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第4期大成建設杯清麗戦第1局(加藤桃子精麗VS里見香奈女流四冠) [将棋]

里見女流四冠がリベンジマッチに挑みます。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/

前期、里見女流四冠は加藤桃子を挑戦者に迎え、2勝3敗で失陥しました。
それからすぐにリベンジマッチに名乗り出るのは実力の証明でもあり、第1期から4期連続して五番勝負に出場となります。
大山康晴十五世名人は、1960年に王位戦ができたとき、第1期から第12期まで連覇しました。番勝負出場としては13年連続です。
棋聖戦は第1期から10年連続出場しています。
第1回から連続という記録に挑める棋士は限られますし、二度目の挑戦はない貴重な記録です。
もし奪取に成功すれば、5期連続まで確定します。
様々な記録を持つ里見女流四冠ですが、新しい記録に向けて幸先のよいスタートを切ることはできるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/4/seirei202207080101.html

ということで、将棋です。
里見女流四冠は後手番となりましたが、珍しくノーマル四間飛車に振ります。
ここ最近は中飛車一本槍で、しかも自由な駒組でフリースタイルな将棋で快進撃を続けています。
それが、一転して昔からある形を選ぶとは意外です。
対する加藤清麗は穴熊を採用せず、最近の将棋である金無双急戦を選びます。居飛車側が次から次へと新しい作戦を開発するとことに、四間飛車の優秀さが見て取れます。
さて、玉形は後手がやや上回るので、先手は中盤戦で戦果を上げたいです。
ですが、里見女流四冠の60手目の黙って3八角がよいカウンターで、ここから後手ペースになったと思います。
銀と桂馬を取り合っての駒得の上に、と金も作って後手好調です。
先手も6三香から迫りますが、その次の駒損覚悟の特攻である6二角が流石に無理筋だったようです。
以降は里見女流四冠が自玉の安全を確保しながら先手玉を追い込み、126手までまずは幸先の良い白星を挙げました。

第2局は、7月22日(金)に新潟県新潟市「ホテルオークラ新潟」で行われます!

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