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ABEMAトーナメント2023【予選Eブロック】 [将棋]


いよいよ藤井七冠の登場です。

〔番組HP〕
https://abema.tv/video/title/288-37

注目度の高いチームがそろいました。チーム渡辺には岡本四段、チーム千田には藤本四段、チーム藤井には齊藤四段とデビュー間もない若手がそろっています。
千田七段はabemaトーナメント初参戦で、そういう意味でも興味深いです。

[チーム渡辺 ― チーム千田]
 お互いにリーダーが1勝2敗といまいちで、若手が2勝1敗と奮闘。
 4-4で迎えた中堅同士の佐々木勇気八段と西田拓也五段の一戦に、フィッシャーで大活躍する西田五段が勝利してチーム千田が1勝を挙げました。
 
[チーム渡辺 ― チーム藤井]
 チーム千田を引っ張る藤本四段と西田五段が4局までに3勝を挙げますが、藤井竜王が二人を見事にストップ。圧巻の3連勝に、澤田七段も2勝を挙げて貫禄の勝利。
 千田リーダーはフィッシャー苦手なのか2試合通算で1-4と苦戦したのがチームとしても痛かったです。

[チーム藤井 ― チーム渡辺]
 フィッシャー初登場の澤田七段ですが非常に落ち着いており、2連勝とチームをけん引します。齊藤四段も初勝利を挙げ、藤井竜王は安定の2連勝と、5-0とチーム渡辺を圧倒しました。
 チーム渡辺は調子が上がる前に敗退となってしまい、残念です。

来週からいよいよ決勝トーナメントです!

・チーム千田(予選通過)
 千田翔太  七段  1-4 
 西田拓也  五段  4-2
 藤本渚   四段  3-3 

・チーム藤井(予選通過)
 藤井聡太  七冠  5-0 
 澤田真吾  七段  4-1 
 齊藤裕也  四段  1-2 

・チーム渡辺(敗退)
 渡辺明   九段  1-3
 佐々木勇気 八段  1-4
 岡部怜央  四段  2-3 
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【映画】インターステラー [映画評]

宇宙の描写がとにかく美しい映画です。


インターステラー [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2015/11/03
  • メディア: Blu-ray



ノーラン監督の宇宙を舞台にしたSF映画です。
主人公は元宇宙飛行士です。いまは農夫となって、家族で広大な農場を経営しています。
地球環境は悪化を続け、疫病で枯れる植物に吹き荒れる砂嵐。小麦は全滅し、いまやトウモロコシに頼るしかないところまで追い詰められます。
そこで地球の科学者たちは、移住の可能性を求めて、土星付近に発生したワームホールを通じて、可能性のある惑星に科学者たちを送り込みます。
そしてさらに絞り込んだ数カ所に、主人公と科学者たちは派遣されます。
というのがベースとなるストーリーです。
宇宙に出たらいつ戻れるか分かりません。そうした子供たちとの約束、別れ。重力方程式の未完成問題、解決にはブラックホールの観測が必要。冒頭で描かれるポルターガイストからのメッセージ。
そうしたサブストーリーたちが、メインストーリーに絡んでいきます。
この映画ですが、ストーリーより、とにかく宇宙の描写が別格です。
ノーラン監督はCGを極力使わない主義で知られていますが、宇宙船もわざわざ巨大な模型を作り、撮影しているだけにリアル感が半端ないです。
宇宙空間だから明瞭になる光と影の陰影。
ある科学者の暴走により母船の一部が吹き飛びますが、その破片をかいくぐって子船が近づくシーンは絶品です。
科学的考証には一流科学者が参加していますが、その科学者はのちの重力派の発見によりノーベル物理学賞を受賞しています。
監督、俳優も一流なら、考証を担当する科学者も超一流という奇跡的な作品だと思います。

とにかく美しい宇宙SF映画を堪能したいひとのために!
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【書評】西村幸祐『報道しない自由/「見えない東京の壁」とマスメディアの終焉』 [書評]

「報道しない自由」の問題点に切り込みます。


報道しない自由 - 「見えない東京の壁」とマスメディアの終焉 - (ワニブックスPLUS新書)

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  • 作者: 西村 幸祐
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2022/02/25
  • メディア: 新書



まず第1章で、報道されていな重要な事実についての指摘があります。
中には有名な話もありすが、自分がまったく知らなかったのは彭帥事件です。
中国共産党の有力者から正常ではない男女関係を強要されたことを告発したのですが、この相手の張高麗が北京オリンピックの招致責任者だったそうです。
まったく知りませんでした。
そう知っていれば、IОCバッハ会長のあのジョークとしか思えない酷い対応も、女子テニス協会が声を上げたことも、また別の視点で見られたと思います。
この「報道しない自由」を行使する理由について、著者はGHQによるWGIPにより禁止項目が、自主規制として生きているからだと指摘しています。
洗脳はいまだに解けず、という感じでしょうか。
ただ、このあたり、自分は違う意見を持っていて、単なる「前例主義」にすぎないんじゃないかなと。
過去にこんな感じで報道していたから、今回も同じフォーマットを使って報道という”作業”をしているだけではないかと。
この前例を遡るとWGIPに行きつくといえなくもないですが。
多種多様な意見があって初めて民主主義は成立するので、様々な観点から多種多様な事実を報道するようなマスコミになるよう願っています。

「報道しない自由」について考えたいひとのために!
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