【書評】倉知淳『なぎなた』 [書評]
『こめぐら』と同時出版された倉知淳の短編集です。
いままで収録されなかった短編をまとめて採録されているため、内容はバラエティに富んでいます。
『運命の銀輪』は本格的な倒叙式ミステリ。
『見られていたもの』は叙述トリック。
『ナイフの三』『猫と死の街』は姉妹作みたいな感じ。
『闇に笑う』は日常系。
『幻の銃弾』は翻訳風で、トリックも古典的です。
いかにも倉知淳だなと思ったのは、『眠り猫、眠れ』です。音信不通だった実父の死体が、神社で自らしめ縄を巻いた状態で発見されます。
その奇妙な理由が最後に明かされますが、そこにオカルトを突っ込めるのが倉知淳の特徴だと勝手に思っています。ほんのりくる人情話でもあります。
倉知淳のいろいろな話を読みたいひとのために!
いままで収録されなかった短編をまとめて採録されているため、内容はバラエティに富んでいます。
『運命の銀輪』は本格的な倒叙式ミステリ。
『見られていたもの』は叙述トリック。
『ナイフの三』『猫と死の街』は姉妹作みたいな感じ。
『闇に笑う』は日常系。
『幻の銃弾』は翻訳風で、トリックも古典的です。
いかにも倉知淳だなと思ったのは、『眠り猫、眠れ』です。音信不通だった実父の死体が、神社で自らしめ縄を巻いた状態で発見されます。
その奇妙な理由が最後に明かされますが、そこにオカルトを突っ込めるのが倉知淳の特徴だと勝手に思っています。ほんのりくる人情話でもあります。
倉知淳のいろいろな話を読みたいひとのために!
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