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【映画】ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 [映画評]

ウィンストンチャーチル、魂の演説が心を揺さぶります。


ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2019/05/09
  • メディア: Blu-ray



時代は第二次世界大戦のイギリス。
ヒトラー率いるドイツが快進撃を続けているさなかに、ウィンストンチャーチルの元に首相就任要請が来ます。
当時のチャーチルは、期待されているわけではありませんでした。
政党間の駆け引きにより、嫌われ者のチャーチルが首相となります。その際に、挙国一致内閣を作るために政敵からも閣僚を登用します。
しかし、劣勢の戦争状況を鑑みて、若者の命を守るため、ヒトラーに対する融和政策をとる前首相チェンバレンと外相ハリファックス子爵と対立し、さらには国王ジョージ8世からも嫌われます。
チャーチルは感情の起伏が激しく、24時間酒を飲み、歯に衣を着せぬ物言いのため政界にチャーチルの味方はいません。
前首相チェンバレンと外相ハリファックス子爵はチャーチル失脚に向けて様々な罠をしかけます。
四面楚歌で和平論に傾いたころ、国王の訪問を受けます。
国王はチャーチルとともに戦うことを決意し、そしてチャーチルに市民の声を聴くよう促します。
チャーチルは生まれて初めて地下鉄に乗り、市民の声に直接耳を傾けます。
市民の戦意を受けて、チャーチルはチャーチルらしさを取り戻し、決意の演説を行います。

という感じのストーリーです。
冒頭で、チャーチルはとても感じの悪い人物として描かれています。実際にかなりの難物だったのでしょう。
そこから妻に叱られ、徐々に周囲の意見を聞くようになり、チャーチルは人物としてひとまわり成長していきます。
特にラストの演説シーンは絶品です。
そのための伏線として、前半にさえないラジオ演説のシーンが流れるのですが、もう、使用前・使用後という感じで、まるで別人のようです。
政治家とはどうあるべきか、というのを示す映画だと思います。

稀代の政治家、ウィンストン・チャーチルのことを知りたいひとのために!
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【書評】石平『中国から帰化して驚いた 日本にはびこるトンデモ左翼の病理』 [書評]

ツィッターという短い言葉でいわゆるパヨクを切ります。





トンデモ左翼の特徴は、一貫性のなさです。
自民党と日本を非難できればなんでもよく、過去の主張との論理一貫性は無視されます。
また、「中韓」への極端な配慮も特徴です。
安保法制に賛成している国は多数あるのに、反日国家である「中韓」の反対だけ取り上げます。
「言論の自由」に対するスタンスもご都合によって使い分け。
日本式左翼が若者から支持されず、退潮とする理由がある意味でよく分かります。
むしろ、なぜ、こんな方向に走ってしまったのかが気になって仕方がありません。おそらくは権威主義や前例主義的な部分が多いのではないか、と個人的には思っていますが。
こういう本が出版できる自由を大切にしたいです。

トンデモ左翼の病理を知りたいひとのために!
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