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【映画】トランスフォーマー・最後の騎士王 [映画評]

総集編みたいな映画ですが、いろいろ強引かも。


トランスフォーマー/最後の騎士王 [Blu-ray]

トランスフォーマー/最後の騎士王 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • 発売日: 2018/07/04
  • メディア: Blu-ray



本作では旧3作で登場した俳優も出演です。
元セクター7のシモンズは、ロボット自由区となっているキューバからの出演、オートボットと共に戦った米軍兵士レノックスはがっつり出演です。
本作の真敵はトランスフォーマーを創り出した想像主クインテッサです。
彼女は地球に隠されたマーリンの杖を使い、地球からエネルギーを奪い取ることで、荒廃したサイバトロン星を復活させることを狙います。
彼女の手先となって動くのは、メガトロンであり、洗脳されたオプティマスプライムです。
このマーリンの杖ですが、マーリンの子孫しか使えません(なぜ?)。
というところを抑えてのストーリーですが、相変わらずオートボットは政府から危険視されて保護するものは犯罪者として追われます。
何度も助けられているのに、政府はまったく学習しない世界観のようです。
で、あれこれ逃げていくうちに主人公はロボットと仲が良い少女を拾います。
イギリス貴族から主人公とマーリンの子孫は杖の秘密を知らされて、地球を救うために杖を探すことになります。主人公は英雄として選ばれて(安直!)、不思議な紋章が腕にまきつき、一体化します。
とまあ、こんな感じですが、全体的に中2臭が強くて、どうしても粗が目に付くといいますか。
「地球のエネルギーを吸い取る」と言われても、何のことかよくわかりません。何を吸い取って、それがどうサイバトロンの復興に寄与し、さらになぜ地球が滅びるのかもピンときません。
で、終盤で「地熱を吸い取り……」と説明されますが、熱ならもっと簡単に取れる場所があるでしょ、マーリンの杖とか関係なく。
とかとか、見ていると、どうしてもいろいろつっこみたくなる部分が多いです。
潜水艦で背後から撃たれるシーンがありますが、これ、さすがに近づぎます。それに普通は音響追尾なので、この距離でプロペラぐいぐい回している潜水艦に当たらない理由もよくわかりません。
前作に続いてドラゴンがでてきますが、ヘリコプターの実用上昇高度を遥かに超えた高度なのに、翼で自由自在に飛ぶのも物理法則に反しすぎているような。
あと、民間人が安易に軍用ヘリに乗りすぎです。いくらなんでも子供が隠れて乗るなんてありえないでしょう。
アンソニーホプキンス演じるイギリス人紳士が、最終決戦のときに、わざわざ危険地帯をふらふら歩いてやられるのもよく分かりません。
ストーリーの都合上だとは思うのですが。
オプティマスの洗脳が解けるのは、バンブルビーの声を聴いたからですが、声を取り戻したシーンを見つけられませんでしたし、そもそも、なぜ友の声を聴くと洗脳が解けるのかもいまいち分かりません。
創造主の力は、思ったより限定的のようです。
基本的にエンタメ系は楽しければОKで、細かい辻褄は気にしない人間ですが、さすがに本作は無理が祟っているかなあという気がします。
本作はシリーズ新3部作の第1作目という扱いだったようですが、国内興行収入の不振で続編が無期限延期になったとのこと。
(それでも製作費2億1千万ドルに対して、世界興行収入は6億ドル)
その後、第2作も作られることにはなったようですが。
いろいろと気になることを書きましたが、CPO3そっくりのコグマンというキャラは良い味を出していると思います。
あまりにあざとくて好き嫌いが分かれるとは思いますが、一本調子の映画に彩りを添えていると思います。

トランスフォーマーファンのために!
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創作状況【1月中旬】 [ぼくの公募状況]

見るべき映画や読むべき本がたくさんです。1日36時間欲しい気分。

【第184回のメュー】
◆歴史小説の楽しみ
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第15回)
◆おまけのもう1作
◆公募情報数点
 今回は戦前戦後を代表する国民的作家、吉川英治の紹介です。テクニックは「イメージの借用」「会話形式のちょっとしたテクニック」になります。 
 次回発行は2月5日です。メルマガは無料なので、ドンドン登録してください!
https://www.arasuji.com/mailmagazine/saitomagazine/


【ショートショートガーデン】
これは「小説でもどうぞ! W選考委員版」のボツネタです。
〔ロウカでロウカ〕
https://short-short.garden/S-uCTufY


【小説でもどうぞ】
W選考委員版のテーマ「老化」の2作目に取り掛かる。
設定はかなりお気に入りなのだが、どうもオチがまとまらない。
あともうワンアイデアが必要そうなので、おいおい考えます。
2月は「もの食う話」ですか。闇鍋ネタが殺到しそうな予感。


【yomeba!】
次回のテーマ待ちですね。


【星新一賞】
第6回受賞作の続きを読みます。
・学生部門 優秀賞 『良心の種』関﨑歩
これはかなり怖い話です。
「良心の種」が発明された近未来が舞台です。この「良心の種」は「怖い」という感情を増幅させることで、犯罪抑制効果をもたらします。ところが一部の人間には種が発芽せず、その人物は危険と見なされて目印に黄色いテープが巻かれます。
主人公は、種が発芽しなかった少年です。
まず人間の性格を人為的に一種類に染め上げる発想が、自分には恐ろしく感じました。
登場人物たちも、すでにこの世界に染まっているため、「良心の種」がおかしいとは気づきません。
きっとそういうオチかなあと思ったら、全く違いました(笑)
科学的にそぐわない部分が散見されますが、それは学生部門なので。


【坊っちゃん文学賞】
昨年の応募状況は「作品数:7,026点、応募者数:3,912名」とのこと。
応募者数が少し減って、作品数が少しアップです。


【超ショートショート】
2回目の推敲をする。
テーマ「ライオン像」の第2作の出来があまりに酷いので、ボツにした。
ふとフォルダを見るとボツ箱があり、そこに超ショートショート用に書いたけどボツにした作品が6個入っている。
ライオン像のボツ作品も2つあり、そのうちひとつを拾いあげることにする。
まあ、ありがちな作品ですが、まだマシということで。
あと1回推敲したらまとめて投稿します。はい。


【その他モロモロ】
・おーいお茶新俳句に向けて考えよう。2月末締切。
・オタク川柳に応募。1月30日から投票開始。
・うまい棒川柳に応募。発表がいつなのか分からず。
・SIer川柳の発表は「JARSIA」16号誌上(2023年2月発行予定)とのこと。
・第9回朝礼川柳は落選しました。後日、TOP100の発表もあるそうです。
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