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【書評】門田隆将『風にそよぐ墓標~父と息子と日航機墜落事故~』 [書評]

日航機墜落事故の遺族の歩んだ道のりにスポットライトを当てるノンフィクションです。


風にそよぐ墓標 -父と息子の日航機墜落事故-

風にそよぐ墓標 -父と息子の日航機墜落事故-

  • 作者: 門田 隆将
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 単行本



書かれたのは日航機事故から25年後、四半世紀を過ぎたあとです。
少年だった遺族は父と同世代となり、だからこそ振り返ることのできる景色があります。
取材されているのは、6遺族です。
520人もの人が亡くなっているので遺族のごく一部でしかありませんが、それれでも丹念な取材によって、6遺族を通じて多くの家族の悲しみを想像することができます。
印象に残っているのは「遺書の重み」です。
夫からの「子供をよろしく」と書かれた遺書が見つかり、母はシャカリキに子育てに走り、無理を重ね、家庭崩壊の危機に陥ります。
そこを乗り越え、子供は二人とも生涯の伴侶を見つけ、母はようやく肩の荷を下ろします。
優れたノンフィクションだと思います。

日航機墜落事故を振り返りたいひとのために!
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最近の日常【令和4年1月上旬】 [日常]

〔12月の株式状況〕
防衛増税と実質利上げで株式が大きく変動する。
両方とも基本的には株価を押し下げる要因ですが、実質利上げは銀行株に限ってプラス要因。
自分の場合は、保有している株式のうち、銀行株の割合が大きいため、結果的に12月は大幅にプラスとなりました。
とはいえ、企業業績がマイナスとなり、令和5年度以降の配当金に悪影響が及びそうで実に不安です。
含み益なんてものは、すぐに消えてなくなるものなので。
コロナショックはわずか3年前ですが、そのときには含み益がほぼゼロでしたから。
しばらくは様子見が続きそうです。


〔アマゾンプライムで映画が見放題であることを知った話〕
昔からアマゾンプライムに加入していた。
元々は加入するつもりはなかったのだが、気が付いたら加入させられていて、送料無料になるしい使用頻度も高いからいいかとそのままにしていた。年数千円程度だし。
だから送料無料以外の特典は知らなかったのだが、最近になって映画が見られることに気がついた。
本当にいまさらだが、興味のないことはまったく調べない人間なので。
種類も豊富だし、画質も良い。これは便利です。
いやあ、この値段でこのサービスには驚きです。しかもほとんどが無料。レンタルDVDが無くなるのも分かります。
これから映画生活が始まりそう。ますます時間が無くなりますなあ。
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