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創作状況【5月下旬】 [ぼくの公募状況]

緊急事態宣言延長の流れです。ワクチン普及まで我慢ですね。

【サイトーメルマガ第164回の内容紹介】
◆本の選び方 ~ 読書のすすめ ~
◆TO-BE小説工房に挑戦中(第74回)
◆公募情報数点
 来月のテーマは「読書のすすめ」です。
 次回発行は6月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
 https://www.arasuji.com/mailmagazine.html
 ※ページの下の方に登録フォームがあります。

【ショートショートガーデン】
百物語用のボツアイデアを順番に出していきます。
これは児童文学的に暗すぎてボツにしたのですが、ホラーなので採用してもよかったかも。

〔いっちゅうひ〕
https://short-short.garden/S-uCTpwd

【TO-BE小説工房】
今月の作品に悪戦苦闘。原因はキャラ造形と舞台設定の不足、ということにようやく気が付く。ようするにイメージを膨らませずに書いているから、こうなる。
さんざんいじくり回して、少しマシになった段階で投稿です。
来月は幕ですか。なんなくミステリを書いてみたくて、ショートミステリにチャレンジです。トリックは手品の応用です。
設定が陳腐すぎるのが、なんともかんとも。

【SSスタジアム】
結果発表までのんびりと。

【星新一賞】
第8回星新一賞受賞作品を順番に読んでいきます。

・優秀賞『ペンを取ってくれませんか?』松樹凛
言語系SFに分類されるのかな、と思います。
相手の感情を分析し、言葉遣いまで完璧に訳される未来の自動翻訳システム、「キャンディボックス」が普及した未来を描きます。
なにしろ、このシステムを使えば相手の歓心を得ることが容易であるため、自動翻訳システムを悪用した詐欺が多発し、社会が変容していきます。
2人の女性が中心となってストーリーは進みますが、この2人が旧世界と新世界を象徴していると感じます。
そして、最後は新世界が「ペンを取ってくれませんか?」の一言で、高らかに勝利を宣言します。
内容はいかにも現代的なSFですが、自分にはちょと苦手なジャンルです。
一本調子のきらいはありますが、新技術の問題点を、論理的にストーリーに落とし込むところに、技術を感じます。

【創元SF短編賞】
来年用の作品はできているので、しばらく放置です。

【坊ちゃん文学賞】
受賞作が公開されているので、順番に読みます。

・佳 作 『枕上げの夜』小笠原柚子
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/machizukuri/kotoba/bocchan.files/17th-06-makura.pdf
個人的にはこの作品がピカ1です。
主人公が住む地域には『瑠璃小豆』という食味は悪いが枕にすると寝心地が最高になる小豆があります。しかも夢を吸い取ってくれるので、朝まで熟睡。
夢を十分に吸い取った枕は打ち上げ花火のように夜空に打ち上げられ、吸い取った夢を夜空に咲かせてから、新品と交換されます。
年1回の行事ですが、次々と枕上げが進み、おばあちゃんの若いころの姿が映し出されます。
これはお祖母ちゃんの夢かな、と思っていたら、最後にほっこりとしたオチが待っています。さり気ない伏線が効いています。
本作は『瑠璃小豆』『枕上げ』『夜空に描かれる夢』という3つのアイデアの複合ですが、それぞれが関連付けられて違和感なくまとまっているところに作者の力量を感じます。
オチは無難な線ですが、全体的な雰囲気とマッチしていて、バランス感覚も優れています。
心から感服いたしました。

【福島正実SF童話賞】
気がむいたら校正します。

【ゆきのまち幻想文学賞】
小冊子が来たら、分析をしてメルマガのネタにします。はい。
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