段、○糸谷哲郎八段 ▲羽生善治九段
前期の好調を維持できれば羽生善治九段が大本命ですが、理事に当選して会長就任が濃厚であるため、現実的には厳しいかなと思います。好不調の波が激しいですが、B級1組にも慣れた近藤七段が本命、糸谷八段も1年でA級復帰もあると思います。
 ベテランの屋敷伸之九段は踏ん張りところです。佐藤康光九段は会長職から解放されたことで、もうひと華咲かせて欲しいと思います。独自すぎる棋風は、いつもファンを楽しませてくれるので。
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82b1/index.html

〔B級2組〕
 [昇級者予想]
  ◎高見泰地七段 ○丸山忠久九段 ▲村山慈明七段
愁眉の一致する本命がいないため、昇級予想は難解です。前期が好成績で、木村九段、増田七段と昇級者を破った高見七段を本命とします。丸山九段は陥落したばかりですが、地力があるので星が集まればB級1組に復帰してもおかしくありません。
村山七段は連続の好成績で、順位が4位になる今年度はチャンスです。
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82b2/index.html

〔C級1組〕
 [昇級者予想]
◎伊藤匠五段 ○出口若武六段 ▲三枚堂達也七段
人数が多いので順位が低いと苦しそう。
前期9勝1敗の伊藤五段が大本命です。実力が頭一つ抜けています。前期叡王戦挑戦者の出口六段も有力です。
才能を高く評価されている三枚堂七段ですが、で今年30歳になります。そろそろC級1組を卒業してほしいです。
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82c1/index.html

〔C級2組〕
 [昇級者予想]
◎佐々木大地七段 ○本田奎五段 ▲徳田拳士四段
人数が多いのでやはり候補者は上位陣から。
佐々木七段はダブルタイトル戦を決めましたし、C級2組では完全に格上です。今年こその大本命です。本田五段もなぜC級2組なのか不思議な実力者で、タイトル挑戦経験者としてどんどん上がって欲しいです。
昨年度大活躍だった徳田四段も期待の星です。順位を5位に上げた今期は勝負の1年です。
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2023/82c2/index.html
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