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第14期マイナビ女子オープン第2局(西山佳朋女王VS伊藤沙恵女流三段) [将棋]

伊藤女流三段の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/

囲碁界の話題ですが、仲邑菫が史上最年少で二段に昇段しました。
これがどのくらいかというと、3月15日時点のレーティングで囲碁界全体で225位、女性内では12位だそうです。
西山佳朋女王の姉は囲碁棋士ですが、同日時点のレーティングだと囲碁界全体で348位だそうです。
こうしてみると、囲碁棋士の数の多さにびっくりです。ざっくり数えましたが、470人前後でしょうか。
将棋は男性が約170人、女流が70人ぐらいですので、おおむね2倍になりそうです。
将棋界は西山女王ですら三段リーグを突破できずに棋士になれないほどプロ入りまでの道のりが厳しい代わりに、デビューすればある程度の生活は保障されています。
どちらが良い、というわけではないのですが、運営する側からすると、なかなか難しいところだと思います。
三段リーグの厳しさが、ストーリーになっている部分もありますので。

〔棋譜〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/14/mynavi202104060101.html

ということで、将棋です。
第1局は乱戦でしたが、本局はじっくりとした相振り飛車になりました。
先手伊藤女流三段はオールドスタイルの金無双で、後手西山女王は美濃囲いを採用します。
先攻したのは先手で、端攻めから香交換に持ちこみます。
攻めの香車と受けの香車の交換ですから先手がポイントを上げましたが、ここからの方針が難しかったようです。
気が付いたら後手西山女王に攻めのターンが回っていました。
桂馬が跳ね、香車も先手の急所をにらみ、角も効かせて全軍躍動です。
伊藤女流三段は飛車を転回させて成り込みますが、相手玉から遠く響きません。
以降は後手の攻めが筋に入り、102手まで西山女王の完勝となりました。
西山女王の攻めに回ったときの強さが光る一局だったと思います。

これで1勝1敗のタイです。
第3局は、5月15日に神奈川・時宗総本山 遊行寺で行われます!

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