SSブログ

第82期名人戦第1局(藤井聡太名人VS豊島将之九段) [将棋]

豊島九段が5期ぶりの復位を目指します。

〔主催者HP〕
https://www.meijinsen.jp/

名人戦は将棋界で最も伝統のある棋戦です。
タイトル序列こそ名人戦についで2位ですが、名人戦と竜王戦は他のタイトル戦とは別格に扱われており、なにしろ順位戦という独自のシステムが名人戦を支えています。
順位戦は棋士の収入に直結し、さらに最下級であるC級2組からフリークラスに転落すると、10年以内に戻れないと強制引退という現役生活にも直結しています。
棋士が最も力を入れる棋戦であり、その棋戦の最高峰がA級であり、名人です。
名人戦第1局でしか使われない名人戦駒もあります。
双玉の駒なのですが、そうした駒が存在すること自体が、名人戦の伝統を思わせます。
さあ伝統ある名人戦の第1局を勝利したのは、どちらの棋士になるでしょうか!

〔囲碁将棋TV〕
https://www.youtube.com/watch?v=_dTRYB4y1ro

ということで将棋です。
藤井名人の先手で相掛かりとなりますが、横歩取り調の将棋となり、序盤から力戦となります。
とにかく1手1手が難しく、お互いに考慮時間を挟みながら、まさに研究から外れた力勝負となります。
局面が激しくなったのは豊島九段の50手目、決断の9五角打ちです。
攻め将棋の豊島九段らしく局面を動かしていきます。
かなり評価値がゆれ動きますが、96手目に豊島が3六歩と薄くなった先手の玉頭に手を付けたあたりから、豊島九段の攻めがツボに入り始めた感じがします。
しかし122手目4四香が痛恨のミスでした。棋譜中継では「控室に悲鳴が……」と書かれています。
5六玉と引かれて次に8八歩と馬を封じめられると、急に先手玉が遠くなります。
評価値的には互角でも実戦的には後手難しく、ほどなくして藤井名人が優勢から勝勢となり、141手まで豊島九段が投了、藤井名人の勝利となりました。
豊島九段としたら惜しい将棋を落としました。

名人戦第2局は、4月23日、24日に千葉県成田市「成田山新勝寺」で行われます!
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。