【書評】門田隆将『なぜ君は絶望と戦えたのか~本村洋の3300日~』 [書評]
光市母子殺害事件の遺族が死刑判決を勝ち取るまでの戦いです。
事件当時、本村氏は少年法の厚い壁に阻まれ続けました。
判決は相場主義により無期懲役。少年の実名報道はされず、犯行内容もぼかされる。
犯罪者の人権は守られるのに、被害者遺族は置いてけぼり。
そうした状況に、本村氏は立ち上がり、分厚い司法の壁に穴をあけていきます。
死刑判決が濃厚になった時点で、少年と弁護団は荒唐無稽なストーリーを紡ぎだし、あくまで事故だと主張しました。あまりの厚顔無恥に唖然としたものです。
エピローグで、著者は死刑囚となった少年と面会しています。
彼は「被害者が1人でも死刑に値すると思っています」と語っていますが、いまだに再審請求をしていることから本心かどうかはわかりません。
司法に穴をあけた青年の戦いを知りたいひとのために!
事件当時、本村氏は少年法の厚い壁に阻まれ続けました。
判決は相場主義により無期懲役。少年の実名報道はされず、犯行内容もぼかされる。
犯罪者の人権は守られるのに、被害者遺族は置いてけぼり。
そうした状況に、本村氏は立ち上がり、分厚い司法の壁に穴をあけていきます。
死刑判決が濃厚になった時点で、少年と弁護団は荒唐無稽なストーリーを紡ぎだし、あくまで事故だと主張しました。あまりの厚顔無恥に唖然としたものです。
エピローグで、著者は死刑囚となった少年と面会しています。
彼は「被害者が1人でも死刑に値すると思っています」と語っていますが、いまだに再審請求をしていることから本心かどうかはわかりません。
司法に穴をあけた青年の戦いを知りたいひとのために!