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第50期岡田美術館杯女流名人戦第4局(西山朋佳女流名人VS福間香奈女流四冠) [将棋]


西山女流名人の1勝2敗で迎えた第3局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/

福間女流四冠は、今年の1月1日に結婚を発表しました。
相手は元奨励会三段の福間健太氏で、子供ネット将棋教室を開催しています。
奨励会は平成27年に年齢制限で退会しているので、もう7年も前になります。第55回奨励会ではあと1勝で昇段という状態から痛恨の3連敗。次の第56回奨励会では6勝12敗と大きく負け越し、ここで無念の退会となりました。
奨励会三段リーグは通算で勝ち越しているので、プロ棋士になれる実力はあったはずです。
ただ、少し運が足りなかった。
そういう印象があります。
福間健太氏の兄も元奨励会員で、将棋バーを経営しています。
将棋カップルの誕生が、また、新たな力を生み出してくれることを期待したいと思います。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/50/joryumeijin202402250101.html

ということで、将棋です。
先手が福間女流四冠、後手が西山女流名人です。
西山女流名人の向い飛車に対して、福間女流四冠は中飛車から居飛車に振りなおす福間女流名人のみが採用しているオリジナル作戦を採用します。
福間女流四冠は、西山女流名人が穴熊を目指しているのをみて、角道をあけないまま右銀を繰り出す急戦をしかけます。
47手目の局面をみると、後手桂得でと金もありますが、銀がそっぽなのでいい勝負のように見えます。
その後、逆に駒得になった先手福間女流四冠が角2枚で後手の龍を押し返し、金と成桂とと金の交換をして局面をすっきりさせたところで先手優勢がはっきりしてきたと思います。
その後、後手陣の急所である7四桂打ちが入ってからは、粘るのが難しい形勢になったと思います。
121手まで福間女流四冠が勝利し、これで3勝1敗で女流名人に復位を果たしました。

福間女流名人おめでとうございます!
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