SSブログ

【書評】七尾純『キンギョ』 [書評]

獣医さんからみたキンギョの本です。


キンギョ (ペット119ばん)

キンギョ (ペット119ばん)

  • 作者: 七尾 純
  • 出版社/メーカー: 国土社
  • 発売日: 1998/02/01
  • メディア: 大型本



最初に監修の小田哲之亮先生の経歴が説明されます。水族館につとめていて、そこから動物病院を開業しました。
前半が病気になった金魚の治療で、後半が観察です。
いきなりタナゴが登場したり、やや雑多な内容になっています。
病気になった金魚の治療は参考になると思います。

金魚を飼いたいと思っている子供たちのために!
nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:

創作状況【11月上旬】 [ぼくの公募状況]

日本ハム新監督、BIG BOSS新庄にはワクワクです。

【サイトーメルマガ第170回の内容紹介】
◆創作に役に立つ書籍紹介 倉知淳『皇帝と拳銃』
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第1回)
◆公募情報数点
 来月のテーマは「典型的な倒叙ミステリ」です。
 次回発行は11月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
 https://www.arasuji.com/mailmagazine.html
 ※ページの下の方に登録フォームがあります。

【ショートショートガーデン】
坊っちゃん文学賞用のボツネタその5です。
この手のネタは公募の雰囲気に合わないのでボツ。

〔永遠の翼〕
https://short-short.garden/S-uCTqZF


【小説でもどうぞ】
来月のテーマ「記憶」だけど、ほとんど書きなおす。
これで少しはまともになったかも。
来月は「賭け」ですかあ。何も思いつかないなあ、どうしよう。

【yomeba!】
結果待ちなので、のんびりと。

【星新一賞】
第8回星新一賞受賞作品を読み終わったので、次は第7回星新一賞受賞作品を順番に読んでいきます。

・優秀賞 『テツノオトシゴ』 荒金新也

アイデアとしては言葉遊びですね。
ストーリーとしては、急に町中に鉄の棒がニョキニョキと生える話です。
その鉄の棒はアスファルトにしか生えず、しかも彼らが出す音によって発芽し、成長します。政府も最初は対応しますが、あまりの多さに、最後にはあきらめてしまう。
その鉄の棒正体は、実は宇宙由来の生物で、奏でる和音で会話している可能性を示唆されます。
という感じで、はっきりとしたオチがあるわけではありません。

分類としては不条理系になると思いますが、とにかくセンスが良いです。
この手の話は解説不可能ですが、鉄の棒が増えて、人間たちのしょーがねーなーと諦めていく流れというか、とても良いと思います。
池上高志氏の講評にある「なにか納得のいく説明のないこと。それが人間世界を特徴つける気がするが」という部分が、不条理系を書くときのポイントなのかもしれません。
この作品の良さを、もっと研究したい気持ちになりました。
ぼくとしては、絶賛したい作品です。


【創元SF短編賞】
そろそろ推敲を開始します。
と書きつつ、また今年も忘れたりして。

【ゆきのまち幻想文学賞】
いまさらになって、ゆきのまち幻想文学賞が終了していることに気が付いた。
ストックはおいおい順番に出していきます。

【坊っちゃん文学賞】
ネタを1つ思いつたけど、展開の転がし方がなかなか難しい。

【その他モロモロ】
・福島正実SF童話賞は時期が近付いたら考える。
・みんなが作る「5秒後」コンテストは12月中旬発表
・百物語もそろそろ発表かな。

nice!(6)  コメント(32) 
共通テーマ:

【公募情報】みやさん川柳チャレンジ(川柳・12/28〆) [公募情報]

なんとなく気になる公募です。

〔主催者HP〕
https://www.vill.miyada.nagano.jp/topics/show/862

「みやさん」とは長野県上伊那郡宮田村のイメージキャラです。
聴導犬協会があることから犬をモチーフにしていますが、なぜか白目で、しかもたえず酔っぱらっているという役所とは思えないキャラです。
主催者HPをみると、宮田村のアピールというより、コロナ禍で地域交流が減少する中、川柳での交流を意図しているようです。
応募作品は役所HPで常時UPするなど、なかなかの奮闘ぶりです。
受賞時の副賞については不明です。
応募締切は令和3年12月28日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :宮田村に関すること
最優秀賞:不明
応募締切:令和3年12月28日
応募方法:郵送、メール
nice!(3)  コメント(61) 
共通テーマ:

第3期大成建設杯清麗戦第4局(里見香奈清麗VS加藤桃子女流三段) [将棋]

里見清麗の1勝2敗で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/index.html

加藤女流三段が里見清麗をタイトル戦で角番に追い込んだのは3回目です。
1回目は第7期マイナビ杯ですが、このときは里見女王(当時)の体調不良もあり、2勝1敗から3勝目を上げてマイナビ杯を奪取しています。
2回目は第7期女流王座戦ですが、連勝スタートで一気に角番まで追い込んだもののここから3連敗して奪取に失敗します。
そして、そこから里見戦14連敗が始まります。しかもその連敗中にタイトル戦が3つも挟まれています。
両者は続けて倉敷藤花戦でもタイトルを争います。
加藤女流三段はあと1勝で清麗を獲得できますが、この1勝は先々にまで続く大きな勝利になると思います。
さて加藤女流三段はタイトル戦での連敗を止めて、女流棋界の2強体制に待ったをかけることができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/3/seirei202111090101.html

ということで、将棋です。
先手は加藤女流三段、後手は里見清麗です。いつものように後手はゴキゲン中飛車です。
里見清麗は、本局では銀2枚を中央に並べる積極策で先手の攻めを迎え撃ちます。
加藤女流三段はポンポンと桂馬をはねますが、桂馬2枚と銀1枚との交換となり、やや駒損です。
後手は少し良いと思ったのか、どちらかというとじっくりした展開を選びますが、優劣不明のねじりあいとなります。
93手目を考慮中に加藤女流三段の持ち時間は無くなりましたが、里見清麗はまだ25分残しています。
この差は大きいと思います。
里見清麗は互角の形勢から焦らずにじわじわと模様を良くしていき、攻め合いになってからは一気呵成の勢いでした。
182手まで里見清麗の勝利となりました。
まるで徳川家康のように、急がずじっくりとした指し回しが光った一局だったと思います。

これで2連敗スタートから連勝し、ついに2勝2敗のフルセットとなりました。
最終第5局は11月17日(水)に、東京都渋谷区「東京・将棋会館」で行われます!
nice!(7)  コメント(19) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【公募情報】2021年でんち川柳コンテスト(川柳・12/31〆) [公募情報]

電池に関する川柳の募集です。

〔主催者HP〕
https://www.baj.or.jp/public_relations/battery-senryu/index.html

業界ごとに団体はあるのですが、本コンテストの主催者は一般社団法人電池工業会です。
電池の規格、再資源化、啓蒙活動等を行っています。
規格があるからこそ互換性があり、安心して使えるのですからありがたい限りです。
さて、本公募は「電池」をテーマにした募集です。
コンテスト賞は図書カード3万円分ですが、電池工業会賞を受賞するとアルカリ単三電池、単四電池をそれぞれ40本、計80本も貰えます。
これを魅力的と思うかどうかは、応募者次第ということで。
応募締切は令和3年12月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :電池にまつわるエピソード
でんち川柳コンテスト賞:図書カード3万円分
応募締切:令和3年12月31日
応募方法:インターネット

nice!(4)  コメント(36) 
共通テーマ:

第80期順位戦展望【A級・序盤戦】 [将棋]

概ね4戦まで終了です。

〔対戦表〕 
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2021/80a/index.html

4戦までの結果を並べると、唯一の全勝が斎藤慎太郎八段です。
長考派なので、持ち時間の長い順位戦はぴったりなのかもしれません。後半に永瀬王座、豊島竜王戦が残っているので、この2戦を1勝1敗で乗り切れば2期連続挑戦が見えてきます。
2番手が3勝1敗の豊島竜王です。すでに永瀬王座に勝利しているのが大きく、一騎打ちとなる可能性もあります。ただ、調子が落ち気味なのが心配です。
残留争いですが、厳しいのが10位の山崎隆之八段と8位の羽生善治九段です。
山崎八段は1勝4敗と苦しい星取りなので、残り4勝で3勝は欲しいところです。
羽生九段も陥落の危機で、順位が悪いので残り5戦で3勝は欲しいです。前半の絶不調から抜けつつあるのが好材料とも言えますが、相性の悪い永瀬王座戦が残っているのが不安材料とも言えます。
2勝2敗は5人の団子状態。連勝すれば挑戦権争いに加われますが、連敗するとすぐに残留争いに巻き込まれてしまいます。
糸谷八段は斎藤八段、豊島竜王戦の両方とも残しているので、ダークホースになるかもしれませんが、最近の調子からはむしろ残留争いに巻き込まれる可能性が高そうです。
2勝3敗の菅井竜也八段も黄色信号で、最近の調子から心配です。
後半戦に向けて、いよいよ正念場を迎えつつあります。
nice!(5)  コメント(31) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【公募情報】第9回芥川龍之介恋文大賞(随筆・1/14〆) [公募情報]

受賞者は、芥川龍之介が恋文を書いた離れ(文化庁登録有形文化財)のある「ホテル一宮館」にて表彰式が行われます。

〔主催者HP〕
http://www.ainotomo.or.jp/koibumitaisyou.itiran.html

恋文というと恋人のイメージが多いですが、本公募では「大切なひとへの手紙」なので、恋人とは限りません。
前回の受賞者を見ても「母」「夫」という感じで、幅広いです。しかも現在過去を問いません。
選者はエッセイストの芥川耿子ですが、なんと芥川龍之介の孫です。
芥川龍之介の縁者が選ぶのも、また魅力です。
制限文字数は800字以内、応募締切は令和4年1月14日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:随筆
テーマ :大切な人に届けたい想い
大  賞:一宮館ペア宿泊券
制限文字数:800字
応募締切:令和3年1月14日
応募方法:郵送
nice!(8)  コメント(45) 
共通テーマ:

第2期ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦展望 [将棋]

いよいよ女流順位戦のスタートです。

〔棋戦表〕
https://www.shogi.or.jp/match/hakurei/

[A級]
まず白玲への挑戦権を争うA級ですが、里見香奈女流四冠が絶対的な本命です。
対抗は伊藤沙恵女流三段と加藤桃子女流三段ですが、全9戦の長丁場ですので、里見女流四冠優位は揺るがないと思います。
残留争いですが、レ―ティング的には加藤圭女流二段がやや苦しいですが、初戦で強敵加藤桃子女流三段を破る大きな白星です。
こうなると4位という順位が強みになりそうです。
順位10位の山根ことみ女流二段は白星発進。順位8位の鈴木環那女流三段は黒星と明暗が分かれました。
最後は順位がものをいいそうです。

[B級]
A級昇格2名ですが、香川愛生女流四段と上田初美女流四段が本命で、対抗が中村真梨花女流三段と岩根忍三段です。
本命2名は順位も良いので、昇格の確率は高そうです。
第1戦で上田女流四段と中村女流三段は勝利しましたが、いきなり香川女流四段と岩根女流三段の直接対局がありました。
結果は岩根女流三段の勝ちで、A級に向けて大きな一歩です。
残留争いはレーティング的には武富礼衣初段、北村桂香女流初段、小髙佐季子女流初段あたりが危ないですが、みんな若いので大化けする可能性もあります。
武富女流初段、小髙女流初段は敗れましたが、北村女流初段は嬉しい白星スタートです。
総当たり戦とはいえ、序盤の勢いで勝負が分かれそうです。

[C級]
昇級3人です。
室谷由紀女流三段、本田小百合女流三段、清水市代女流七段の3人はC級では実力が抜けていると思います。3人とも白星スタートで、B級に向けて視界良好です。
abema女流トーナメントにも選ばれた野原未蘭初段、里見咲紀女流初段も面白い存在です。順位2位の野原女流初段は勝利しましたが、里見咲女流初段は黒星です。とはいえ、室谷女流三段が相手なのでやむを得ないのかなと。
降級は4人と多いです。
どうしても力の落ちてきたベテランが不利になりがちですが、このクラスになると組み合わせにもよりそうです。
本当に読めないクラスだと思います。

[D級]
昇級4名に降級点5人です。
山口恵梨子女流二段、内山あや女流2級、水町みゆ女流初段、加藤結李愛女流初段あたりが昇級候補ですし、どんどん上に上がっていくべき女流棋士だと思います。特に山口女流二段はレーティング的にはB級~C級上位のはずです。
4人とも第1戦は見事に白星を挙げました。
女流棋士にはフリークラスがありませんので、降級点が3つつくと引退です。
いままでは女流棋戦の活躍度によって降級点がつけられていましたが、順位戦の降級点に統一するのか、従前の制度も残すのかわかりません。
将棋連盟HPが早く更新されることを望みたいです。



nice!(3)  コメント(21) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

第43期女流王将戦第3局(西山朋佳女流王将VS里見香奈女流四冠) [将棋]

西山女流王将の1勝1敗で迎えた最終局です。

〔主催者HP〕
https://www.igoshogi.net/shogi/Loushou_info/

里見女流四冠は西山女流王将にタイトル戦で4連敗中ですが、カド番まで追い込んだのは何回もあります。
第41期女流王将では1勝1敗から最終局で負け。
第9期女流王座戦では2勝1敗から連敗。
そして第43期女流王将戦では先勝したものの前局で敗北し、これであと1勝で西山女流王将からタイトル戦勝利の対局で4連敗です。
あと1勝の珍記録と言えば木村一基九段ですが、勝てば初タイトルとなる対局で8局連続敗北というある意味で偉大な記録を持っています。
里見女流四冠は分が悪いのは対西山女流王将だけですが、一方的ではありません。
さあ、里見女流四冠は本局に勝利して、あと1勝の呪縛から逃れられることができるでしょうか!

〔棋譜〕徹底解説!将棋の定跡 様より
https://www.youtube.com/watch?v=JcwvnEzbkn8

ということで将棋です。
両者の対局は、いつものように相振り飛車です。
本局はお互いに相手から角交換させようと突っ張った結果、序盤早々に力戦となります。
こうした将棋も面白いです。
里見女流四冠が先に馬を作りますが、自陣に押し込まれて、やや苦しい形勢となります。
そこから暴発せずに、我慢を続けたのが好判断でした。
息苦しかった馬と飛車が交換となり、2筋を攻めあぐねていた飛車を8筋に転換することに成功すると互角となります。
さらに金取りを手抜いて飛車を成り込んだ時点で里見女流四冠が優勢になります。
そこから西山女流王将の丸太のような攻めを交わし、あとは手厚く寄せに行ったところで西山女流王将が投了しました。

これで里見女流四冠の2勝1敗となり女流王将を奪還するとともに、タイトル戦で西山女流王将に初勝利となりました。
これで女流五冠達成です。
里見女流王将おめでとうございます!
nice!(8)  コメント(47) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

最近の日常【令和3年11月上旬】 [日常]

〔期日前投票に行ってきた話〕
投票日に何が起こるか分からないので、できるだけ期日前投票ですまそうとしている。
そうたら、投票所に朝日新聞社とNHKがいた。
朝日新聞社は声をかけてこなかったが、NHKが声をかけてきて、タブレット形式でアンケートを依頼された。
いわゆる出口前調査です。
ネットではあえて投票したのとは別の政党を回答するようなイタズラもあるようですが、とりまえずそのまま回答してみた。
誘導もなく、単純明快な質問には好感が持てました。
いや、本来であればこれが普通なのですが。

〔選挙結果の話〕
マスコミの予想が見事に外れた。
自民党が15減も前回が大勝だったのと単独で絶対安定多数を確保したので実質的に勝利。
伸びると思われていた立憲民主党は比例票が落ちて14減。
維新が躍進して31増えて41。
公明党と国民民主党は3増、日本共産党は3減です。

実質的に立憲民主党と共産党が敗北して、維新の大勝した選挙となりました。
後出しじゃんけん的な話になってしまいますが、マスコミは自民党大敗を予測していましたが、ネットを徘徊した肌感覚だとそこまで負けいないかな、というのを感じていました。
今回は一部のマスコミが間違えたのではなく、全社が一斉に間違えているので、調査方法に問題があったのかな、というのが推測です。
というより、いままでの調査方法では計れない投票行動があったのではないかと。
若い人はあまりアンケートに答えませんので、その若い人の投票行動が拾いきれなかったのが原因ではないか、というのが自分の推測です。
まったく違うかもしれませんが。
nice!(6)  コメント(49) 
共通テーマ:日記・雑感