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【映画】ジュラシックワールド/新たなる支配者 [映画評]

ジュラシックパークから続くシリーズ総集編に相応しいオールキャスト大作です。


ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 ブルーレイ+DVD [Blu-ray]

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 ブルーレイ+DVD [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2022/12/07
  • メディア: Blu-ray



映画は複数の筋から始まります。
メインは主人公オーウェンと恋人クレア、娘メイジー(実はシャーロットのクローン)の3人の物語です。
3人は隠れて住んでいましたが、恐竜ハンターがやってきて、恐竜ブルーの子供といっしょメイジーが攫われてしまいます。
なぜ狙われたのかというと、貴重なDNAを保持しているからです。
攫われた先は、恐竜を育成しているバイオシン社です。
オーウェンとクレアはメイジを取り返すためにバイオシン社に向かいます。
もうひとつの軸は、ジュラシックパークシリーズで主演を務めたグラント博士とサトラー博士です。なんと21年ぶりの再演で、シリーズ第一作では36歳だったグラントサム・ニールももう74歳です。
DNAの改変で生まれた巨大イナゴが世界で農作物を食い荒らしていました。
しかし、彼らは特殊な種で育てられた農作物は襲いません。その農作物の種を販売しているのがバイオイン社。
このバイオシン社の野望を止めるため、バイオシン社に雇われているマルコム博士(ジュラシックパーク2の主演)と連絡を取り、グラント博士とサトラー博士は世界的名声を利用してバイオシン社に見学名目で潜入します。
こうして、この2つの軸が前半で結合し、以下はバイオシン社の野望を止めるために博士コンビがイナゴのDNAを採取して脱出、オーウェンペアはメイジーとブルーの子供を回収して共同で脱出します。
映画はとにかくオールキャストです。
ジュラシックワールドシリーズの歴代主演が勢ぞろいするのが、とにかく往年のファンにはたまりません。
スピルバーグらしい仕掛けが満載で、次々とメンバーが恐竜に襲われ、逃げたり戦ったりしながら観客をハラハラさせます。
ファン向けのくすぐりだと思いますが、インディージョーズシリーズのオマージュシーンが挟まれているのもむふふとなります(帽子を回収するシーン)。
あとジュラシックシリーズのロゴマークそのものシーンを作ったり、ラストで最強の肉食恐竜であるギガノトサウルスが倒されるのも、シリーズのお約束です。なくてもストーリーは繋がりますが、こうしたサービス精神満載なのが、スピルバーグだと思います。
テーマとしては共棲になります。
プロローグで恐竜が現世動物とともにすごす姿が描かれています。
このシーンは教訓臭いですが、全体的にエンタメに徹した楽しめる作品になっていると思います。
前2作には及ばないにしても、興行収入10億ドルのメガヒット作品で歴代興行収入映画ランキングにも入っています。

ジュラシックシリーズのファンのために!
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