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【映画】ジュラシック・ワールド [映画評]

ジュラシック・パーク3部作を引き継いだ新シリーズ、ジュラシック・ワールドの第1弾です。


ジュラシック・ワールド [DVD]

ジュラシック・ワールド [DVD]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2016/10/05
  • メディア: DVD Audio



第4作からジェラシック・ワールドとして新章突入です。
リブートではなく、世界観は引き継いでいます。
ストーリーはというと、恐竜を楽しむ新しいテーマパークが観光客を楽しませているのですが、絶えず話題を集めるためにパークが新種の恐竜を誕生させます。
その恐竜が様々な遺伝子をハイブリッドさせた凶悪種で、隔離エリアから逃げ出したことで人間たちを恐怖に陥れます。
物語の後半で明かされますが、この恐竜は、実は軍事兵器として作られた恐竜です。
冒頭はほのぼのとしたシーンで始まります。
恐竜たちのパークだけではストーリーにならないので、兄弟の確執、夫婦の離婚、姉妹の考え方の違い、叔母と元恋人との価値観の相違などが前半で散りばめられます。
恐竜という危機を乗り越えたことで、兄弟は力を合わせるようになり、叔母と元恋人(主役)は関係を回復し、夫婦は離婚危機を乗り越えたと思われます。
クライマックスは、いかに凶悪な恐竜をやっつけるかです。
恐竜は人間の攻撃を3度にわたって撃退します。最後には叔母がTレックスを開放して立ち向かわせますが、やや劣勢になったところで……というのがラストです。

映画の構成としては、前半の伏線をうまく回収していると思います。
叔母はパークの運営責任者として利益中心の考えでしたが、元恋人と行動することで恐竜を同じ生き物としてみるようになり、無関心だった甥たちのことも命を懸けて守るように成長します。
前半は甥たちを部下に任せて失敗し、後半は自ら守るという選択を勝ち取るというのも、構成としてしっかりしていと思います。
最凶の恐竜を倒したあとの、ラプトルのブルーの表情が、なんともいえずいいです。

恐竜たくさんのハリウッド映画を楽しみたいひとのために!
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第8期叡王戦第3局(藤井聡太叡王VS菅井竜也八段) [将棋]

藤井叡王の1勝1敗で迎えた第3局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/

菅井八段は井上慶太門下です。
筆頭は稲葉陽八段で、菅井八段が2番目、船江恒平六段が3番目で、出口若武六段、横山友紀四段、狩山幹生四段、藤本渚四段と続きます。
合計7人の大所帯です。
菅井八段はツィッターをしていましたが(現在休止中)、その中で一門についてユーモアを交えながら触れることがあります。
順位戦の講評が容赦なく、最終局前ですが横山四段に対して「もはや違う世界で戦っている内容でした」とバッサリ。
狩山四段にも「らしさはありましたが、長い時間では通用せず」、出口六段も「もっと勝てるだろう。能力的に」と、愛ゆえのムチを奮いまくっています。
来季から初参加になる藤本四段については「能力は高いです。皆さん期待していてください!」とあります。
菅井八段が褒めるぐらいですから、藤本四段の活躍を期待したいと思います!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/8/eiou202305060101.html

ということで、将棋です。
後手菅井八段の作戦はノーマル三間飛車でした。
相穴熊となりますが、先手藤井叡王の穴熊が金銀3枚のに対して、菅井八段の穴熊は金銀二枚です。
堅さでは劣るので、中盤で戦いつついかに離れている金を寄せるのかが、振り飛車側の腕の見せ所です。
藤井叡王は中盤の捩じりあいから角金交換の駒損をいとわず、銀をドリブルして攻めあがります。
しかし、ここからの菅井八段のアクロバティックな受けが効を奏して、駒得の上に手番を握るという勝ちやすい展開に持ち込みます。
藤井叡王は千日手含みの受けで頑張ります。
攻めあぐねた菅井八段が9五歩と突きますが、この手は9六歩と取り込んで一人前なので、決断の一手です。
すでにお互いに1分将棋になっています。
どうやらここで体が入れ替わったようです。菅井八段のミスというより、秒読みのの中で藤井叡王のプレッシャーのかけ方が実戦的で上手かったのだと思います。
最後の最後に藤井叡王が抜け出し、163手まで藤井叡王が苦しみながらも2勝目をあげました。
これで防衛まであと1勝です。

第4局は5月28日(日)岩手県宮古市「浄土ヶ浜パークホテル」で行われます!
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