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第79期名人戦第1局(渡辺明名人VS斎藤慎太郎八段) [将棋]

渡辺名人の初防衛戦が始まります。

〔中継サイト〕
http://www.meijinsen.jp/

使い古された言葉ですが、タイトルは防衛して一人前というのがあります。
渡辺明は竜王戦9連覇など番勝負での強さが際立っていますが、王座と棋聖はタイトルを1期で失っています。
一方で棋王は9連覇中。王将も一時失冠しますが、再獲得してからは3連覇中です。
渡辺明にとって、最初の防衛戦が大きいのかもしれません。
斎藤慎太郎八段との対戦成績は3勝2敗とほぼ五分ですが、3連勝中なので相性は良いのかもしれません。
さあ渡辺名人は、永世名人を目指して、幸先の良い1勝を挙げることはできるでしょうか!

〔棋譜※ロック将棋さんより〕
https://6shogi.com/79meijinsen1/

ということで将棋です。
先手は斎藤慎太郎八段、後手は渡辺明名人です。
先手の作戦は矢倉で、バランス重視の土居矢倉に構えます。後手の渡辺名人は銀矢倉をくみ上げ、待機戦術です。
先手が打開できるかどうか、という将棋になりますが、斎藤八段が思い切って仕掛けていきます。
しかし、狙いすましていたかのように、後手渡辺名人が角切の猛攻をしかけ、100手前後の局面でははっきりと優勢になります。
しかし、斎藤八段が粘って決め手を与えず、渡辺名人を焦らせます。
やや駒損の攻めであるため、攻めが切れたら後手が苦しくなります。
そして最終番になり、斎藤八段が後手の攻め駒を一掃してついに逆転。
179手まで、斎藤八段の勝ちとなりました。
作戦が当たり優勢な将棋になったのに、勝ちきれない。渡辺名人としては不本意な将棋になったと思います。

第2局は、4月27・28日(火・水)に福岡県飯塚市、麻生大浦荘で行われます! 

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