【書評】吉田篤弘『フィンガーボウルの話のつづき』 [書評]
不思議な雰囲気の連作掌編集です。
連作の主人公は世界の果ての食堂にあるフィンガーボウルの話を書きたいと願っています。そのフィンガーボウルに指をつけると、そのひとの人生が読み取れるのです。
ですが、まとまらないまま、スパイス専門店のPR誌に掌編を連載することになります。
基本的に一話完結ですが、ビートルズのホワイトアルバムがテーマになっています。
これといった強烈なアピール点があるわけではありませんが、徐々に作者の世界観に引き込まれていく。
そんな掌編集だと思います。
空気のような掌編が好きな方に!
連作の主人公は世界の果ての食堂にあるフィンガーボウルの話を書きたいと願っています。そのフィンガーボウルに指をつけると、そのひとの人生が読み取れるのです。
ですが、まとまらないまま、スパイス専門店のPR誌に掌編を連載することになります。
基本的に一話完結ですが、ビートルズのホワイトアルバムがテーマになっています。
これといった強烈なアピール点があるわけではありませんが、徐々に作者の世界観に引き込まれていく。
そんな掌編集だと思います。
空気のような掌編が好きな方に!
2024-05-09 12:00
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