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【映画】インターステラー [映画評]

宇宙の描写がとにかく美しい映画です。


インターステラー [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2015/11/03
  • メディア: Blu-ray



ノーラン監督の宇宙を舞台にしたSF映画です。
主人公は元宇宙飛行士です。いまは農夫となって、家族で広大な農場を経営しています。
地球環境は悪化を続け、疫病で枯れる植物に吹き荒れる砂嵐。小麦は全滅し、いまやトウモロコシに頼るしかないところまで追い詰められます。
そこで地球の科学者たちは、移住の可能性を求めて、土星付近に発生したワームホールを通じて、可能性のある惑星に科学者たちを送り込みます。
そしてさらに絞り込んだ数カ所に、主人公と科学者たちは派遣されます。
というのがベースとなるストーリーです。
宇宙に出たらいつ戻れるか分かりません。そうした子供たちとの約束、別れ。重力方程式の未完成問題、解決にはブラックホールの観測が必要。冒頭で描かれるポルターガイストからのメッセージ。
そうしたサブストーリーたちが、メインストーリーに絡んでいきます。
この映画ですが、ストーリーより、とにかく宇宙の描写が別格です。
ノーラン監督はCGを極力使わない主義で知られていますが、宇宙船もわざわざ巨大な模型を作り、撮影しているだけにリアル感が半端ないです。
宇宙空間だから明瞭になる光と影の陰影。
ある科学者の暴走により母船の一部が吹き飛びますが、その破片をかいくぐって子船が近づくシーンは絶品です。
科学的考証には一流科学者が参加していますが、その科学者はのちの重力派の発見によりノーベル物理学賞を受賞しています。
監督、俳優も一流なら、考証を担当する科学者も超一流という奇跡的な作品だと思います。

とにかく美しい宇宙SF映画を堪能したいひとのために!
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