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【書評】田淵俊彦NNNドキュメント取材班『ストーカー加害者~私から逃げてください~』 [書評]

2014年に放映されたドキュメンタリーでは放映できなかった箇所を書籍化したものです。


ストーカー加害者:私から、逃げてください

ストーカー加害者:私から、逃げてください

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/03/26
  • メディア: 単行本



日本では犯罪の研究が遅れていると言います。
なぜ犯罪を起こすのか、犯罪を起こすまでのプロセスはどうなっているのか。
本書はストーカー加害者3名とのインタビューを、できるだけ忠実に再現して、書籍化したものです。
本書では3名をそれぞれ別パターンとしていますが、共通するのは他人の感情に共感する能力の欠如です。
また、強迫神経症のような症状も見られます。
このあたりがストーカーを理解するカギなのかもしれません。

ストーカー加害者の生の声を知りたいひとのために!
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第8回「高橋源一郎 小説でもどうぞ」で『ウソの世界』が佳作に選ばれました [受賞報告・自作掲載]

記事のUPを忘れていたので、記録のために掲載です。
2回目の佳作です。

〔高橋源一郎 小説でもどうぞ〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo08.html

〔作品 齊藤想『ウソの世界』〕
https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/oubo/douzo/douzo08/douzo08_a8.html

ありがたいことに、先月に続いての連続佳作です。
今回はぴこ山ぴこ蔵さんの『あらすじの森』にあるツール『三題噺・通常版』を活用して作成しています。
https://mori.arasuji.com/

このツールは使うとランダムに3つのキーワードが出てきます。意表を突く組み合わせから、新しい発想を引き出すことができます。
本作品では、突拍子もないウソを何個も作る必要がありました。
そのため、本来的な使い方とは異なりますが、『三題噺・通常版』のキーワードでウソを作ることにしました。
出てきたキーワードが「ヤギ」「バス停」「夢のお告げ」だったので、ここで3つのウソを作りました。中盤でも2個のウソが出てきますが、これも同じ手法で作りました。
このウソの並べ方に、エスカレーションの技法を使っています。
前半は自分自身又は身内だけで終わるウソですが、中盤のウソは学校や警察を巻き込みます。騒動の範囲を拡大させることで、ウソを大きくしていきます。
ラストですが、「実は主人公のいる世界こそウソの世界だった」という舞台を反転させて締めていますが、伏線不足で分かりにくかったかもしれません。
これからの課題ということで。

―――――

……という感じで自分のメルマガでちょっとした解説を書いています。
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もちろん無料です!

【サイトーマガジン】
https://www.arasuji.com/mailmagazine.html

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