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第32期女流王位戦第2局(里見香奈女流王位VS山根ことみ女流二段) [将棋]

里見女流王位の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/

山根ことみ女流二段がタイトル挑戦を決めたとき、スポーツ報知に「一部ファンからは「将棋界の西野七瀬」と呼ばれている」という記事が載りましました。
写真より動画の方が、素顔より眼鏡の方が、雰囲気が似ているかな、と思います。
日本将棋連盟には所属女流棋士のプロフィールと写真が掲載されていますが、ここでの山根女流二段はなぜか目を大きく開いたびっくり顔になっています。
わざわざ証明写真のような写真にしなくても……と感じてしまいます。
ファン層を拡大する際に、ルックスというのは大きな要素だと思います。
多彩な棋士がメディアに登場することで、将棋界のイメージは明るく開放的なものへと大きく変わりました。
くだけすぎる必要はないと思いますが、プロフィール写真に棋士の魅力を詰められるようぜひとも一考を願いたいと思ます。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/32/joryu-oui202105180101.html

ということで、将棋です。
お互いに振り飛車党の上に、最近の里見女流王位は中飛車一本となれば、戦型は相振り飛車に決まりです。
基本的に中飛車は相振り飛車に向かないと言われます。理由は相手の攻めが玉頭を直撃なのに対して、中飛車は相手玉から遠くて攻めの迫力に欠けるからです。
ですが、里見女流王位はまったく気にしません。
先手里見女流王位の主張は盤面中央で威張っている6五銀ですが、まとめにくそうに見えます。
それがじっくり指しているうちに後手の進め方が難しくなり、後手の山根女流二段が攻めかかってきたところを見切り、カウンターを決めて101手までの完勝です。
何が良くて何が悪いというわけではないと思いますが、全体的な経験の差なのかもしれません。
2連敗で山根女流二段は後がなくなりました。

防衛のかかる第3局は、6月2日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」で行われます!
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