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第17期マイナビ女子オープン戦第2局(西山朋佳女王VS大島綾華女流二段) [将棋]

西山女王の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/thisseason/

大島女流二段は関西の名門、森信雄一門です。
棋士は13人、女流棋士は5人で、名前を並べると
村山聖、増田裕司、山﨑隆之、安用寺孝功、片上大輔、糸谷哲郎、澤田真吾、大石直嗣、千田翔太、竹内雄悟、西田拓也、石川優太、高田明浩、室谷由紀、山口絵美菜、石本さくら、大島綾華、佐々木海法
と、もう多彩なメンバーが並びます。
大島女流二段は、インタビューで、森一門の絆について、「道に迷ったときに助けてくれる」と答えていました。
具体的にはと更問いを受けると「東京将棋会館行く時道に迷って案内してもらいました」となかなか関西的な答えです。しかも教えてもらった棋士を覚えていないとのこと。
なかなか天然系で、今後の活躍が楽しみです。

〔棋譜〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/17/mynavi202404170101.html

ということで、将棋です。
先手は大島女流二段。後手西山女王は自ら角交換して、角交換振り飛車を採用します。
その後お互いに角を打ち合ってにらみ合いになるかと思いましたが、西山女王が銀の繰り替えをした瞬間をとらえて、大島女流二段が仕掛けます。
この仕掛けのタイミングが絶妙で、西山女王は辛抱の時間が続きます。
このままいけば大島女流二段の快勝譜ですが、やはり相手は西山女王、簡単にはいきません。
秒読みの影響もあったか、6二歩と確実な手を選び、遊び駒を使う自然な5二銀不成がこの局面では緩手でした。
5一歩の手筋で龍の利きをずらされると、気が付いたら速度が逆転しています。
124手まで圧巻の終盤力で西山女王が2連勝。防衛まであと1勝に迫りました。大島女流二段は惜しい将棋だったと思います。

第3局は5月12日に神奈川県藤沢市「時宗総本山 遊行寺」で行わます!
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