【書評】村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』 [書評]
青春三部作の続編にあたります。
冒頭は三部作のうち前二作のように、ストーリーらしいストーリーがなく始まりますが、ある女性の死体が発見されたことで、物語が急展開で進み始めます。
ストーリーはありますが、エンターテイメント作品のように冒頭から結末まで計算された筋ではなく、どちらかというと多様なイメージを一本の線でつなぎ合わせたような感じです。
それでも、最終的にはいろろいろと繋がってくるのは、作家としての力量なのでしょう。
村上春樹の強みは、文章だと思います。
人生から虚構をはぎ取って生々しい一面をさらすような会話を多用し、また極端で白を黒と組み合わせるような対向的な比喩も面白いです。
なんとなく読み始めて、いつのまにかに引き込まれる。
村上春樹は、そういう不思議な力を持った作家だと思います。
冒頭は三部作のうち前二作のように、ストーリーらしいストーリーがなく始まりますが、ある女性の死体が発見されたことで、物語が急展開で進み始めます。
ストーリーはありますが、エンターテイメント作品のように冒頭から結末まで計算された筋ではなく、どちらかというと多様なイメージを一本の線でつなぎ合わせたような感じです。
それでも、最終的にはいろろいろと繋がってくるのは、作家としての力量なのでしょう。
村上春樹の強みは、文章だと思います。
人生から虚構をはぎ取って生々しい一面をさらすような会話を多用し、また極端で白を黒と組み合わせるような対向的な比喩も面白いです。
なんとなく読み始めて、いつのまにかに引き込まれる。
村上春樹は、そういう不思議な力を持った作家だと思います。
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