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【書評】宮田登『霊魂の民俗学~日本人の霊的世界』 [書評]

民俗学者、宮田登の講演録です。


霊魂の民俗学―日本人の霊的世界 (洋泉社MC新書)

霊魂の民俗学―日本人の霊的世界 (洋泉社MC新書)

  • 作者: 宮田 登
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 新書



日本文化に霊魂は欠かせません。
霊魂をテーマとする様々な公演をまとめたのが本書ですが、口述なので話があちこち飛びます。
ただ、語り口が面白く、その微妙な拡散具合が講演会の雰囲気を感じることができます。
原本の初版が1988年ですが、当時は古い風習がまだ生きている時代だったので、紹介された採話にリアルタイム感があります。
七福神が八福神になりかかった話は面白いです。

民俗学をより深く知りたいひとのために!

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