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第2期ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦展望【最終結果・D級】 [将棋]

先日行われた最終戦は、大勝負の連続でした。

[D級・最終結果]
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/2/d.html

加藤結李愛女流初段は前局で昇級を決めていましたが、最終戦も勝利して7勝1敗でフィニッシュです。
勝てば昇級、負けるとライバル次第という田中沙紀女流2級は、序盤の劣勢から跳ね返したものの最終番で1手毎に評価値が乱高下する乱戦を辛うじて制してC級決定と同時に女流1級へと昇級しました。
山口恵梨子女流二段と高浜愛子女流1級は勝者が昇級の鬼勝負です。山口女流二段の端攻めが無理気味で、敗勢になりながらも粘っていたら最後の最後で高浜女流1級が逃げ間違えての頓死。
山口女流二段は苦しみながらも、がうれしい昇級を決めました。
最後の1枠は貞升南女流二段です。
昇級確率は低かったですが、順位の高い中村桃子女流二段、水町みゆ女流初段がそろって破れたことで、昇級枠が転がり込んできました。

加藤結李愛女流初段、田中沙紀女流1級、山口恵梨子女流二段、貞升南女流二段おめでとうございます!
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【書評】畠中恵『つくもがみ、遊ぼうよ』 [書評]

つくも神が大活躍?するシリーズ第2段です。


つくもがみ、遊ぼうよ つくもがみシリーズ (角川文庫)

つくもがみ、遊ぼうよ つくもがみシリーズ (角川文庫)

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/11/18
  • メディア: Kindle版



実は第2段と第1段と順番を逆に読んでしまいました。
第2段は子供達が主役ですが、第1段ではその親同士が結婚する前の話みたいです。
つくも神とは、作られてから100年以上たった物にやどるあやかしのことです。この本に登場するつくも神は、まったく神様らしくなく、子供好きで、おっちょこちょいで、どこかお人よしです。
いきなり多種多様なつくも神が登場することに戸惑い、読みにくさを感じましたが、短編が進んでいくたびにキャラが頭にはいり、すっと読めるようになりました。
『つくも神、家出します』は、江戸川乱歩の少年探偵団のようなノリで進んでいきます。
全体的にミステリタッチです。

楽しい時代小説を読みたいひとのために!
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