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創作状況【5月中旬】 [ぼくの公募状況]

新型コロナがようやく2類から5類へ。時間がかかりましたが、これでひと段落です。

【第188回のメュー】
◆こんな公募に応募しました(第10回星新一賞の巻)
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第19回)
◆おまけのもう1作
◆さらにおまけのもう1作
◆公募情報9点
 今回のテクニックは、「視線の動きにあわせて描写する」です。
 次回発行は6月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
https://www.arasuji.com/mailmagazine/saitomagazine/


【ショートショートガーデン】
これも何かのボツネタですが、何のボツだかまったく思い出せず。
〔始めてのバイク〕
https://short-short.garden/S-uCTuPm


【小説でもどうぞ】
今月のテーマ「祭り」を二つ書く。二つとも、うーん、とっても冴えない。
第1作がありがちなショートショートテイスト。第2作は最初はSFにしようとして、冒頭があまりに決まらなくて、捻っているうちに気がついたらショートミステリに。
二つを比べると、まだ第1作のほうがマシでしょうか。
とりあえず2度目の推敲を終えたところですが、うーん、冴えませんなあ。トホホな気分。


【yomeba!】
最近、yomeba!の更新頻度が落ちている。次回募集があるのか非常に心配……。


【星新一賞】
第10回受賞作を順番に読んでいきます。
・ジュニア部門 グランプリ『電動と手動』本宮笙太
これぞ、ザ・ショートショートといった快作です。星新一っぽい作品です。
前半で全自動の便利な文明生活が描かれる。急に停電となり、何かのトラブルかと思いきや……で、ラスト1行で見事に落とす。
この1行で余計な描写を入れるとキレが落ちるのですが、「ハンドルを握った。」で終わらせるのが絶品です。
作者にはセンスを感じます。これからも作品を書き続けてほしいと願います。


【坊っちゃん文学賞】
第19回の受賞作を読み終えたので、第20回応募に向けてです。
いろいろ考えて、今年は「Yomeba!」や「小説でもどうぞ」の落選作のうちお気に入りをストックして、その中から応募することにしてみる。
正直、傾向に合わない作品ばかりなのだが、そろそろ傾向が変わる可能性もと考えまして。


【NIIKEI文学賞】
5月は投稿数が多いので、少し早めにGW中に投稿しました。もちろんショートショート部門です。
3つ応募して、1つ筆名を間違えて応募してしまったので、慌てて次の投稿で訂正依頼メッセージをつけておく。
これで大丈夫かなあ、どうだろう。
発表日はいつころなのか不明です。応募数を見て、なのかもしれません。
https://takeaction.blog.ss-blog.jp/2023-02-16-3


【ラストで君は「まさか!」と言う】
制限文字数4000字、締切は5月31日です。
2作の推敲をする。
「キャラクターの描写力」が評価ポイントに上げられているのに、1作目は完全にポイントがずれている上に定番ショートショート。原稿用紙4枚の小品。
2作目はキャラ重視だが、いまいち辻褄があっていない気がする。ヒロインはそのままに、主人公と補助者のキャラ設定を変更するかどうか。原稿用紙9.5枚と自分にしては長い作品です。
最後の1作もキャラ重視で書き始めます。はい。
https://takeaction.blog.ss-blog.jp/2023-03-11


【ひらづみ文学賞】
締切が7月31日。
創元SF短編で落選した作品を出す予定、ということで、忘れないためのメモ書きです。6月から改稿を始める予定です。はい。
https://takeaction.blog.ss-blog.jp/2023-03-15-1


【超ショートショート】
2022受賞作はこちらから読めます。
https://www.ehime-np.co.jp/online/information/short_short/prize2022.html
・特別賞『「本」の国』温泉太郎<テーマ「本」>
 「真」の国と「偽」の国が闘い、つぎに「善」の国が台頭し、それに「悪」の国が奇襲をしかけ……という500字とは思えない壮大なストーリーです。
 なにより驚いたのは、テーマである「本」をアゲていないことです。
 いやあ、このような作品も採用されるのですね。愛媛新聞とスポンサーの懐の深さを感じました。


【その他モロモロ】
・エコカレンダーの4句目を考えた。このうち3つを選ぶかどうか。5月26日締切です。
・おーいお茶新俳句はツバメ3句で応募しました。楽しかった。10月下旬発表。
・第9回朝礼川柳は落選しました。後日、TOP100の発表もあるそうです。
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【映画】西部戦線異状なし [映画評]

第一次世界大戦を舞台にした超有名映画です。


西部戦線異状なし [Blu-ray]

西部戦線異状なし [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: Blu-ray



製作は1930年。
第一次世界大戦の終結が1918年ですから、人々の記憶も鮮やかな時代です。
主人公はドイツの学生です。教師の熱意に感化されて志願兵となりますが、実際の戦場は想像とは全く異なっていました。
最初は夜中に最前線で鉄条網を張る任務。砲撃の恐怖に負けて飛び出した兵士が戦死します。
次は最前線の塹壕です。
ここでは絶えず続く砲撃に地下にある兵舎は揺れ、土砂が降ってきます。ここでも食料は不足し、兵士は食べ物を探し回ります。
いざ戦闘になると、敵は山のようにやってきます。前線は突破され、塹壕内の白兵戦となります。ドイツは撤退を繰り返します。
主人公は休暇で家に帰ります。
そこには平和な日常があり、老人たちは現実を知らずに戦争に勝つ方法を議論し、教師は相変わらず生徒を戦争に駆り立てるために煽っていました。
銃後に戦争の現実は伝わっていません。
絶望した主人公は再び前線に戻ります。
塹壕にこもっていましたが、妹が好きな蝶を見つけ、手を伸ばしたところ狙撃されて命を落とします。
というストーリーです。
相当に古い白黒映画ですが、非常によくできています。
冒頭で郵便配達人が出てきます。彼の「予備役として収集され、明日から戦場だ」という趣旨の会話で時代背景が分かります。
それだけでなく、人の好い郵便配達人が主人公の前に上官として現れ、みんなが親しげに話しかけるのに郵便配達人は上官として強圧的態度で接します。
戦場と市井では全く別世界であることを示します。
戦場の描写も、最初は軽い状態から、徐々に悲惨な状況に追い込まれているエスカレーションの技法が使われています。
それで休暇で日常に戻り、落差に驚き、ラストへと繋がります。
本作では食事が映画を繋げる糸の役割を果たしており、食料の状況が、兵士たちの状況を間接的に表現しています。
第一次世界大戦時はドイツは帝国であり皇帝がいました。皇帝の身勝手で戦争が続くことの疑問がときおり出てきます。
こうした古い映画を気がるに見ることができるサービスに感謝です。

反戦映画の金字塔を視聴したいひとのために!
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