最近の日常【令和４年７月上旬】

〔安倍元首相が銃撃されて死去〕
許しがたい暴挙です。
映像を見ると、ＳＰは前方の群衆を見張っており、背中側は無防備でした。そこを犯人に突かれて、至近距離で撃たれたようです。
全てを完璧に守ることはできませんが、背中側には防弾ガラスを立てるなど、要人警護について強い再考を願いたいです。
安倍元総理が死去した直後に、未だにモリカケを蒸し返して、故人を貶めようとする非常識な新聞がありました。
ここまで頭がおかしいとは思いませんでした。絶望的な気分になります。
犯人の背景については未解明なことばかりです。
歴代最長の総理在任期間を誇り、世界中をまたにかけた外交を主導し、経済を復活させた功績は大きいと思います。
なにより憲法改正への機運が高まったのも、安倍元総理の大きな功績のひとつだと思います。
不慮の死を迎え、心の残りのことが多々あったと思います。
またまだ活躍できたひとですし、なにより日本の損失です。残念でなりません。
いまはただ、ご冥福をお祈りしたいです。

〔参議院選挙の話〕
日曜日は参議院選挙の投票日です。
前回の衆議院選挙はマスコミ等の事前予想が大外れでしたが、今回も選挙戦に元総理が銃撃されて死去するというとんでもない事態になってしまいました。
暴力に負けないためにも、投票にいかなくてはなりません。心からそう思います。

少し前の話です。
通勤していると、ほんの少しだが街頭演説が耳に入ってくる。だけど、うーん、という候補者が多いような気がします。
制度も内容も理解していない流行りのワードを連呼するひとがいて、たぶん党本部からの指示だとは思うが、いかがなものかと。
ロシアについても、「ロシアに経済援助をして戦争を止めさせて～」というテロリストに追い銭みたいな主張をしている現職もいて驚いた。
候補者は無所属をのぞいて党を代表して選挙に出すのだから、政党としてもう少し選別すべきではないかと。

個人的には議員は多い方が良いと思っています。
世の中は複雑化し、議員にも多様な専門性が求められる時代です。
だから流行りのワードを連呼するだけでなく、専門性で勝負する議員がいてもいいとは思うのですが。

第４期大成建設杯清麗戦第１局（加藤桃子精麗VS里見香奈女流四冠）

里見女流四冠がリベンジマッチに挑みます。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/

前期、里見女流四冠は加藤桃子を挑戦者に迎え、２勝３敗で失陥しました。
それからすぐにリベンジマッチに名乗り出るのは実力の証明でもあり、第１期から４期連続して五番勝負に出場となります。
大山康晴十五世名人は、1960年に王位戦ができたとき、第１期から第１２期まで連覇しました。番勝負出場としては１３年連続です。
棋聖戦は第１期から１０年連続出場しています。
第１回から連続という記録に挑める棋士は限られますし、二度目の挑戦はない貴重な記録です。
もし奪取に成功すれば、５期連続まで確定します。
様々な記録を持つ里見女流四冠ですが、新しい記録に向けて幸先のよいスタートを切ることはできるでしょうか！

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/4/seirei202207080101.html

ということで、将棋です。
里見女流四冠は後手番となりましたが、珍しくノーマル四間飛車に振ります。
ここ最近は中飛車一本槍で、しかも自由な駒組でフリースタイルな将棋で快進撃を続けています。
それが、一転して昔からある形を選ぶとは意外です。
対する加藤清麗は穴熊を採用せず、最近の将棋である金無双急戦を選びます。居飛車側が次から次へと新しい作戦を開発するとことに、四間飛車の優秀さが見て取れます。
さて、玉形は後手がやや上回るので、先手は中盤戦で戦果を上げたいです。
ですが、里見女流四冠の60手目の黙って３八角がよいカウンターで、ここから後手ペースになったと思います。
銀と桂馬を取り合っての駒得の上に、と金も作って後手好調です。
先手も６三香から迫りますが、その次の駒損覚悟の特攻である６二角が流石に無理筋だったようです。
以降は里見女流四冠が自玉の安全を確保しながら先手玉を追い込み、126手までまずは幸先の良い白星を挙げました。

第２局は、７月２２日（金）に新潟県新潟市「ホテルオークラ新潟」で行われます！